企業実務家からみた労働契約法の必要性(6)

ようやく(笑)最終回です。最後は労働時間制度、特にホワイトカラー・エグゼンプション制についてです。

季刊 労働法 2006年 04月号

季刊 労働法 2006年 04月号

いつも思うのですが、学者も官僚も、自分たちの仕事のことを考えれば、ホワイトカラー・エグゼンプション制の必要性は簡単にわかりそうなものだと思うのですが、どうしてそうならないのでしょう。きっと、自分たちは一般的なホワイトカラーとは較べ物にならないほど高度で専門的な仕事をしていると考えておられるのでしょうね。まあ、なかには一部本当にそういう実態もあるとは思いますが、それにしても、お考えになられているほどの違いはないと思うのですが……。

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