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活字中毒者地獄のりす蔵 RSSフィード

2017-12-18

ローカル線で地域を元気にする方法/鳥塚亮

| 23:31

ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論』を読んだよ。鳥塚社長的人生訓。

前作いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』に続き、いすみ鉄道社長の著作第2弾。この前作は書き下ろし風だったけど、今回は社長が公開しているブログをまとめたもの。だから、読みやすいんだけど、ところどころで多少???の箇所があるのが気になる点。

あと、内容的にも、まとまりがないかも。まぁ、ブログだから徒然なるままにだよね。

とは言え、鳥塚社長の発想は豊かなのは確か。

例えば、「電車は大人の事情で走っている」という観点

私が心配するのはこの部分で、なぜなら、これからの日本は少子化で人口がどんどん減っていきますから、自分たちの都合を最優先に商売をすることは、とてもリスクが高くなることなのです。「そのぐらいどうして気づかないのか」というのが、冒頭に申し上げた私の友人が言うところの、「電車は大人の事情で走っている」ということなのです。
つまりは、自らの存在そのものが求められているという勘違い。存在よりもサービスを求めるのが顧客なのに、それが分からない。そういう仕事をずっと続けてきていたから。うん、耳が痛い話…。

さらには、アインシュタインの言ったINSANITYという単語の説明を引用して、

地域がダメになってきているというのに同じことをしていてよくなると考えている人がいたらその人は「INSANITY」ですからね。
と追い打ちをかける。もっと、耳が痛い…。

そして、航空業界にいた鳥塚社長が空と陸の違いを語る。例えば、最近の航空業界ではパッセンジャーとは言わずにカスタマーと呼び始めているという。

私は、鉄道をいうツールを使って、パッセンジャーの輸送からもう一歩踏み込んだ、カスタマーサービスを目指しているのです。
と鳥塚社長。顧客に対する姿勢の違いだよね。元々、陸は甘いんだよね。

そう、鳥塚社長の話は元気づけられるというか、なんだか希望が持てる感じ。これともって、閉塞感を打破したいなぁ〜。

ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論
ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論鳥塚亮

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2017-10-01

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略/鳥塚亮

| 18:34

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』を読んだよ。鉄オタ強し。

千葉県房総半島外房から内陸部を走るローカル鉄道いすみ鉄道」。今年の夏にその社長である鳥塚亮氏の講演を聞くことがあり、そのバイタリティーとユニークな発想に惹かれて、氏の著作を手にとってみたというわけ。

講演では、自分自身の話はあまりしなかったけれども、本書を読むと子供の頃から鉄オタということで、鉄道にはかなり造詣が深く、結果的に子供の頃の夢を実現したという感じ。そして、本書はその成功途中の物語かな。

まずは、公募社長採用面接での発言。

「この程度の経営なら、できるかできないかではなく、やるかやらないか、つまりは方法論の問題。具体的にひとつひとつ積み上げていくしかないわけで、イデオロギーを語ってもしょうがない。私に言わせれば、廃止する理由が見あたりません」
と。かなり大胆な発言。でも、この言葉に鳥塚氏の思想が表現されているんだよね。いや、本人はイデオロギー無しと言っているんだけど。

そして、もう一つ大切なのは地域と鉄道との関係。

いすみ鉄道」を残したいのは、たんに僕が鉄道マニアだからというわけではありません。本当に残らなければならないのは、「地域」なのです。ローカル線を赤字だからという理由で廃止してしまうような地域に活性化はあり得ない、というのが僕の持論。鉄道を廃止するということは、時刻表の地図から自分たちの町を消してしまうことと同じだと、僕は考えています。
そう、この最後の一文が子供の頃から時刻表を眺めていたという鉄道マニアならではの視点だよね。

そんな思想の上で、目指すは「いすみ鉄道」の観光鉄道化。ムーミン列車で女性を集め、キハ52でテツな人々を集め、ブランド化を勧めていく。そこには地域の人々の協力も多大な力になっていくんだよね。

いすみ鉄道に、いつかは乗ってみたいなぁ〜。

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略
いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略鳥塚 亮

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