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rompercicci::diary

2041-12-10

● ● 営業時間 ● ●

11:00〜23:00
ランチタイム 11:00〜14:00
月曜定休

click▼営業カレンダー

※月曜祝日の場合たいてい振替営業いたしますが、随時お知らせいたしますので、営業カレンダーをご確認ください。※店内での喫煙、通話、イヤホンはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

2016-07-30

いーぐる連続講演「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」開催のお知らせ

来たる7月30日(土)15時30分から、四谷ジャズ喫茶《いーぐる》さんにて開催される「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」に、当店マスターがパネリストとして参加します。
主催は四谷三丁目《喫茶茶会記》店主“ミスタージャズ喫茶愛”こと福地史人さん。ほかに参加されるパネリストは、“プロミュージシャンとの2足のわらじを履きこなす男”《渋谷Swing》店主の鈴木興さん、ならびに“業界最若手”祐天寺《KISSA BOSSA UMINEKO》店主の中村大祐さんのご両名です。
新興ジャズ喫茶店主の視点から、自分がジャズ喫茶を営むに至った経緯や、現在の自分のお店を取り巻くさまざまな状況、ならびにこの業界の「これから」について思うことなど、それぞれが積極的に(ときには衝突しながら)発言していく場にしたいと思っています。
いちばんの先輩格である喫茶茶会記さんが2007年創業、次いで私たちrompercicciが2011年渋谷Swingさんが2014年で、UMINEKOさんが2015年。前ふたつのお店は新興というには若干とうが立ちすぎているかもしれませんが、明日にでも潰れるかもしれない綱渡り感は正直どの店も横並びの一直線。死屍累々のこの業界で、生き延びるにはどうすればいいのか。創業1967年の大・大先輩のお店ですったもんだのトークを繰り広げます。
会場をご提供くださったいーぐる後藤店主を筆頭に、当日はさまざまなジャズ喫茶(現役・退役問わず)から諸先輩方が駆けつけてくださるとのこと。私たち若手の苦悶に満ちた叫び声に、ダメ出しの愛のムチが飛ぶかもしれません。議論が荒れれば一触即発の新旧戦争が勃発する可能性も。
将来はジャズ喫茶をやってみたい、なんて奇特な考えをお持ちの方は、ぜひ当日会場まで足をお運びください。その奇特な考えをすでに実地に移した愚か者たちの生きざまに触れて、ご自分の考えを今いちど見つめ直すよい機会になるかもしれません。そうでなくても都内ジャズ喫茶各店の店主が一同に会する機会はそうそうないはず。ひとクセもふたクセもある人間たちが顔を合わせることで生まれるケミストリーを、ぜひ現場でご体感ください。

夏本番の週末土曜日、かき入れどきのお店をわざわざ1日潰してこのイベントに臨みます。やれるだけやります。みなさまぜひご参加ください!

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なお、本イベントへの参加にあたり、2016年7月30日(土)はお店を臨時休業と致します。ご了承ください。

click▼営業カレンダー

また、本イベントについてのお問い合わせは、主催の喫茶茶会記福地さん(sakaiki@modalbeats.com)宛にお願い致します。

2016-06-30

しばらくの間、毎日の営業報告を自粛します

泥のような、沼のような6月も、おかげさまで今日が最終日。ご来店くださったすべてのお客さまに感謝致します。ありがとうございます。
本日いらしてくださったみなさまにすばらしい7月がやってきますように。

