『RYUTist HOME LIVE#261』

運良く仕事が休みになっていたのでRYUTistのHOME LIVEに行ってきました。
新潟の四人組のアイドルグループRYUTisthttp://ryutist.jp/)。
2011年の結成で、わたしは結成初期から見続けてくることができました。
見始めたころはわたしは長野にいたので帰省時にしか見られなかったのですが、新潟に帰ってきても行ける回数はあまり変わりません(泣)。



今回のセットリストはこちら(http://ryutist.jp/?setlist=ryutist-home-live-261)。
オリジナル、カバーを合わせて130曲以上の豊富なレパートリーを持っているRYUTistなので、ライブ毎に(特にHOME LIVEは)雰囲気が違うのが魅力です。
「きみいろ」という初期曲(初披露2011年8月7日!)から「アイスクリームマジック」→「夏でした」→「恋してマーマレード」と甘酸っぱい曲多めのセトリでしたね。
その甘酸っぱい部分が後半の「piece of life」→「涙のイエスタデイ」のカッコよさをグッと引き立てます。
四人が紡ぐ繊細なのだけれど確かな歌唱と、変幻自在ともいえるダンスとフォーメーションが、曲の世界により深く浸らせてくれます。

アンコールでは最新シングル「青空シグナル」(https://www.youtube.com/watch?v=VMHrMNecU_0)もあり、全部でたっぷり13曲の素晴らしいライブでした。


曲間のMCで先週ののんのとむうたんの「チームのりたま 初ライブ」(https://ameblo.jp/ryutist/entry-12404746131.html)についての話が出て、もし今後ともちぃとみくちゃんでユニットを作るとしたらどんな名前にするか、の話ででた案が「ストロングB」(数少ない二人の共通点が血液型がB型だから)。
そのことについてライブ終了後の特典会で、みくちゃんとともちぃに聞いてみました。
  

えーと、みくちゃんが(ちゃんと、みく×ともえ、と書いたうえで)「ストロングB」と書いたのに、ともちぃは「チームゆかり」とw
「ストロングB」って可愛くないからいやだそうです。
流石の友恵先輩だ。
ツンデレ度マジパネェw
という訳で、どんなチーム名になるか未定ですがどんなライブになるか楽しみ(そもそもそのユニットが本当に誕生するかは不明です)。

『七人のイヴ』Ⅰ ニール・スティーヴンスン 著 日暮雅通 訳 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ

七人のイヴ ? (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

長い間待ったよ。
ついに我らの、いや俺の。
ニール・スティーヴンスンが帰ってきた(邦訳で)。



スノウ・クラッシュ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)スノウ・クラッシュ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

スノウ・クラッシュ


ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)ダイヤモンド・エイジ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

『ダイヤモンド・エイジ』


クリプトノミコン〈1〉チューリング (ハヤカワ文庫SF)クリプトノミコン〈2〉エニグマ (ハヤカワ文庫SF)クリプトノミコン〈3〉アレトゥサ (ハヤカワ文庫SF)クリプトノミコン〈4〉データヘブン (ハヤカワ文庫SF)

『クリプトノミコン』


全部大好き。

もちろん「ユリイカ」の特集号も愛している。
ユリイカ2002年10月号 特集=ニール・スティーヴンスン 暗号化するフィクション


期待を込めまくって読み始めた『七人のイヴ』。
邦訳では三分冊ですが、原書では一巻本。
なので、この本ではまだほんの一部分。
そして「本筋からの脱線大王」「ディテール凝りまくり」という印象のスティーヴンスンが今回はどんな
感じかというと、「あまり脱線しない」「相変わらずディテール細かすぎ(←褒めてる)」。
謎の力(存在?現象?)で月が破壊され、その破片が地球に降り注ぐことが予想された。
そのため地球の人類文明が滅んでしまうことも。
その期限まであと2年。
この条件下、人類はその文明を可能な限り宇宙へ送ることを選択。
国際宇宙ステーション(イズィ)がその活動の中心となる。

現在の科学技術の範囲内で、(滅びを避けるために)全力宇宙開発。
そう、ゲームオーバー目前だから全額投入してきます。
そこで描かれるディテールの緻密さ(宇宙服の脱ぎ方とかね)とギーク的な知恵と工夫(水の集め方とか)
が楽しい。
お金とか気にしなければ(今の技術で)そこまでできるのか人類!という感動を
(破滅がすぐ目の前にあるのにという)罪悪感を持ちつつ抱く。
そういう読み味って珍しいな、と思いながら、この後どうなるのか、と期待して読了。
次も楽しみだ。
(何とか1か月以内に読み始めたいぞ)

『星界の戦旗? 宿命の調べ』 森岡浩之 著 ハヤカワ文庫JA

星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA)



最新刊が5年ぶりにでるというので大慌てで積んでいた(←おいっ!)当時の最新刊(このときで前巻から9年ぶり)を読む。
……、うん、『戦旗』でそれまでにあったことをほとんで忘れている。
そしてルビがいっぱいで読みにくい(というか自分がどういう風にこのルビと付き合ってきたか思い出せない)。
でも読み進めていくうちに、徐々に読み方を思いだしてきた。
わたしの場合は、本文の方を読んでルビは視界に入れる程度にして、同じ単語が再度出たときはルビを方で読む、という感じで読みました。
このシリーズだとそれが自分に合う。
で、内容なのですが、最新刊が既にでちゃっているのでネタバレ気にせずにいきます。
圧倒的にアーヴがやられます。
でも感傷や情緒とは無縁の(と人間には思える)アーヴがどう敗れていく戦いをするのか。
そこが読みどころです。
悲壮感とはまた違った何かがでていた気がします。
そして一線から退いていたアーヴの皇族たち(長寿で普通に元気)が続々と参戦するところは、宮崎アニメ的楽しさもあったり(でもアーヴなので見かけは若いまま)。

よし、これで次の『星界の戦旗』第二部に向かえるぞ!

『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』3巻 川原正敏 作 講談社コミックス

龍帥の翼 史記・留侯世家異伝(3) (講談社コミックス月刊マガジン)

3巻まできました。
そして張良、ついに出陣。
知謀というのは単なる頭の良さではなく、人の心の動きも読み取れる/予測できるという感じか。
それでも、なかなか思うようには行かなくて、窮奇・黄石の力だけでなく、劉邦(能力はなくても器がめちゃでかい、でかいだけというのをちゃんと表現しているのがすごい)をはじめ様々な人の力添えを得て目的を果たそうとする張良の手腕(と心根)。
面白い。
そして、わたしは不勉強で諸々の『項羽と劉邦』の物語を知らない(『史記』も読んでいない)ので、この先がどうなるか全く判らず、ものすごくドキドキしながら読んでいます。