goo.glのAPI公開

Google短縮URLサービス"goo.gl"のAPIが公開された。

 Googleは米国時間1月10日、同社のURL短縮サービス「goo.gl」に若干分かりづらいものの重要な改良を施し、ウェブ経由だけでなくサードパーティー製ソフトウェアを介しても利用可能にした。

 Googleは同日、goo.glのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を発表した。このAPIにより、たとえば「TweetDeck」などのソフトウェア内でウェブアドレスの短縮を実行でき、Twitterの140字以内の制限に収めることが一層容易になる。

グーグル、URL短縮サービス「goo.gl」のAPIを公開 - CNET Japan

これまでGoogleの一部のサービスで限定的に使われていた"goo.gl"だが、やっとサードパーティが開発できる環境が整ってきた。
この影響を最も受けると思われるのが、"Bit.ly"だろう。
短縮URLサービスにおいてデファクト・スタンダードになりつつある"Bit.ly"だが、Googleが乗り出してくると分が悪い側面もある。

個人的推察の域を出ないが、いずれGoogleはBit.lyの買収を仕掛けるのではないだろうか?


2005年1月に動画共有サービスとして"Google Videos"をローンチ。その後、2006年10月にGoogleは"YouTube"を買収した。
Google Videos - Wikipedia, the free encyclopedia
そして、Googleは動画共有サービスを"YouTube"に一本化して"Google Videos"を動画検索サービスのみとした。
「やろうと思えば(同じことが)いつでもできるんだよ。」と思わせておいて買収条件を有利にしたり、デューデリジェンスの参考にする意味でも有効な戦略だと思う。
もちろん、"goo.gl"自体は"Bit.ly"の買収を前提に開発されたものではないだろうが、その可能性は充分にあるだろう。