はてな年間100冊読書クラブ 016/100

エラリイ・クイーン 『緋文字』

緋文字 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-2)

緋文字 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-2)

評価:☆☆☆★★
年初あたりにエラリイ・クイーンを濫読していたことは日記に書いた記憶がありますが、そのときに読まずにいたやつをようやく読みました。
秘書の友人夫婦の不倫を止めるべく奔走するというのがメイン・ストーリーです。後期クイーンの作品らしくなかなか事件が起きません。
最後の反転の仕方といい、読み返すと伏線がはってあったりと手堅くまとまった作品だと思います。ただ、再読に耐えられるかというと微妙なところ、もう少しストーリーに波がほしいかなと。