毎日このブログで律儀に営業成績のご報告をしてきました。具体的な数字こそ書かないものの、限られたボキャブラリーをわざと使い回すことで、お読みになっているみなさまにそれとなく1日の戦績が伝わるように、飾らず・盛らず、ごく正直に報告を続けてまいりました。よい日にも、悪い日にも、それこそ悲惨な日にも。
なぜこうも毎日、いちいち営業成績をさらし続けてきたのでしょうか。
ひとつには「隠さない方がよい結果が得られる」という信念があるからです。仮に危機的な売上の日が続いてしまった場合、それをそっと胸にしまったままお店を弱らせていくよりも、そこをちゃんとアピールしてお客さまに救助信号を発信した方が、結果としてお店の存続につながると信じているからです。「みっともない」という批判は重々承知の上です。
それからもうひとつには「同業者から重宝されているから」という理由があります。この場合、同業者というのはいわゆるジャズ喫茶だけを指すものではなく、もっと広く飲食業界全体に散らばるさまざまなお店さんを意味しています。「あのブログのおかげで、売上が悪いのは自分の店だけじゃないと分かった。ホッとした」と言ってもらえることもしばしば。まあ、よそのお店さんはこんな変なこと書かないですよね。
ほかにも突っ込めばいくつか理由が思いつきそうですが、ただ、まちがっても「営業成績が悪いことをネタに、お客さまとその話題で盛り上がりたいから」ではありません。断じて、ちがいます。ごくまれに、この機微を分かってくださらないお客さまが目の前に現れて困惑するのです。「この話題でマスターをイジると案外喜んでもらえるかな」なんてお考えになる方が。つい最近も。
もうずっと貸切状態が続く平日昼間、ランチも食後のコーヒーも召し上がって、後はゆっくりと音楽を聴いている時間。私たち店員もカウンターの奥に引っ込んでいます。と、そのときおもむろに席を立ち上がったお客さま、カウンターの陰にいる私の姿が見えるところまでズンズン近寄ってきて開口一番「マスター、なんか最近ブログで売上が悪い悪いって書いてるでしょ。たしかにさっきから誰もいないけど、本当に平日の昼間はずっとこんな感じなの?」といきなりのぶちかまし(※私の悪意がお客さまの口調を妙なタメグチにしてしまいました。本当はもうちょっと丁寧な口ぶりでした)。エッ、いきなりそういうこと訊いてくる? 今現在が惨憺たるありさまだってのはアナタご自身が目撃して分かってるでしょ。もうそれだけで充分じゃないの? これ以上オレをイジってどうしようっての?
いわゆる「マスターとお話したい人」なんだろうなあ、というのはなんとなく分かるんです。ジャズ喫茶にやってきて「マスターとしゃべった」という実績まで残さないと損した気分になってしまうお客さま。ちなみにこれがもっとすごくなると「マスターとツーショット写真を撮らないと訪問の要件がクリアされないお客さま」という壮絶な方が現れるんですが(カンベンしてください)。でも分かってください。私は「お客さまとお話したくないマスター」なんです。だからカウンターだってよそのお店さんみたくオープンにせず、ラーメン屋さんもびっくりの万里の長城みたいに高くしているんです。そこをズンズン乗り越えてきて、よりによって「アナタのお店ヒマですねえ」はちょっとパンチ効きすぎです。それ本当に、店の人間はネガティブな感情しか持ちません。
ジャズ喫茶に来たからにはマスターとお話がしたい」というお客さまが一定の割合でいらっしゃることは私も存じ上げています。さらには、私としてはにわかには信じられないことですが、世の中には「自分の店でお客さまとお話がしたい」というジャズ喫茶のマスターが一定の割合でいらっしゃるというのもまた事実です。両者が正しくマッチングすればなんの問題もない。おふたりで心ゆくまでお話をなさったらいいと思います(ただし、コーヒー1杯でずーっとお話に花を咲かせるお客さまに対しては、マスターは一定のタイミングでそれとなく追加オーダーを誘導するように心がけてほしいです。それしないとよそのお店がとばっちりを受けて死んでしまうので)。ただ、当店は「お話がしたい」お店ではありません。また、お店の造り上「お話ができる」ようにもしていません。当店はお客さま同士のおしゃべりに対しても(程度にもよりますが)あまりいい顔はしませんが、それより何より「お客さまと店員のおしゃべり」に対して否定的です。理由は、たとえば「カウンターでマスターと常連が音楽そっちのけの長話をしている横で、テーブル席のお客さまが疎外感と闘いながらなんとか音楽を聴こうと努力している」みたいな光景に耐えられないからです。当店はそういう場所にしたくないのです。
だからもしお客さまと店員との会話が発生するとしたら、それはお会計のタイミングのみ。そういう店を目指しているというか、普通に当店を使ったらそういうかたちにしかならない構造にしています。そこをあえて突き抜けてくるお客さまには、私たち氷のように冷たいです。「マスターとお話がしたい」という欲求を満たすことができずに申しわけありませんが、こちらとしてもお客さまとの意に沿わない会話でモチベーションを下げたくないのです。その代わり、いわゆるチャージなどの料金は一切申し受けませんし、お値段も同業他店さんと比べればそれなりにお安くしているつもりです。どうかこの店が提供しうるサービスの範囲内でお店を楽しんで頂けたらと存じます。
それから、これはいつも疑問に思うことなのですが、お店の売上状態を心配する発言を私どもにぶつけてくるお客さまに限って、一切追加オーダーをしてくださいません。逆に、私どものお店を本当に気にかけてくださるお客さまは、何も言わずに追加オーダーをくださって(非常に品のない話ですが)私どもにお金が落ちるように心を砕いてくださいます(ありがたいことに、そういったお客さまが少なからずいらっしゃいます)。もちろん、何が何でも追加オーダーをよこせ、と言っているわけではありません。ただ、上辺だけでも私どものお店のことを心配してくださる発言をなさっているのであれば、そこに何かしら喜捨に類する行動が伴っていてもいいのではないかなあ、と思ってしまいます(われながらさもしい発言で赤面の至りですが)。まちがいなく言えるのは、クチだけでなくおサイフも開いてくださるお客さまの方が、絶対に、絶対にお店から愛されるということです。

