岩手で山籠もりをしておりました。寒かった。
本庄淳志『労働市場における労働者派遣法の現代的役割』
静岡大学の本庄淳志先生から、ご著書『労働市場における労働者派遣法の現代的役割』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

- 作者: 本庄淳志
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2016/02/01
- メディア: 単行本
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とりわけ、登録型派遣を(比較的短期間で)派遣先を変えながら派遣就労を継続する典型的な派遣労働と、実態として採用をはじめとした人事実務をアウトソーシングしているのと変わりのない派遣労働とに分けて、それぞれに異なる規制を提案されているのが目を引くところです。現場の実態としては、前者で就労していたところある派遣先とのマッチングが良好で勤続が長期化する、というパターンも多いと思われ、線引きがなかなか難しそうな気はしますが…。
400ページを超える重厚な研究書ですが、労働法の研究書としては文章がかなり読みやすいのも特徴で(これは編集の方ががんばられたのかもしれません)、非常にスムーズに読めました。