『ソフトウェアプロジェクトの救済入門―危機的状況に陥ったプロジェクトを救う実践的アプローチ』
「救済入門」という邦題はうまく付けたものだなと感服。構造計画さんちの品質や見積系の翻訳書は大好きなので極力購入するようにしているし、もっと広く読まれるべきだといつも思う。でも日本だとあんまり売れないんだろうなぁ。
ソフトウェアプロジェクトの救済入門―危機的状況に陥ったプロジェクトを救う実践的アプローチ
- 作者: E.M.Bennatan,富野壽,荒木貞雄
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 単行本
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「はじめに」にあるジョークが微妙 & 唐突。なぜ日本人がそんなことを? やっぱりそういうイメージになっちゃってるんだろうか。ちょっと長いけど引用。
何年か前に聞いた話に、人喰い人種に捕えられたロシア人、フランス人、日本人とアメリカ人の話がある。酋長は、煮え立つ釜に放り込む前に、それぞれに最後の望みを聞いてやろうと言った。
ロシア人は最後のウォッカを一杯飲みたいと言い、フランス人は若い娘と最後のキスをさせてくれと頼んだ。日本人は最後にもう一度「品質の話」をさせてくれと言った。アメリカ人は品質についての話などもう聞きたくないから自分を最初に釜に投げ込んでくれと頼んだ。
「で、そのアメリカ人が書いた品質に関する書籍の翻訳を今から日本人が読むんだよね」とは今のチームメンバの言。うまい。