”姑息”な賠償制度?!


>姑息な賠償制度を考えるより原発の存在を問う時が来たのでは。

…と前回のブログで結んだら坂本嘉輝さんから
「『姑息な』というのは単にKENさんの感傷ですね。」とツッコマレタので
なぜ゛姑息゛なのかについてもう少し掘り下げたいと思います。



まずは、この保険(制度)のとても大雑把な私の理解です。
原発業者?”と”被災者”のための強制保険のようなもので
1200億円まではこの保険(制度)で補償し、それを超えた分は
原則として原発業者(電力会社)が自分で手当てをする。
対象となるのは電力会社に過失があったときで
で”異常に巨大な天変地異によって生じたものは含まない゛
放射能等による直接被害が対象で避難による費用は含まれない。
…ただそれだけの保険(制度)という認識です。
 
これが毎日新聞の記事に誤解されるような記述が載ったりして
原発の賠償についてゴチャゴチャに論じられているようですが…
今のところは被災者も冷静で、そして私も冷静なつもりです(^_^;)

この制度が”姑息”かというのは…
年商5兆円もある電力会社なら1200億円ぐらいまでなら賠償能力があるはず。
だったら逆に1200億円を超えた賠償金が生じた時に電力会社を救済する
制度の方が現実的で、そうすれば電力会社にとっても賠償事故が身近なものになって
今よりは無責任体制も少しはなくなるのでは無いかという事。



それなのなぜこのような”制度”を導入したのか?
せいぜい原発推進の為の住民説得の一つのツール程度の
安易な発想から出たものではなかたのかという事。



この程度のさほど役にも立ちそうもない制度導入にも、
それなりの有識者も集められ時間と経費をかけ国会を通し
色々な組織が出来たりして税金が使われてきたであろうということ。
この大震災において、これらの多くが機能するどころかごちゃごちゃになって、
政治家もマスコミも誰もかも、
なんだか判らなくなっていくように私には見えるのです(^_^;)



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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