と、長々と書いてきましたがこちらにも反省があります。私が毎日の営業報告をバカ正直に書き続けていることが、一部のお客さまに誤解を植え付けているという側面は否定できません。今回のようなお客さまとの接触があると、打たれ弱い私は一気に疲れてしまって、お店に対するモチベーションも急激に悪化してしまいます。これからは自分を守るために、少なくとも当面はブログ上での営業報告を自粛しようと思います。
私どものブログ営業報告(だけ)を楽しみに毎日お読みくださっている同業者のみなさまには申しわけないのですが、どうかご理解のほどお願い申し上げます。

…本当は新入荷レコードから1枚ご紹介したかったのですが、上の話にすべて持ってかれてしまいました。無念です。

今日の話、実は7月30日の「ジャズ喫茶の明日を考えるシンポジウム」でお話しようと思っている内容といくらかリンクしております。万が一こういう不毛なお話にご興味がおありでしたら、当日ぜひ会場まで足をお運びください。昨夜書いたイベントの告知文はこちらにございます。

明日から7月、何もかもが上向いてくれることを願ってやみません。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

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2016-06-29

新店情報!RiNGOSEIKA

本日もご来店ありがとうござました。6月、あと1日あってよかったです。どんよりしたお天気のなかお越しくださった皆さまに、よいことがありますように。今日はこれまで長い間別々で来てくださっていた方々が、ご家族だったと知りびっくりしました。言われてみれば似ているなあと思ったり。

f:id:rompercicci:20160630013614j:image:w280:left新店情報です。開店当初から来てくださっているお客さまより、近所にお店(アートと靴のギャラリー)をオープンしたとのお知らせをいただきました。場所は、早稲田通り寄りの薬師柳通り沿い。わたし達は以前この通り沿いに住んでいたのですけど、引越した後いつのまにかあの辺りは歩道が石畳になって、レストラン?のようなお店もできて、ひらけた感を醸し出しています。お洒落さんや靴好きの方はぜひ行ってみてくださいね。今は火・木・土のみ営業、土曜日は店主さんがいらっしゃるそうです。聞いたあと、早速見に行ってみました。中野じゃないみたいでした。
詳しくは→ RiNGOSEIKA: http://ringoseika.com/

f:id:rompercicci:20160630013613j:image:w280:left当店のすぐ近くの居酒屋は明後日オープンのもよう。並びには魚の美味しい人気店、千酔千良さんがあります。ここのマスターは串木野鹿児島)のジャズ喫茶の名店パラゴンでアルバイトされていたそうですよ。早稲田通りからこっち側が賑わうと嬉しいです。

