人材サービス、踊り場に

きのうの日経から。

 規制緩和を契機に新興企業が切り開いてきた人材サービス市場が成長の踊り場を迎えた。百花繚乱(りょうらん)期に入り初めて直面する人手不足は、横並びの成長を許さず業界再編を促す。人口減の時代を迎えて一段と経営力が問われる。
規制緩和、景気拡大、終身雇用制の崩壊が重なり〇四年ごろから人材サービス市場は急拡大。人材派遣、製造請負、人材紹介、求人広告などの市場規模は推計七兆―八兆円。〇三年までは十五社前後だった上場企業は新興市場を中心にいまでは四十社近くに達した。
 急成長が一服したいま「過当競争が始まった」(ドイツ証券の北見雅昭シニアアナリスト)との見方は多い。まずは企業体力がものをいう淘汰の時代を迎えた。
(平成19年9月11日付日本経済新聞朝刊から)

まあ、労働市場の情勢が変わったので、かつての不況型ビジネスモデル(雇用調整とかアウトプレースメントとか)は成り立ちにくくなったというのも背景にはあるのではないでしょうか。まあ、とっくに各社対応済なのでしょうが。