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経営管理の修士号取得後、4年間の海外勤務を経て独立し、京都で町屋を使った宿を立ち上げています。

2011-01-16

【カネカ】ビジネスコンテストに参加してみた【コエンザイムQ10】

| 07:32 | 【カネカ】ビジネスコンテストに参加してみた【コエンザイムQ10】を含むブックマーク 【カネカ】ビジネスコンテストに参加してみた【コエンザイムQ10】のブックマークコメント

カネカ×慶応ビジネススクール主催のビジネスコンテストに参加しました。予選通過の連絡は2011年の1月25日に来るそうです。

還元型コエンザイムQ10 マーケティングプランコンテスト

http://www.kanekaqh.jp/contest/index.html

株式会社カネカ

http://www.kaneka.co.jp/

株式会社カネカ(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%AB

カネカとしては近年新たに開発した素材である「還元型コエンザイムQ10」を売り込みたいようなのですが、これまで企業間取引がメインだったため、消費者への直接的な販売ルートを持っておらず(正確に言うとサプリメントの自社ホームページでのネット販売を行っていますが)、今回のコンテストでアイディアを募りたい、というのが今回の趣旨のようです。賞金200万円は決勝に残った8チーム評価に応じて分配されるそうです。以下、コンテストのお題を記しておきます。

カネカが開発した『還元型コエンザイムQ10』を広く社会に普及させるためのマーケティングプランをビジネススクールの学生から募集いたします。ビジネススクールで学んだ知識を実践のケースに応用する機会を提供すること、社会におけるMBAビジネススクールの地位や価値を高めることを目的としております。また企業にとっても、戦略やマーケティングの視点を製品や事業に反映できるメリットがあると考えております。

以下の画像のような消費者おいてきぼりの広告を打っている時点でカネカマーケティングセンスにはかなり疑問符が付きます(東京駅で撮影)。「還元型」とは何なのか?商品の効用は何なのか?ということが見えてきません。また何か事情があるのでしょうが、このようなセンスの無い広告を打っているところを見ると、大手の広告代理店に依頼するという考えは無く、今回のコンテストで良い案があったら採用しようと考えている模様。

f:id:rintan0103:20101228190818j:image

まだ決勝に残る可能性があるのであまり情報開示は出来ないのですが、今回のポイントは以下に示すようなことだと思います。

カネカの弱み

  1. これまで企業間取引がメインだったため、消費者への販売窓口がない
  2. 同様の理由で消費者向け製品開発のノウハウが少ない

今回のマーケティングプランにおける目標

  1. 短期的には「還元型コエンザイムQ10 」という素材の認知
  2. 長期的には消費者への「カネカ」という会社自体の認知

京大から参加した他のチームの案も見せてもらいましたが、皆さんマーケティングプランにおける目標の2.をどのように達成するかで苦労していた模様。僕達のチームも一日かけて議論したことが、目標を達成できないという理由でボツになったりしました。

今回の参加を通じて学べたことは以下の2つです。

1.既存のフレームワークは(悔しいけど)議論の方向性の決定と収束にとても有用だということ。

マーケティングプランの策定における教科書レベルのフレームワークは以下のようなものだと思います。

  1. マーケティング目標の設定
  2. セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング
  3. コンセプトの設定およびマーケティングミックス
  4. 市場分析・競合分析など各種分析
  5. 2.-4.のフィードバックを通じた合理性・有用性のチェック

この手の議論をするときにはまず議論のプロセスがどのようなものか、ということを始めにチームで共有しないといつまで経っても議論が集約していかないばかりか、関係の無い部分で無駄な議論を重ねることにもなり、限られた時間の中で一定のクオリティー以上の成果物を出すことが難しくなります。(悔しいけど)といったカッコ書きをつけたのは、新しいフレームワークを皆で創出し、その枠組みの中でプランを出せれば。。。と思っていたのですが、数週間でフレームワークを生み出し、しかも検証されてないものを使用するのは色々と困難であるということが解ったからです。今回の場合は既存のフレームワークを利用するのが合理的と判断しました。

2.全員がプランの全体像を把握し、腹に落ちていないと全員参加型のディスカッションが出来ず、参加者全員の知見を活かしたプランのブラッシュアップが出来ないということ。

よくやりがちなのがチームで担当部分を決めて、調査・立案を行う、といったことなのですが、結局議論の全体像や最終到着地点が見えていないと部分的にはもっともなことを言っているようでも最終目的と合致しない意見・資料になってしまうということ。作業の効率化を図るなら「この人は作業だけやる人」というようにもう議論には参加しない作業班のようなものを作るのも状況によっては有用であると感じました。

最終的な提出案は、現在カネカさんがターゲットとしている層や商品とはだいぶ違うものとなり、どう評価されるのか楽しみです。以下の画像はそのプロダクトのイメージ画像ですが、以前仕事で知り合った3Dモデルのオペレーターさんに作って頂いたもの。プロダクト名の「Q10+」、「kaneka」の文字が見えます。決勝に残ることができたら、また詳細を報告させていただきたいと思います。

f:id:rintan0103:20110111021036j:image

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