ドクダミと「たこの吸出し」

river14k2005-06-05

散歩の途中で道端のドクダミを見つけました。コンクリートで固められた町の中でもシブトク逞しく生えている草です。漢方薬として用いられることで知られますが、葉を摘むのは今時分ではなかったかと思います。
ドクダミというと必ず思い出すことがあります。
昔々子どもの頃、足に大きな吹き出物ができて膿をもったときのこと。母親がドクダミの葉を銀紙=アルミ箔(何かの葉だったかも知れません)で包んで七輪か焚き火で蒸し焼きにして、手作りの薬を作ってくれました。ねとねとになったドクダミを吹き出物の上に盛り上げるように塗って、一日ほどすると膿が見事に吸い出され、その後は順調に治りました。
母親は「たこの吸出し」と言っていましたが、それは市販されていた薬の名前です。こちらは手作りのニセものだったのですが、効き目は確かでした。