叙勲

今日はお祝いが2件です。まずは労働法学界の重鎮である下井隆史先生が、瑞宝中綬章の栄典を受けられました。おめでとうございます。下井先生はもう大学では教えておられないのかな。
叙勲は研究だけではなく、教育や学務などでの貢献も総合的に考慮されて決まるものだろうと思いますが、いずれにしても労働研究者がこのような形で社会的に顕彰されるというのはうれしいことだと思います。私は学会の懇親会で名刺交換して立ち話したくらいのご縁ですが、お祝いとともに先生のご健勝をお祈りしたいと思います。

日経経済図書文化賞

太田聰一先生の『若年者就業の経済学』が、日経経済図書文化賞を受賞されました。おめでとうございます。

若年者就業の経済学

若年者就業の経済学

…まだ書評を書いていなかったか。
昨年の「今年の10冊」でご紹介していますのでリンクしておきます。
http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20101228#p1
菅山慎次『「就社」社会の誕生―ホワイトカラーからブルーカラーへ』も受賞されたとのことで、労働関係図書が2冊選ばれたのは2005年のこの時http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20051103以来でしょうか。めでたい話です。