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活字中毒者地獄のりす蔵 RSSフィード

2018-04-12

27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力/グロービス経営大学院

| 15:36

27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』を読んだよ。結局はPDCA

以前に、JMOOCを受講した際に、参考図書として上げられていたのが本書。講座の講師がグロービス経営大学院の教員だったゆえの参考図書なんだろうね。

では、いきなり本書の趣旨。

本書は、「学ぶ技術」を速読術、記憶術、試験必勝法といった即効性のあるスキルを身につけるためのものではなく、「ビジネスパーソンとして成長し続けるために、日常生活そのものを、学び続けるサイクルにするためのもの」 と位置づけて紹介していきます。
そう、これはまさに学びのPDCAサイクルの確立ってこと。そのために、何をどのようにしていったらいいのかを、まとめて紹介しているよ。でも、学びって範囲が広くて、どれをどのように?って考えてしまうけど、結局は、
変化が激しい今の時代に置いて、普遍的に学べることは、唯一「学び方」そのものかもしれません。
ってこと。学び方を学ぶこと、これは意外に重要なんだよね。

で、その学び方。重要なのは「アウトプット」。インプットは今までの勉強の延長でなんとかなるかもしれないけど、アウトプットはあまり学ぶ機会がないからね。筆者曰く、

学びを効果的にするためはアウトプット、アウトプット、アウトプットです。
と、端的。そして、適切なフィードバックを受けるためにも良質なアウトプットが必要になり、
いずれにせよ、レベルの高いフィードバックを引き出せるかどうかは、「自分がアウトプットに対してどれだけ準備を重ねてきたか」ということ次第です。全力でアウトプットするからこそ、その対価として質の高いフィードバックが返ってくるのです。
ということに。

変化の激しい時代に、学び方も変わるんだ…ということを学びました。27歳は遠い昔だけどね。

27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力
27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力グロービス経営大学院 田久保 善彦

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2018-03-17

ブロックチェーン革命/野口悠紀雄

| 11:33

ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現』を読んだよ。IT革命の完成版。

今回も引き続き「Fintech」。筆者は野口悠紀雄先生だから、『仮想通貨革命』の続きっていう感じかな。だから、『FinTechが変える!』よりは、さらに社会的な観点からの「ブロックチェーン」を論述しているよ。

そして、論点は副題にある「分散自律型社会」ということ。要は、ブロックチェーン技術が分散自律型社会を出現させるということ。いや、Internetの出現により分散型社会になりつつあるんじゃないの?って思うかもしれないけど、金融的にはまったくそうなっていないということ。改めてそう言われると確かにそうかも。お金って未だに金融機関を通さなければ、何もできない状態だよね。でも、ブロックチェーンの技術は金融機関だけに留まらない。そこで、

世界はいま、ブロックチェーンという新しい技術の潜在力に気付いた。そしてそれが、未来のビジネスチャンスの宝庫であることに気付いた。それだけではなく、この技術が社会と経済を根底から変えてしまうことを認識したのだ。これはインターネット黎明期と同じような状況だ。
と筆者。金融機関以外では、IoTサプライチェーン医療、教育などでも用いられるということ。ピンとこない分野もあるかもしれないけど、P2Pという概念が分かれば、同じことだと気づくんだよね。

もう一つ、信頼性をどう考えるかという問題。

ブロックチェーンの世界においては、人や組織を信頼する必要がない。改竄できないデータがブロックチェーンに埋め込まれているからだ。そして、数千台のコンピューターが働いてそれを維持している。これこそが信じるに値するものである。
そう、大企業だから、行政のやることだから信頼できるという世界からの脱却。だからこそ革命なのかもしれないけど、人々の心がここまで変えられるのか…。ましてや日本では難易度が高そうな気がするよね。

いや、いつの間にかそんな世界になっていた…っていうのが世界の変え方なのかなぁ〜。

ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現
ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現野口 悠紀雄

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2018-03-12

FinTechが変える!/小林啓倫

| 23:16

FinTechが変える! 金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス』を読んだよ。そして、社会が変わる!

ここ数年の気になるキーワードがこの「Fintech」。当初は証券市場での新たな展開かと思っていたんだけど、ビットコインが出始めてから、おや何か違うな…と感じ始め、あら世の中変わるわ…という展開に、自分的な注目がさらに増加。その後は、『仮想通貨革命』などを読んだけど、その後の展開が気になり、次は本書ってわけ。

まずは本書の冒頭に紹介されているエムペサの事例。ケニアで展開されているモバイルマネーなんだけど、要は金融機関が利用できない人々が手軽に送金できるシステムであったことが普及のポイントになっているよ。そして、金融機関といえば、リーマンショックによる「金融サービスへの意識変化」の影響も大きいと。つまりは、若者の金融機関への不信感。信頼と安定が従来の金融機関の強みだったのにね。「銀行は必要なくなる」という意識が人々の間にどう広まるのか、今後のFintechの命運を分けそうな感じ。

そして、Fintech電子マネーだけの世界に留まらない。クラウドファンディングとか、投資とか、保険とかにもその活用の場が広がっている。そう、学費ローンにまでも。そうなってくると次はPFM(個人資産管理)の世界に辿り着く。ネットの世界にどこまで個人情報を公開するかが課題にはなるけれども、そのリスクを受け入れてまで、メリットがあれば人々は利用するようになってくる。特に若い世代はそう考える人が多いかもね。

