TOKYO FM 未来授業

TOKYO FM 未来授業で人間拡張、ジャックイン、オーグメンティッドスポーツについて喋ってます: 人間の能力を拡張する ジャックインが広げる世界 スポーツを拡張する テクノロジーとの共存 iTunes PodcastTOKYO FM 未来授業ホームページ

東大教師が新入生にすすめる本 (2011)

別件の書評原稿を書いているときに発掘しました。2011の記事ですが参考になれば幸いです。(他の教員のも併せてはhttp://www.utp.or.jp/topics/2011/04/06/oup4iaeaeaoaiacuoaethaeaeeu-3/ :「UP」4月号特集「東大教師が新入生にすすめる本」(2011)) を参照…

「未来のモノのデザイン」紹介(2009:AXIS書評原稿)

こちらも発掘したので掲示しておきます。ノーマンの新刊(当時)についてAXISの書評コーナーに書いたものです:AXIS書評原稿(掲載誌:AXIS138号2009年3月1日発売)「未来のモノのデザイン」 ドナルド・A・ノーマン (著), 安村通晃 (翻訳), 岡本 明 (翻訳), …

2014まとめ

2014の活動を自分メモ的にまとめてみました。4月:CHI2014(Tronto)に出席。CHI AcademyのパーティでTed Nelson氏に会って感激。ミーハーにも写真を撮っていただく: 5月:2年半の駒場生活を終えて、本郷キャンパスに戻ってきた。もともと研究室のあったプ…

暦本式英語スピーチ練習法

原稿を準備してスピーチするような、わりと公式性の高い英語プレゼンのときの練習法です(Mac限定): 原稿をテキストファイルにセーブ。ターミナル(アプリケーションの中の「ユーティリティ」フォルダに入っています)。を開きます。say コマンドで、原稿を音…

e-Taxへの提言

e-Tax (国税電子申告・納税システム)http://www.e-tax.nta.go.jp/は難しいという評判が定着して、みな恐れをなして使わなくなってしまっている。使うのは税理士などのプロに任せている場合がほとんどではないか。申告書をWebのインタフェースで作成し、それ…

自分の英語文書をマイニングして次に学ぶべき単語リストを自動生成する方法(暦本式語彙増強法)

英単語の語彙をどうやって増やしたらいいだろうか。やみくもに単語集みたいなものを順に覚えていくのも道程が長そうだ。また、一般論ではなく自分がよく書く分野に特化して語彙を増やしたい。ということで、テキストマイニングを使ってやる方法を考えてみた…

2013.11.1 追記

という感じで使ってましたが、最近執筆環境がsublime2に以降したのでだんだん上のようなことはやらなくなってきてます。というのはsublime2だとキーバインディングはEmacs準拠だし文法チェッカーもプラグインであるみたいだしで英文執筆環境(LaTeXでの英文…

MS Word で LaTeXの文書を書く (macos)

Wordで(英文)論文を書こうとしても、図はどっかに飛んで行くわ文献管理はしにくいわで大変なので、だいたいはLaTeXとEmacsで論文を書いているのですが、Wordにも2点だけいいところがあります。ひとつめはスペルチェッカーと文法チェッカーが入っていること…

安村先生最終講義 - Most of them have tricks of their own

昨日2月2日は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)で安村通晃先生の最終講義だった。安村先生は日立中央研究所でS810の並列コンパイラのチーフデザイナなどコンピュータシステムの研究開発をされたあと、SFC創設時に大学に転じられ、以降20年以上にわ…

Ubicomp, Mark Weiser, 梅棹忠夫

先日、北京で開催されたユビキタスコンピューティングの国際学会 Ubicomp 2011 で、Mark Weiser の Scientific American論文"Computer for the 21th Century" 20周年記念のパネルセッションが開催された。http://www.ubicomp.org/ubicomp2011/panel.htmlセッ…

修論(D論)参考

研究室内文書から転載します。前回のエントリ「よい論文の書き方」と多少重複してますが、修論(D論)執筆についての注意ポイントです。おもに工学系(コンピュータサイエンス系)論文を想定しています: まず「結局この修論では何を研究した(何を明らかに…

よい論文の書き方

研究室用に書いた文書を転載します。主に工学系(コンピュータサイエンス系)分野の査読付き学会や論文誌に投稿することを想定しています。以下は論文を書くときに個人的に気をつけていることです: メッセージをシンプルに:要するに何が言いたいのかが一言…

はじめての国際学会発表

なんか「はじめてのお使い」みたいですが、初めて国際学会発表する人のために。 大前提だが、英語の発表をするのが目的でなく、研究の発表が目的。英語が多少下手なのはしかたがないが、発表(研究) そのものがつまらないとどうしようもない。 発表時間が何…

はじめての国際学会発表

研究室内ブログより転載です。例によって基本的な内容ですが参考になれば。

修論発表チェックリスト

研究室内ブログに書いてある内容から転載。こうやってみると実にあたりまえのことしか書いてないですが、「アタリマエのことをきっちりこなせる人」を世間では出来る人というみたいです。 修論発表Last Minute check 以下は主に工学系の修論発表(卒論発表)…

