露天風呂

新しいテキストドキュメント

*TSUTAYAで恥ずかしい思いをしながら借りたエヴァが終わった。

久しぶりにみた映画と、久しぶりに見たエヴァンゲリオン
身内はもう30を超え、当たり前になれると思っていた将来とのズレも忘れ去って久しい。
かの10数年前、教えられTSUTAYAに走った僕も落とし前をつける日が来た。
そしてやっぱりこれは、人と話したくなるような映画だったのだ。

https://image02.seesaawiki.jp/p/h/psychopath/n3ArfQPccZ-s.jpg

僕は熱心な"エヴァフリーク"ではない。
新劇場版も序を見ただけ。破とQはネットに溢れる感想記事もどきのを読んだだけ。
アニメの世界へ強烈に引き込む初手の一翼を担い、一時その世界に没頭させた悪しき作品だという思い入れは確かにある。
そんな消し去ろうとしていた作品は、よーわからん映画となって最後に僕の前へ現れた。

 

*最後までエヴァンゲリオンエヴァンゲリオンだった。

地上波リアルタイム、エンディングに不満が集まったことは有名な話。
それを見ていない僕でも知っているほど。
これを作っている人は「求められているものを提供する気がそもそもない」人たちなんだ。
他作品で求められている物を作らなければいけない中で、こいつだけはそうじゃあなかった。
世間の開放されたチルドレンな人々は、この映画で"落とし前"をつけ、"成長"に気づくんだろうか。
カヲルくんに言われなくとも、もう気づいているのか。
すべてのチルドレンへおめでとうだね。
僕はまだチルドレンのままでいい。
そんな僕に対しても「そのままでいいんだ」と背中を押してくれているような気もする。
だから意地悪だ。
わかりやすく親切丁寧に、絵も綺麗で迫力があったこの作品を、僕は称賛できないのであった。