ロイヤル・バレエ「Polyphonia/TheFourTemperaments/Sinfonietta」

モダン3作の上演初日。
1.Polyphonia
NYシティバレエでの2001年の初演以来、数々の新作賞を獲った作品。出演者8人中プリンシパル*15人を揃えた豪華な布陣の中で、期待の新人Lauren Cuthbertsonが意外と健闘。彼女がプリンシパルに昇格する日も遠くない?お気に入りのCojocaruはこういったモダンでは不冴え。BenjaminとCopeのペアが一番はまっていて悪くなかったけど、振付に期待したほどのインパクトは感じませんでした。
2.The Four Temperaments
これまたNYシティバレエで1946年に初演された、有名な振付家Balanchineの作品。見る前に少しお酒が入ったせいか、ちょっと眠くなりました。ということで印象薄。
3.Sinfonietta
これは1926年の作品。振付・音楽ともシンプルかつ派手で美しいです。音楽ではファンファーレのようなトランペットがポイントになるんですが、これがちょっと雑だったような気がします。ジャンプが多用されるスピーディな展開で、ラストは何か物語性のようなものを感じさせる構成です。
4.まとめ
・モダンの歴史を考えさせる3作。
・準主役級のダンサーの活躍の場という側面も感じました。
音楽監督Pappanoのロイヤル・バレエデビュー。Royal Opera Houseのオケの質は向上していると思います。
(評価:★★★☆☆)
写真は11月25日参照

*1:第一舞踊手