フルメタル・パニック!The Second Raid

今年一番の期待作がいよいよ放送日決定
原作は一作目発表以来、常に俺内ラノベ番付一位の作品。中でもデイ・バイ・デイはシリーズのターニングポイントであり、熱さ極まる。そして原作者もかなり関与した上で製作はあの京都アニメーションなのでつまらないはずがないと確信できる。
何とか放送日までにMPEG2-TSストリーミング録画環境を用意したい。

絶対地球防衛機メガラフター  ライアーソフト

普通に面白い。おバカなノリかと思いきや大真面目に熱くて楽しめた。待っててもキーワード作られないんで自分でやっちゃったよ。
気づけなかっただけかもしれんが、パロディで笑いを狙うことなく終始真面目に地球防衛。お笑い要員としては主人公と博士に加え宇宙人のほとんどがボケで、あと総ツッコミ。だが、そういうやりとりは数こそ多いがそれ程印象に残らなかった。色んなことを忘れたり、気づかなかったりで的外れな言動を繰り返す主人公は言わば天然ボケなのだが、彼なりに真剣に誠実に考えて行動してるので外れた数々の行いも、笑いのネタよりも好感を持つ材料になることが多かった。伏線も感じてたし。
で、防衛方法が宇宙からの侵略者を笑わせること。具体的にはメガラフターに乗って簡単なカードバトル方式で勝てばいい。このメガラフター、お決まりに「無敵のロボ」なのだが、それは文字通り敵がいないということ。なぜなら相対する宇宙人は戦って倒すべき敵ではなく、笑わせて侵略する気を失くす、いわばお客さんだから。OPの歌詞も
「戦うなメガラフター 凍てつく空を憎まずただ笑え」

と平和主義を叫ぶ。この平和主義は、某種のように達観気取った主人公側が上からモノを言う様な鼻持ちならなさが感じられないので素直に話しに入れる。しかも、主人公が「倒すんじゃない。笑わせるんだ」と叫んでも芸やネタを見せるわけでなく、バトルに勝てば笑ったことになるので、戦闘の正当性とか必然性が成り立ちやすく燃える燃える。この「無敵」設定が勧善懲悪モノとして上手く機能してるのに感心した。
といっても、裏設定が明かされていくシナリオだとその熱い要素が冷めてしまう嫌いがあった。謎が明かされていくとテンションが下がりがちなのはこのテの作品の越え難い宿命っぽいが。

四人のヒロインとくっつく四つのシナリオによって構成されてるが、それぞれ明かされる裏設定の量が違う。七海<リウ<ヒカリ<パスタといった感じ。攻略順としては七海とリウは大差ないので、この二つを最初にやった方が無難だと思う。

絶対地球防衛機 メガラフター

絶対地球防衛機 メガラフター

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 31

アークエンジェル勢の描写は何やってもウザイな。オーブのダメな子たちの座談会はイタ面白い。「政治向きのことはわからない」とか言ってたが、実際そのとおりな感じの奴らに「セイランはバカだ」とか言われるのは可哀想だと思った。
魔乳とキラの会話も相変わらず何だかなあといった感じ。「何でこんなことになっちゃったんだろう」に魔乳は何て返すのかと思ったら「守りたいと思ってるのは悪くないからとりあえずガンバレ」。何かを守るために、何かを切り捨てることもあるわけで、優先順位は重要。ましてや、力を与えられてる人間は優先順位の適正を保つのも義務なんだと思うのだが。例えとして適切か微妙だが消防士なんかは自分の身内は後回しにしなくちゃいけないと聞くし。一般の命令系統にある軍人なら「世界のこととかはよくわかんないけど」で撃つのは許されるというか、むしろ正しいが、こいつら誰かに命令されてんじゃないしな。
一方、バカとハサミは使いようということで、おバカながら駒としては優秀なシンを議長は使い潰す気の模様。しかし、スタッフからの愛情の感じられないキャラだな。ウワサのダースベイダー狙いなのかね。このままラスボスになったところでカタルシスはないと思うが。
ちゃんと銃殺規定があった事には素直に関心したが、殺されないにしてもお咎め0で即効釈放は意外だった。
即効といえば、いきなり載せられてるステラも意外。まあ、引っ張ったところでグダグダになるっぽいのでいいのかな。オクレ兄さんの記憶を戻してないのはやや同情した。「効率」というのはオクレの方はまだ生かしておきたいという意味なんだろう。しかし、悪の親玉のジブリールさんはネオにやたら寛大だな。失敗した部下を罰するシーンがいまだにないし。ナチュラルの元英雄は特にお気に入りという事かね。
来週もまた盛大に死ぬっぽいが、ここらでフリーダムも存分に凹ましてやってほしい。