野沢尚「破線のマリス」

破線のマリス (講談社文庫)

破線のマリス (講談社文庫)

野沢尚は2冊目。
前にリミットを読んだ。
結構面白かったので、掘り下げてみる。

脚本家で、かなりヒット作も生み出していたみたい。
しかし、もう亡くなられている。
自殺だとか。


それはともかく。
テレビ業界に近かったからだろうか、表現が緻密でイメージしやすい。
わりとテレビにアンチな感じの内容だったのがなかなか興味深いというか。
内側から見たからだろうか、なんか説得力というか、臨場感があったなぁ。
ミステリっぽいサスペンス的な?
テーマとしては重い感じだけど、それを気にしないでサクサク読めるのが面白かった。