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e-learning系エンジニアの備忘帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-07-23 [e-learning]eポートフォリオ maharaをインストールしてみる

eポートフォリオ

最近よくeポートフォリオの話題を聞きます。今月開催された教育ITソリューションEXPOでもいくつかの会社が出展していました。大学などでは就職活動を踏まえた学習目標立案および指導、医療現場でのスキルアップの目標設定などに活用されているようです。

企業では「目標評価」というものがブームになったことはありますが、こういったシステムがあまり出てこなかったのは不思議です。日本企業の目標評価というものが教育まで踏まえて考えられておらず、正しい評価が行われていなかったのが要因なのかなと思います。

SNSと組み合わせたeラーニングが新しいeラーニングだと主張しているベンダーが最近多いみたいですが、私個人としてはeポートフォリオの方を重要視しています。まだ見ていませんが、moodle2ではeポートフォリオが搭載されているとの事で期待しています。

mahara

カタログや論文ではeポートフォリオを見てはいましたが、実際にシステムを動かしてみようと思い、代表的なeポートフォリオシステムのmaharaをインストールしてみました。moodleとの連携できるようになっており組み合わせた状態を「mahoodle」と呼ぶそうです。

mahara環境の注意事項

基本的にmoodleが動く環境で動作しますが、DBに制約があります。mySQLInnoDBまたはpostgreSQLのみとなります。かつpostgreSQLが推奨です。

どうもトランザクションをちゃんとするみたいでmySQLMyISAMでは利用できません。レンタルサーバではmySQLストレージエンジンはMyISAMしか利用できず、postgreSQLも利用できない場合が多いです。私が利用しているさくらインターネットのスタンダードでは利用できませんでした。

今回、私はすでにMoodleを稼働させているCentOS5.5+postgreSQL8.4で構築したのでmySQLの場合はどうなるか確認していません。

インストールのポイント

以下のサイトの手順通り行えば、インストールはできます。

Mahara日本語ドキュメント/システム管理者ガイド/Maharaのインストール - Mahara Wiki

ここでは補足事項を上げておきます。

config.php

Moodleと異なりconfig.phpは生成されません。自分で作成する必要があります。

maharaのフォルダ直下にあるconfig.php-distをコピーして作成します。

設定はDBに関するものとデータフォルダの位置だけでよいようにドキュメントにありましたが、実際にはmoodleと同様に$cfg->wwwroot でルートのurlを設定しないと正常に動作しませんでした。

// database connection details 
// valid values for dbtype are 'postgres8' and 'mysql5' 
$cfg->dbtype   = 'postgres8'; 
$cfg->dbhost   = 'localhost'; 
$cfg->dbport   = null; 
$cfg->dbname   = 'maharadb01'; 
$cfg->dbuser   = 'maharadbuser01'; 
$cfg->dbpass   = 'DBパスワード';

省略

// wwwroot - the web-visible path to your Mahara installation 
// Normally, this is automatically detected - if it doesn't work for you 
// then try specifying it here 
$cfg->wwwroot = 'http://centos-small/mahara01/'; 

省略
// This path must be writable by the webserver and outside document root (the 
// place where the Mahara files like index.php have been installed). 
// Mahara will NOT RUN if this is inside your document root, because 
// this is a big security hole. 
$cfg->dataroot = '/var/www/mahara01/maharadata'; 
省略
追加が必要なphpモジュール

moodleでは必要ないですがmaharaで必要なphpモジュールがありました。

php-xmlが必要でこれが無いとインストーラでエラーとなります。

今回はyumインストールしました。php-xmlインストール後、apacheを立ち上げして再度ブラウザでmaharaのルートURLを開けばインストールできました。

日本語化

moodleと異なり、言語パックのダウンロードインストール機能はありません。言語パックを自分でダウンロードして配置する必要があります。

言語パックはここからダウンロードできます。

404 Not Found

インストール方法ですが、ここには「解凍された言語パックのディレクトリを、あなたのdatarootディレクトリ内にある、「langpacks」ディレクトリにコピーしてください。」とありますがこの方法で私の場合は日本語化できませんでした。

Mahara日本語ドキュメント/システム管理者ガイド/次のステップ - Mahara Wiki

ダウンロードして解凍すると「mahara-lang-ja」というフォルダが作成されます。この中身をmaharaをインストールしたフォルダにそのまま上書きコピーしたらうまく行きました。

「Site Administration」-「Site options」-「Languge」に正しく言語パックが反映されていると「日本語」が追加されているはずです。ここで日本語を選択でupdateすると画面が日本語になります。

とりあえずインストール、動作はできているみたいなので次回は簡単なレビューをしてみます。