SNSの世界にもFintechが及ぶ。つまりは、

このように人々が長い時間滞在しているのが、メッセージアプリソーシャルメディアである以上、彼らにわざわざ企業ウェブサイトを訪問してもらうのではなく、企業側から出かけていくというのが懸命な判断だ。
ということ。ここに決済機能を付ければ、それは便利なことこの上ないよね。

そして、総括。

フィンテック金融テクノロジーではなく、社会全体を変えるテクノロジーだ。
と筆者。お金という概念を一変させる効果があるよね。そういう意味で、テクノロジー以上の意味があるんじゃないだろうか…。

FinTechが変える! 金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス
FinTechが変える!  金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス小林啓倫

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2018-03-03

ネットの高校、はじめました。/崎谷実穂

| 19:05

ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命』を読んだよ。ネット時代の教育のあり方だ。

2016年4月に開校したN高等学校。メディアや業界では話題になり、去年に本書が本屋の店頭に並んだ時に、すごく気になったんだけど、なぜか読みたい本リストに入れていなかった。どうして今頃になってという感じなんだけど、きっかけは高大接続。高校を知らずして、大学を語るべからずというか。今や、初等中等教育の改革はどんどん進んでいるしね。

N高校とはなにか。ドワンゴとKADOKAWAが設立した通信制高校のこと。ネットとメディアがタッグを組み、それらのノウハウを活かした教育を行っていることが一つの特徴。でも、それだけではないっていうのがミソで、やっぱり教育内容(カリキュラムとか教育体制)がユニークなんだよね。そして目指すは生徒数12万人。これは凄い数字。これが実現すると教育の有り様が変わるかもしれないね。筆者曰く、

N高は、未来の“普通”をつくろうとしているのだ。
と。そう、N高校がスタンダードな高校の有り様になる日を目指しているってこと。目標は高いほうがいい。

で、授業の方法は基本はeラーニング。でも、ニコニコのノウハウや技術を使っているので、一般的なeラーニングとはちと違う。そのリアル感というか双方向性のレベルが違うんだよね。だから、分からないことはすぐに確認できるし、その場で他の生徒から教わることも可能になるっていうわけ。しかも、教育コンテンツが必要に応じて作ることもできるわけで、

むしろ、自主性があれば、通常の高校生以上に学べる環境を用意している、というところを売りにしている。
というネットを活かした展開も有り。N高校にしたら当然の帰結なんだろうけど。

最後に、N高校の野望。

そこで、N高はイデオロギーではなく、具体的な「結果」を重視することにしました。
と。その結果とは「仕事に就ける」と「大学合格」の2つ。分かりやすく、シンプル。これがいいよね。

さらには、

そもそも「こういう子に入ってほしい」というのではなく、入ってくれた子にどれだけ役立つ教育を僕らが提供できるか、という考え方をしています。
と、アドミッションポリシーを否定。いや、これも考え方の一つだよね。うん、悪くない。

N高校と普通の高校、両方あっていいと思う。それこそ、人の生き方の問題だからね。

ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命
ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命崎谷 実穂

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2018-02-19

未来の年表/河合雅司

| 23:59

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)』を読んだよ。日本、最大のピンチ。

少子高齢化問題が日本に突きつけられている課題として認識されて久しいが、何がどこまで対応が進んでいるのかイマイチ分からないという印象。そもそも、少子高齢化の行き着く先は何なのかというのが、よく分かっていないのかもというのが正直なところ。

そこで、今後の日本にどんなことが起きるのか、その予測を時系列でまとめ、その対策の私案を展開したのが本書。だから、副題が「人口減少日本でこれから起きること」になっている。

類書として『縮小ニッポンの衝撃』があるけれども、こちらはすでに現実に起きていることのレポートという感じ。こちらで起きていることが、未来の日本では全国的に起きるということが、本書では納得させられてしまうわけ。

では、具体的にどのようなことが起こるのか。

すでに出生数が100万人を切ったのはご存知のとおりだが、逆に高齢化率は上昇の一途。日本人女性の3人に1人が65歳以上というのが現状。さらに、2020年には女性の半数が50歳以上になるという。これは何を意味するのか。明らかに少子化の加速ということ。もうこれだけでも衝撃的な内容。

そして、高齢者がより高齢化していき、病院、介護施設の不足、年金や診療費の財政的負担の増大、果ては火葬場の不足とか、自治体の消滅とか…。逆に、生産年齢人口の減少により、IT技術者の不足、大学の消滅、社会基盤の崩壊など、大混乱が発生する。

では、どうしたらよいか。筆者は今の政策ではなんの対策にもならないことを出張する。その代わりに、

人口激減後にどのような社会をつくるのか、われわれの構想力が試されている。いまこそ、「20世紀型成功体験」と訣別するときなのである。
といい、「戦略的に縮む」ことを提案しているよ。そう、人口減少は必至なのだから、それに逆らうのはもうやめて、どう縮むかを考えようということ。うん、この発想は正しいと思う。目の前に損得でジタバタするのはナンセンスだからね。さて、戦略的に縮む日本を見届けられるかなぁ〜。いや、見届けてみたいな…。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)河合 雅司

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