買うかも。

そういえば劇場で観て以来観てないや。

『オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史』パトリック・マシアス 著 町山智浩 編・訳 太田出版

オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
アメリカ人で日本のアニメ・漫画・特撮のマニアな著者が綴る、日本製サブカルチャーの影響と影響された人たち。
まず読んで思ったのは、訳文の力もあると思うけれど普通のオタクの文章として違和感なさ過ぎ。
意識して読んでないと、著者がアメリカ人であることを忘れてしまいそう。
何でこんなに日本のアニメ・漫画・特撮に詳しいの?
俺より詳しいだろうな、多分。
しかも全然間違ってないし…。
あ、『ヤマト』が全52話、ってのは間違いだと思うけどね。
その『ヤマト』のアメリカ版『スター・ブレイザーズ』をアメリカの子供たちがどう見ていたか判ったのは嬉しいですね。
知識として『ヤマト』が改変(というかニュアンスとしては改悪)されてアメリカで放送されたことくらいしか知らなかったから。
ちゃんと衝撃を与えてアメリカで熱狂的なファンを作り出していたなんて…。
ガッチャマン』⇒『バトル・オブ・ザ・プラネッツ』も、そう。
あと、アメコミへの漫画の影響のところも興味深く読んだ。
(思わずアダム・ウォーレンの画を求めて「マーヴルクロス」のバックナンバーを掘り起こしちゃったよ。結局見つけられなかったけど)
と、いろいろな感慨と感動に包まれた楽しい読書となりました。
そして来年は日本製で最高に出世したと思われる『ゴライオン』⇒『ボルトロン』の実写映画を観て腰抜かすんだろうな〜、俺。