ミュージックプロダクション&エンジニアリングの2回目。毎回小テストがある。予習を完全に忘れていたので全然わからない。こういうときの対処として、ものすごい堂々とカンニングしていると意外とそれとは気付かれないものである、という定説が思い浮かんだので実行に移してみたが、あえなく速攻でばれてみんなの前でおこられた。なかなか世の中うまくいかないものである。

この先生のスタイル、教科書は家で1章ずつ予習させてその内容を小テスト、授業自体はフリートークと思い出話が中心。きょうはマイケルのビリージーンとビートルズのBaby it's you、ラモーンズのBlitzkrieg Bopを掛けて、それぞれの曲でプロデューサーは何をしたか、という話。前回からそうなのだが、この先生の話、総論では同意も同意なのだが、細部で首肯しかねる箇所が多いんだよなー。おれが捻ねたおっさんで耳年増なせいかな。そうだろうな。

授業が終わったらダッシュして、Planet MicroJam Institute with Mark Guilianaのクリニック。PMIというのはツインネックのフレットレスギターでおなじみデイヴィッド・フュージンスキーが組織してる、非西洋の音階と調性を探求する的なプロジェクト。それがマーク・ジュリアナを客演に招いたわけだけど、ジュリアナ効果で押せやのけろやの超満員やで。1曲ごとに質問タイムを設けるんだけど、もう最初っから全員ジュリアナしか見てなくて、フュージンスキーが「一応今日はバンドでのクリニックなんだ。ドラムのテクニックにだけフォーカスした質問は遠慮してくれ」ってMCする始末。

それでも質問はジュリアナたんに集中して、また彼が誠実でバカ丁寧に答えるもんだから、1時間で3曲しか聴けずに、授業のためフロアを離れた。やっぱり学生相手だから普段言わないようなこともフランクに言っていて、とにかくお人柄だなーと思った。あとこれからのドラマーはどうなる?って話題で「未来のドラマー?僕はトニー・ウィリアムスだと思う。これはジョークじゃなくてマジで」っていう答えがよかったな。けっこう延長してやってたらしく、みんな記念写真上げまくっててジェラった。ボウイの話とかもしたのかな。

さて中座して向かったのはアンサンブルの授業。きょうはメトロノームが導入されたこともあって、完全にドラムのパトの実力差が露呈してしまい、ちょっとしんどいムードに。先生もどうしてもパトに指導するシーンが増えて、ただ、うーん、あれ練習してすぐに良くなるタイプの駄目さじゃないんだよなー経験上。おれはエレクトリックアップライトを持ってったら先生が「筋がいい!エレキより君に似合ってるよ!」とかすごい褒めてくれて、でも終了間際に「もしダブルベースに取り組むんだったら死ぬ気でやらないと話にならないぞ」と脅かされたのだった。

タイヤの空気圧が低いのに気付いていたのにそのまま登校してしまって、帰り、案の定パンクした。僕は前20後輪23という、まあ誰が見ても細いねーというタイヤに乗っているのだが、2年に1度かそれ以下の頻度でしかパンクしない。パンクなんて空気圧にシビアでいれば滅多にするもんじゃないのだが、気付いてたのに遅刻を優先して(当然です)痛恨の極み。「わかってたのに穴にハマる」というのが今週の通奏低音なのかも。すごい悔しい気持ちでチューブ交換をした。融雪剤のせいで車体がひどい汚れだ。洗車しないと。