「PIFTS.exe」の正体がついに判明、ノートンの開発元であるシマンテック社が公式掲示板で謝罪 - GIGAZINE(情報元のブックマーク数)

[openmya:039735] ひっかかってる人います?経由)

Norton Internet SecurityNorton Antivirus 2006、2007にPIFTS.exeというパッチが出回ったとの事。それもSymantecの署名がなかったため警告が出てしまって、みんな大慌て、、、、らしい。

結局署名はヒューマンエラーでつけられなかったので、取り戻し・・・ということで、その間にも騒ぎがおおきくなっちゃったみたいです。

経緯としては、現地時間の3月9日にNorton Internet SecurityNorton Antivirus 2006、そして2007向けに「PIFTS.exe」というパッチを太平洋標準時刻で午後4:30〜7:40の約3時間の間だけリリースしたとのこと。ところがこのときに配布された「PIFTS.exe」にはシマンテックの署名が入っておらず、一種のヒューマンエラーであったとのこと。そのため、ファイアウォールに通信が引っかかってしまい、警告のダイアログなどが表示された、とのことです。

当然ながらこのパッチ配布直後からシマンテックに対して報告が上がり始めたそうです。今回のような無署名のファイルのリリースというのは極めて希な事象であり、ノートンのユーザーには何の危険もないため、何かする必要はない、ということのようです。

「PIFTS.exe」の正体がついに判明、ノートンの開発元であるシマンテック社が公式掲示板で謝罪 - GIGAZINE

こっちが先だったが、掲示板はスパムと認定されて削除されていたとの事。

日本時間の2009年3月10日午前9時頃から、世界中のノートンインターネットセキュリティを使っている人の間で次々と「PIFTS.exeという見慣れないファイルが通信しようとしている」というような意味の警告(PIFTS.exeがDNSサーバーに接続しようとしています、など)がモニターに突如として出現、一体何のことか検索しても最初はまるでひっかからないのでわからず、海外ではノートンの公式掲示板(いわゆるフォーラム)にて「Pifts.exeって何ですか?」という質問のスレッドを立てるも、なぜか削除。引き続き質問のスレッドを次々と立てるも次々と削除されまくり、「ノートンは真実を隠そうとしている!」「一体このファイルは何だ!」ということで掲示板が荒れに荒れまくり、めちゃくちゃになってしまっています。

謎の実行ファイル「Pifts.exe」をめぐって、ノートンインターネットセキュリティの公式掲示板が大荒れに - GIGAZINE

Symantecは謝罪したみたいですが、既に検索上位に悪意のあるマルウエアやスパイウエアを配布するページが出てきているとの事。

さらに今回の件についてはシマンテック社のノートン掲示板管理者であるTony Weiss氏からも説明があり、「PIFTS.exe」についての「陰謀」や「隠蔽」などは何もなく、どこかのユーザーが掲示板を荒らし回っただけであり、荒らしたユーザーの立てたスレッドを削除、さらにそれらに関与したアカウントを削除しただけ、だそうです。しかしながらこの際にいくつか無関係のアカウントも巻き込まれており、無関係なのにアカウントが削除されたり、掲示板に書き込む権限を失った場合には個別に連絡してもらえれば復帰させてくれるそうです。

なお、説明が遅れた件については、情報を収集していたために遅くなっただけであり、そのことについては謝罪しています。さらに掲示板を荒らすスパマーのアカウント削除について、まったく無関係のユーザーも巻き込んで削除してしまったり、権限を剥奪した件についても謝罪しています。

「PIFTS.exe」の正体がついに判明、ノートンの開発元であるシマンテック社が公式掲示板で謝罪 - GIGAZINE

また、既にワシントンポストなどでも報じられているように今回の「PIFTS.exe」についての検索結果の上位に悪意のあるユーザーがマルウェアスパイウェアなどの配布を試みるページが出てくるようになっており、未知のサイトへのリンクをクリックする際には気をつけるようにアドバイスしています。

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