Hatena::ブログ(Diary)

九大林政・フィールド日記2

森林政策学研究室スケジュール・Forest Policy Lab. Schedule

2016-07-13

背表紙の中身

森耕二郎著(1935)社会政策要論、 弘文堂書房

f:id:rinsei:20160713140959j:image:w200

背表紙

f:id:rinsei:20160713141000j:image:w200

背表紙の中身)

本革表紙の本なんかは崩壊寸前のものもありますが、この本は状態は良い方と思ったら外表紙が外れました。背表紙の内側には漢文書物の一部が現れました。おそらく製本業者リユースしていたのでしょう。時代が新しくなってくると日本語の書物の一部が使われています。

著者の森耕二郎先生は最後の九州帝国大学法文学部長をお務めになられたのち改組があり初代経済学部長になられた方のようです。

リアルタイムでみたかった時代

雑誌「経済評論」日本評論社より

f:id:rinsei:20160513184834j:image:w200

(ブレジネフ政権

f:id:rinsei:20160513183257j:image:w200

コルナイ・ゴムルカ論争)

経済評論」は昭和21年から平成に入るまで発行されていた月刊誌です。

東が揺らぎはじめて冷戦を迎えたとき、社会主義にある種の憧れをいだいていた日本の識者(特に経済学メインストリームではない周辺領域にいたひとたち)はどのように感じていたのでしょうか。この研究室を発掘していると社会主義へ強く関心をもっていたという形跡がたくさん残されていますので。

(かわさき)

2016-05-16

熊野川電源開発報告書

f:id:rinsei:20160430170258j:image:w200

(表紙)

f:id:rinsei:20160430170304j:image:w200

(内表紙)

熊野川の水力発電所の設計図などの冊子。熊野川流域の自治体などに調査に行きもらって来たものだと思われる。

内表紙に「経済審議庁」の印。経済審議庁は1952〜1955年の間にあった内閣に所属する組織で前身を経済安定本部(1946〜)、後身を経済企画庁(〜2001)。現在は内閣府各部局に業務継承されている。

装丁がきれいな郷土史

記念大典長崎縣大観、中川観秀・著、大正4年(1915年)発行

f:id:rinsei:20160430173300j:image:w200

(表紙)

f:id:rinsei:20160430173422j:image:w200

背表紙

長崎紀要、第二回關西九州府縣聯合水産共進會長崎縣協賛會、明治40年(1907年)発行

f:id:rinsei:20160430173435j:image:w200

(表紙)

青森縣史、青森縣史編纂委員識、大正15年(1926年)発行

f:id:rinsei:20160516164827j:image:w200

(表紙)

近江蒲生郡志、滋賀蒲生郡役所、大正11年(1922年)発行

f:id:rinsei:20160516164959j:image:w200

(表紙)

郷土史装丁に手が込んでいて、当時の経済的余裕が感じられます。

2016-05-06

経緯

移転に向けて大学図書館に登録がある図書のうち移転後に研究室配架にしない図書をここ数か月のうちに図書館に返却しなければならないため図書(備品)を整理しています。なぜならば、移転後は研究室占有スペースが減るため今ある図書すべてを保管できない。しかも、移転後には図書館は研究室配架図書の返却に応じない。よって、時間の経過で情報が劣化するもの(辞書、自然科学系基礎本など)、研究室のメインテーマから遠い分野(かつ他の学部・研究室がメインテーマとしている分野)、読める人がいない言語の本(ドイツ語、ロシア語)などの図書図書館に返却する予定です。その中で見つけた面白いものをこのカテゴリーで紹介していきます。

今整理しているのは戦前〜昭和初期に出版あるいは購入された図書(備品)。

f:id:rinsei:20160430165718j:image:w200

昭和初期には封建制度について関心があった研究者が在籍していたようです。

(かわさき)

2016-04-28

九州帝国大学図書目録

九州帝国大学図書目録 補遺増加編

昭和10年2月発行、PP932

(塩谷先生蔵書)

f:id:rinsei:20160428103402j:image:w200

(表紙)

f:id:rinsei:20160428103417j:image:w200

(内表紙)

f:id:rinsei:20160428103520j:image:w200

(本文の一部)

九州帝国大学図書館に昭和8年3月末までに新規登録した前巻に漏れた和書の目録。

活版印刷、旧字体、本の題名の送り仮名は平仮名だが、説明文はカタカナ表記。

(川崎)

CATALOGUE OF THE KYUSYU IMPERIAL UNIVERSITY LIBRARY

CATALOGUE OF THE KYUSYU IMPERIAL UNIVERSITY LIBRARY

SUPPLEMTNT III 1936-1938

1940年発行、pp486

(塩谷先生蔵書)

f:id:rinsei:20160428103540j:image:medium

(表紙)

f:id:rinsei:20160428103713j:image:w200

(本文の一部)

九州帝国大学図書館に昭和11年1月〜13年12月までに新規登録された欧文図書と前巻に漏れた欧文図書の目録。

欧文図書の通り、英語だけでなくドイツ語、フランス語の本もアルファベット順に収録されている。

印刷会社は神戸市神戸区の田中印刷出版株式会社(福岡に欧文活版印刷をできる印刷会社がなかったのか?)

(川崎)

Sozializmus und Landwirtschaft

Sozializmus und Landwirtschaft

Dr. Eduard David

Verlag von Quelle & Meyer in Leipzig

1922年発行

f:id:rinsei:20160428104000j:image:w200

(表紙)

f:id:rinsei:20160428104015j:image:w200

(内表紙)

社会主義と農業」(ドイツ語)。大正11年発行なので初代教授の時代に購入したのか?

内表紙には「九州帝国大学農学部林学教室」の印。林学図書館、農学部図書館の所蔵番号があり消印がないので移管されたのか管理のため二重に登録してあったのか不明(困る)。当時も検収制度があったみたい。

(川崎)