では、明日は6月最終日。何かとお忙しいことと思いますがどうぞお立ち寄りください。心よりお待ちしております。

2016-06-28

今日、そして昨日

お寒うございます。本日は貴重で希少なご来店まことにありがとうございました。おととい・昨日と続いた梅雨の晴れ間の賑わいも、明け方の土砂降りでまたいつもの6月に逆戻り。今日は主に無人島の警備員として透明化した時間をすごしておりました。パッとしない空模様の中、パッとしない当店においでくださった心優しいお客さまに心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。
本日いらしてくださったみなさまにすばらしいことがありますように。

ここまで景気悪い1日をすごした後に、昨日の散財の話を書くのもためらわれる…懺悔の気持ちとともにご報告します。
1週間の断酒期間を終えて迎えた定休日は、前々から気になっていた吉祥寺ハモニカ横丁の高敷居店《ささの葉》さんに意を決してお邪魔してきました。狭い路地のどん突きにあるカウンター8席のみの狭小店。メニューなし・値段なしと極端に難度の高い設定。おまけに開店時間がよく分からない。ネットを見ると「7時から」と書いているところもあれば「7時30分から」と書いているところもある。開店後10分ほどで席が埋まってしまうというので、これは店の前に張ってなきゃいけないんじゃないかというレベル。食べログに「予約あり」とあったので前日夜に電話してみたら「予約しなくても入れますよ」という自信たっぷりのお言葉とともにガシャッと受話器を置かれてしまって、もう何が何やらという感じ(ちょっとMゴコロくすぐられた)。ひとまず7時前にお店に行ってみたら、どう見ても開いてない。人の気配がしない。いちおう、同じ飲食業のはしくれとして「開店前に店の前で張られることのプレッシャー」については些少なりとも存じているつもりなので、あからさまに店の前に立つことはせず、でも入れなかったら悲しいので、10分おきくらいにお店の前まで歩いてはチラ見して引き返す、という、これはこれで店側へのプレッシャーが相当高い行為を繰り返して、順当に7時30分をすぎ、「これはひょっとしたら本日休業ってオチじゃないかな…」と不安になってきたあたりでようやっとお店に電気が点いているのを確認しました。中には店主とおぼしき年配の男性の姿が。「やってますか?」と訊くと「8時すぎになります」とのお返事。そうかそれなら、と近所で時間を潰して、もういいかな? と行ってみたのが8時10分。そしたらすでにほぼ満席。奥の方にまだ入れます、と教えてもらってホッとしつつ、狭いカウンターの先客全員に起立してもらってスイマセン、スイマセンと言いながら後ろをくぐり抜けてやっと席に落ち着いて、そこから先はすばらしい時間でした。

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ただ「すばらしい」で終わらせるべきなのでしょうが、ひとつだけ。たまたまほかのお客さまがサーッと引いて、私たち夫婦だけになった時間があったのですが、そのときお酒の力もあって、店主さんと少し突っ込んだ話をさせてもらいました。いろいろためになる話を伺った中で、ちょうど吉祥寺ジャズ喫茶界の雄(というより、吉祥寺飲食業界の雄というべきでしょうか)、故・野口伊織さんに話題が及び、「彼とは飲み仲間だった」という証言からもっと深くを聞き出せるというときに、ああ、今夜2巡目のお客さまがダダダッとおいでになって、お話は芋焼酎お湯割りの湯気とともに消えていってしまったのでした。帰り際に「また楽しいお話しましょう」と言ってもらえて、よーし稼いで次回も行くぞー、と思って、そして今日の売上。…半年以内に行けるかなあ。

ひとまずは平日の営業、いつものように1袋19円の業務スーパーの袋やきそばで食いつないでまいります。
明日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。