ものつくり大学の学生情報

本日配信された「厚労省人事労務マガジン」別刊第12号で、埼玉労働局が実施している『大学新卒者(平成23年3月卒業予定)の「学生情報」の提供』が紹介されていました。

 埼玉労働局では、学生と企業の最適な雇用マッチングを図るため、10月1日から県内の大学と連携して「求職中の学生情報」の提供を開始しています。
 来春卒業予定の大学生の就職環境が引き続き厳しい中で、一人でも多くの学生が一日でも早く就職内定を得られるよう支援体制を強化しました。
 「学生情報」には、多くの学生からの自己アピールをはじめ、専攻分野や希望職種など、人材を求めている企業側にも有益で活用しやすい情報を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
 面接したい学生が見つかりましたら、大学の担当者へ直接ご連絡ください。
事業主の皆さまからのご連絡をお待ちしています。

 【学生情報】
  https://krs.bz/roumu/c?c=884&m=2673&v=12f9222e

 現在の掲載大学は「東京電機大学」と「ものつくり大学」の2校ですが、年内に「東京国際大学」「埼玉工業大学」など、連携大学を拡大させていく予定です。どうぞご活用ください。

リンク先をみてみますと、東京電機大学は開こうとするとIDとパスワードを要求されてあれれ?なのですが、ものつくり大学の学生情報は閲覧することができます。(12月3日追記:東京電機大も開けるようになっていました。)
ものつくり大学は過去も取り上げましたが、インターンシップや作業実習を中心としたユニークなカリキュラムで、良好な就職実績をあげていることで知られています。リストには21人があがっていますが、一学年300人のようなので、他の全員が決まっているわけではないにしても、かなり善戦しているといえそうです。
個々の情報をみるとなかなか興味深く、なるほどこれが「教育の職業的意義」というか、「職業的意義のある教育」なのかなあと思わされるものが多々あります。いっぽうで、これだけ実務的な教育を受けながら、なおジェネリックスキルを強調して「ものつくり」以外の分野での就職を志す学生さんもいるということもわかります。そういう学生さんはたぶん多くはないのでしょうし、苦戦する傾向があるのではないのかなあなどとも想像するわけですが…。