遺伝子解析サービスdeCODEme を試してみる

先週の RADICAL CHANGES でも話題として取り上げたdeCODEmeを試してみた。deCODEme ( http://www.decodeme.com ) というのはアイスランドにある個人用遺伝子解析サービスの会社で、個人の遺伝子情報から遺伝性疾患や病気のリスク、自分の祖先に関する情報な…

RADICAL CHANGES 2009

先週末からインドネシアのジョクジャカルタで開催されていた"RADICAL CHANGES 2009"に参加して来た。と書くともっともらしいが、実は大学の研究室合宿をインドネシアまで行ってやってきた。某コンテストで優勝したときに頂いた賞金を充当したので、国内合宿…

ソニーの不思議な研究所

日経BP SHOP|天才・異才が飛び出すソニーの不思議な研究所まったくエントリを更新していなくて久々が宣伝っぽくて恐縮ですが、天才・異才が飛び出すソニーの不思議な研究所作者: 所眞理雄,由利伸子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/06/25メディア: 単…

TwitterとWorldbeam

TwitterがNHKで紹介されたみたいだ(私は見ていないのだけれど)。Twitterを使っていない人にTwitterを紹介することはとても難しいような気がする。たとえば「それはmixiとはどうちがうんですか」などと聞かれた場合。スカっとした答えが見つからない。Twitt…

Wordle : タグクラウド視覚化サービス

同僚のFrank Nielsenに教えてもらったタグクラウドのビジュアリゼーションサイト Wordle が面白い:Wordle - Beautiful Word CloudsテキストからRSSからタグクラウドを自動生成するのだが、(英語)論文をdetexして適当に突っ込むとそれらしい結果が返ってくる…

オープンシステムサイエンス

ちょっと前のことになってしまいましたが、ソニーCSLの研究員で書き下ろした「オープンシステムサイエンス」が刊行されました。所眞理雄ソニーCSL所長とメンバーとで何回もブレストをしながら作って行ったので思い入れがあります。皆それぞれ自分の研究分野…

Program for the Future Conference: Doug Engelbartの記念会議

MITメディアラボの石井裕先生に教えてもらったが、エンゲルバートの伝説的なoN Line System(NLS)のデモ40周年を記念する会議が開催される。http://www.programforthefuture.orgエンゲルバートが時代にいかに先行していたかは言うまでもないが、Human Augment…

Cooking For Engineerで思い出した:レシピのデータフロー化

"Cooking For Engineer" - モスマン を見て。はるかむかし、学生のころトム・デマルコの構造化分析を習った瞬間にやってみたのが料理レシピのDFD(Data Flow Diagram)化。こんな感じで整理していたのを思い出した。京大カード(B6)1枚で1レシピ。これなら理…

リックライダーの"人間とコンピュータの共生"

とある事情でJ.C.Licklider の"Man-Computer Symbiosis"(人間とコンピュータの共生)を久々に読み返してみた。Bushの"As We May Think"と並ぶ、HCI論文の古典中の古典です。1960年に公表されている。これが今読んでみてもいろんな意味で面白い: Man-Computer…

ミシュランガイド東京の致命的な欠陥

どの店にいくつ星がついているのか、その選定は妥当なのか、ということではなく、そもそも「星付きの店しか掲載されていない」のが東京版が他のミシュランガイドに対して決定的に劣っているところではないだろうか。2009年版でも状況は変わらないようだ。ミ…

サイバネティックスはいかにして生まれたか

自分メモ。半世紀以上前に書かれた本だが今のコンテキストで読み返してみても新鮮だ。 通信は社会のセメントである。社会とは、たんに個人的な闘争や生殖のために相い会する個人の集りにすぎないものではない。社会を社会たらしめている本質は、より大きな有…

オバマのスピーチライターチーム

前のエントリーはオバマの演説に興奮した勢いで載せてしまったが、意外な反響があって驚いている。ということでちょっと補足。ニューヨークタイムズによれば、オバマのスピーチライターチームはJon Favreau氏 (26歳) をチーフとする3人組で、残りのメンバー…

オバマのスピーチライターは26歳

Barack Obama's Victory Speech - Election Results 2008 - The New York Timesオバマ候補のacceptance speechは素晴らしかった。特に、最後のほうで106才の黒人女性 (Ann Nixon Cooper)の目を通して1世紀に渡る世界の歴史を俯瞰しつつ未来への意志と希望(ye…

e+より『ジョアン・ジルベルト』横浜公演 中止のお知らせ

なんということだ。来日自体が12月に延期され、東京国際フォーラムの分は12月にスライドされる模様。そして横浜公演はキャンセル。 「親愛なる日本のファンの皆様には、万全のコンディションで、 最高の演奏をお届けしなければならない。」 とのジョアン・ジ…