ちろうのレイブル日記

2018-07-11

落合陽一『日本再興戦略』が面白かった

日々尋常ではない量の本を(ちょっと盛った。週2.3冊くらいペースかな)ブックオフで買ったりAmazonマケプレで買ったり池袋ジュンク堂で買ったりメルカリで買ったり図書館で借りたりして読んでいて、追っつかない。それでなくても消化したいコンテンツ、アウトプットしたい欲がたくさんあるというのに。

落合氏については公演動画をyoutubeで見たりTwitterフォローしたり情熱大陸見たり、デビュー作である『魔法の世紀』がいまいちピンと来なかったりしていたんだけど、さらにPLANETSから『デジタルネイチャー』が満を持して出たタイミングでもあったので、かねてから気にはなっていた『日本再興戦略』を入手して読んでみたらものすごくインスパイアを受けたので、その感想などを書き付けておく。

日本という国(国民)の特性とか、歴史的背景とか、外国との比較とか、現代をどういうふうに捉えるかという視点、これからどんな世の中がやってくるかとかいうビジョン。どうしていくべきかという提言など、よくもまあこんなにズバズバと出てくるなと感心した。


■印象に残ったことを箇条書きで

・「欧米」という言葉を使うべきではない。
欧米とかデカすぎて何にも言えていない。英国が、米国が、ドイツが、フランスが、というふうに語っていくべき。これ同意だわ。

・日本は東洋的な思想を見直すべき
・日本はカースト制と相性がいい
つまりかつての「士農工商」今の仕事もこの分類ができる
「士」・・政策決定者や官僚、クリエイティブクラス
「農」・・一般生産、一般事業従事者、自営業者、マルチクリエイター、農業、医者
「工」・・アーティスト、専門家、大工、職人、アート
「商」・・金融商品や会計を扱うビジネスパーソン、企業のホワイトカラー

この順番通りに価値を生んでいる。「士」は確実に価値を生み出している。「農」「工」はモノを作っている。「商」とかゼロサムゲームでお金をいじくっているだけで何にも価値を産んでいないとか吹いたww

・高度経済成長の時に、トレンディードラマとかに影響を受けすぎ。ローン組んでマンション、結婚式、婚約指輪、etc
・悪しき拝金主義を脱しないといけない。
・お金を稼いでいるのがカッコイイとか思いすぎ
・大学生が金融機関とかコンサルティング会社に就職したがるとか何も考えていない証拠。MBAとかエンハンス機能はあるけどクリエイティブではない、要らねえ。

・頭が良い学生がみんな医者か弁護士になろうとするのも洗脳。弁護士、税理士、会計士とか、複雑化した社会システムを維持するために必要なだけで、何も価値を生んでいない(ひでえw)。医者はちょっと価値を生んでいる。

・これからは百姓(つまり100の生業を持つ人間)として生きていくべき
・ワークライフバランスではなくワークアズライフ(生きるように働く)
ストレスマネジメントこそが大事。残業は好きにしたらいい。(時間で縛るのが間違い)

・自動運転が普及すれば、移動の概念が変わる
・人口減少フェーズはむしろチャンス。高齢化社会先進国として、ノウハウをこれからばんばん輸出できる。

・英語教育より日本語教育
・英語はツールでしかない。グーグル翻訳で十分。伝えたい内容があることが大事。
・翻訳システムの誤訳をdisる人は、論理的な日本語がしゃべれていない可能性が微レ存

・センター試験とか無くしたほうがいい
・小中学校はまだいいけど、高校がダメ。好きなことを自由にやらせるべき。
・浪人、留年、ギャップイヤー歓迎
・日本はサロン的教育が好き、向いている。(松下村塾、慶應義塾、etc)
・幼稚園とか要らねえ
・日本はインドと仲良くしたほうがいい


覚えているだけでざっとこんな感じ。他にも今の筑波大学での実践とか。提言しているだけの人じゃねえ。むしろ後進の育成、教育に力を入れている。

いや〜、そういう発想ができるのかという驚き。やっぱり次世代の日本を作るというのは教育なんだよなあ。サロン的教育現場は僕も今ずっと考えていること。経済格差よりも、文化資本格差とモチベ格差。これをいかに減らす方向へと持っていけるか。


『日本再興戦略』、間違いなく良い本です。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

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