記録ずくめの酷暑のこの夏。あろうことか車のエアコンが壊れた。
仕事帰りに大雨、ということが続いた時期。エアコンを入れても窓の曇りがまったく取れず、外がよく見えなくて怖い思いをしながら運転する、ということが続いた。
おかしいなー?と思って注意して見てみたら、エアコンがまったく効いていないということに気づいた。酷暑の中、窓を開けて車を走らせること数日。
夏休みで帰ってきた夫と一緒に12日にオートバックスでエアコンクリーニングしてもらうと、「ガスを全部抜いて交換してみたのですが、エアコンの効きはまったく改善されません。電気系統とか配管とかの故障かと思われます。ディーラーさんに持って行って修理されることをおすすめします。でも、お盆休みの期間ですからね。もしかすると、お盆明けまで無理かも知れません。熱中症にお気をつけください。」とのこと。
すぐにディーラーさんに行ってみたが、「うちはお盆期間中も営業しておりますが、部品屋さんが休みなんですよ。」とのことで、結局、18日に1日預けてエアコンを新しいものと交換してもらった。
というわけで、13日から1泊2日の秋田行きはエアコンなしの車で行くしかなくなった。母の十七回忌で夫と2人お寺に行く予定で、墓参りもして、昨年11月に売却した実家の様子も遠くから見てみよう、ということになっていたのだ。
実家が売れたので泊まる所はない。お盆期間中とあって宿泊先を探すのもなかなか大変で、ようやく決まったのはお寺から2時間掛かる場所のホテルだった。
自宅から約5時間掛けて車で移動し、墓参りをしてお寺で十七回忌の法要をして、そこからさらに来た道を戻って2時間。
翌日の帰りは楽だし、温泉も付いていて口コミ評価の高いホテルである。夫に温泉でゆっくりしてもらいたい、と思って決めたホテルだった。
「エアコンなしの車で7時間も運転するの?このクソ暑い中だよ。なんでこんな予定にしちゃったんだよ!もーう、しょうがないな。明日の朝は超早く出発だ!」と夫。
宿泊先が決まった時、もちろん真っ先に夫には連絡し、了解は得ていた。今さら言われても・・・と思うが、たしかに2時間も来た道を戻って運転は辛い。
しかし、前日にホテルをキャンセルするわけにも行かないし、泊まる所もないし、いっそのこと十七回忌をキャンセルしようか?などと悶々と考えていたら眠れなくなってしまった。
13日。朝5時50分出発。10時12分到着。なんと4時間22分で着いた!!過去最速(笑)。早朝は混雑がなくて良い。しかも、今回は私も結構な時間運転した。最高気温は28度くらいで、エアコンなし、窓を開けての運転でちょうど良いくらい。
お寺さんの予約は午後3時だったが、墓参りしてあちこちぶらぶらしてもまだ余裕があったので、午後2時半頃に行ったら予定を繰り上げてくださった。
そこから宿泊先のホテルまでの2時間はほとんど私が運転した。
思えば夫には、私の実家のことでいつもいつも同行してもらい、当然のように長距離を運転してもらっていた。夫の実家は北海道の帯広なので、遠いことを言い訳にして数年に一度しか訪れていない。不満がたまるのも当然である。
宿泊したホテルは展望露天風呂、大浴場つきで、朝食のバイキングは超美味しくて、大満足だった。「秋田って、なんか面白いよな。」とニコニコの夫。
案ずるより産むが易し。
