『ユリイカ6月号 特集*任天堂/Nintendo』青土社

ユリイカ2006年6月号 特集=任天堂/NINTENDO 遊びの哲学
いちおうDSは持っているけど熱心な任天堂ファンではないわたしですが、面白く読むことが出来ました。
ブルボン小林+飯田和敏+米光一成の座談会が面白すぎ。
ついついセガの話が出るのもいい。
この調子で、ぜひセガの特集もお願いしたい。<無理

『月の扉』石持浅海 著 光文社文庫

月の扉 (光文社文庫)
ちょっとだけ読むつもりでした。
読みかけの本はいっぱいあるし。
しかし、読み始めたら最後まで止まらなくなってしましました。
あんまりそういう事ない方なんだけどなあ。
という訳で、『アイルランドの薔薇』に続いて石持浅海を読んだ訳ですが、相変われず設定が素敵。
善人男女3人が訳あってハイジャックをしたが、その密室状態の機内で殺人事件。
もちろん警察に調べてもらう訳にはいかないので、ハイジャック犯+巻き込まれた乗客による犯人探し。
うーん、なんでこんな面白い設定を思いつくんだろう。
しかも単に設定が面白いだけでなく、その設定から導きだされる物語とドラマも設定に負けない輝きを放っている。
あと、なんといってもキャラクターへの感情移入の促し方が優れているので、はらはらドキドキとページをめくってしまいました。
全体的に甘すぎず辛すぎず、確かな手ごたえを感じて読み終わることが出来ました。