勝俣邸リアリティツアーは盛況の内に終了。

写真は撮影したものが現在手元にないのでGalleria Kamex掲示http://www.mkimpo.com/minibbs/kamex/imgboard.cgiから無断転載。ムキンポさんごめんなさい。
中の人がどんちゃん騒ぎなどした末にぐっすり寝ていたため、報告が遅れましたが、「東電解散!!リアリティツアー2011〜会長・勝俣さんちにお手紙を届けよう〜」は120人の参加者を得て、盛況のうちに無事終了しました。詳しくは後日また報告いたします。
12月25日の13時に新宿アルタ前で待ち合わせた後、四谷三丁目の勝俣会長宅を目指して歩きました。勝俣邸前の表通りから曲がって入る路地を、沢山の警官が封鎖するように立っていましたが、参加者ほぼ全員が、勝俣宅の真ん前に行き、勝俣氏宛ての手紙を警備員に託して渡す、抗議の声を上げるなど思い思いに勝俣氏への気持ちをぶつけることができたと思います。
もちろん、一人の逮捕もなく、家にたどり着くまでのツアーを貫徹しましたよ!

東京電力株式会社解散への手続き

勝俣さんはたぶん分かっていると思うんだけど、こんな風に解散するんだよ。
作っておいたのでぜひ使ってね!!

株主 各位


2011年12月25日
株式会社東京電力

取締役会長 勝俣恒久 印
電話03-6373-1111


株式会社東京電力解散のための臨時株主総会招集のご通知


拝啓、2011年もクリスマスを迎え、慌ただしく年末が通り過ぎようとしていますが、株主の皆様、また全ての人々にとって、来る年が希望に満ちたものであるように私も切望しております。


さて、2011年3月12日、弊社が運用する福島第一原子力発電所が過酷事故に至りました。長年にわたり幾多の方々からご指摘を頂いていたにもかかわらず、弊社は都市と農村の所得格差、重層的な下請け構造による非正規労働者への負担の転嫁によって、自身はいっさいの被曝リスクから免れていることを信じて原子力発電所を建設・運用することで莫大な収益を挙げてまいりました。


 そしてついに本事故に至り、世界人民に多大な健康被害を与える結果となってしまいました。いかに国策であり、株主の皆様や日立、東芝など協力各社の強い要請があったからとはいえ、原子力発電事業から手を引くことなくむしろ積極的に展開してきてしまったこと、事故と日常的な被曝のリスクを知りながら各地で原子力発電所を運用し続ける状態は、もはや一企業人として慙愧の念に堪えません。まして、今後はベトナム・ヨルダンをはじめ各国への原子力プラントの輸出によって、世界人民をさらに過酷な放射性物質に被曝させることはなんとしても避けなければならないと考えるに至りました。背景資本の強欲につき合い続けることは一企業人として、いやもはやひとりの人間として許されることではありません。また、日本政府は、弊社に1兆円の公的資金を投入し、実質国有化するという方針であると先頃報じられましたが、このような対応で弊社を無理やりに存続させてゆくことは、原子力の危険に人々を曝しつづけることであり、これもまた、許されないことであると考えます。


 ただちに全原子炉を停止させ、補償に全力を傾注し、今後の被害の拡大を少しでも軽減するために東京電力が残された力を使い尽くすべきであるとの思いに至り、このたび解散を決意いたしました。


 つきましては、緊急に臨時株主総会を開催して解散の特別決議を挙げ、2012年1月31日をもって弊社を解散することとしたいと考えます。そののち速やかに弊社は所有する全ての資産、および責任を有する役員の全ての個人資産を本事故によって被災したすべてのみなさんへの補償に充て、株主にこれまで配当してきた全利益の返還を求める訴訟手続きの先頭に立つことを誓約いたします。


株主の皆様に、以上の主旨での弊社臨時株主総会の開催を通知致します。皆様におかれましては何かとご多用のこととは存じますが、ご出席いただきますようお願い申し上げます。


 当日ご出席いただけない場合は、別紙の要領で議決権をご行使していただきますようお願い申し上げます。


 なお、本議案中には、定足数の出席を要とする議案がございますので、当日ご出席いただけない場合は、同封の委任状に必要事項をご記入、押印の上、ご返送くださいますようお願い申し上げます。


敬 具




 1.2012年1月31日(火) 午前10時より


 2.場 所 別途弊社指定の会場


 3.議 案 


    第1号議案 弊社の解散に関する件


    第2号議案 精算人の選任に関する件


    第3号議案 定款の変更に関する件


  以上

リアリティツアー2011のしおり

当ツアーのしおりの本文が完成しました。
完成品は当日配布致しますが、可能な方は事前にお読み下さい。

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リアリティツアー2011のしおり(本文)

今年もいよいよ押し迫り、なにかにつけて忙しくなってしまうのが、師走。そんな時期だからこそ、激動の一年に想いを馳せながら、新宿〜四ツ谷の街をロマンティックに彩るイルミネーションを眺め歩くという、いつもと違うクリスマスの過ごし方もいいんではないでしょうか。
ひんやりとした風を受けながら、私達と新宿〜四ツ谷を歩いて東電会長宅へ行ってみませんか。

■遠足
集団で見学などに出かけること、一般的には学校での日帰り程度の旅行のことをいいます。
目的地に着くまで各々が写真を撮ったり、立ち止まって周りの景色を眺めたりするなど、必ずしも統率された態様にはなりません。

■遠足における持ち物、食事など
遠足に不必要なものは、持ってこないでください。このしおりのほかには、お金とお弁当だけで十分です。手帳や財布は貴重品ですから家においてきましょう。
また、弁当の他におやつとして、菓子類の持参が認められます。内容は各人の裁量に任されているものの、あまり多量にならぬよう、三百円から五百円以内に制限されているのが一般的です。このとき、バナナやりんごはおやつに含まれるか否かが問題となることもあります。通常、バナナなどの果物類は弁当の一部とされ、おやつに含まれないとされます。

新宿アルタ
1979年竣工。地下2−地上6階はテナントビル、地上7−8階はテレビスタジオの構成。
ビル外壁には日本で初の大型街頭ビジョンが設置され、「待ち合わせの名所」としてもひろく知られています。
平日12〜13時のあいだにフジテレビで生放送される『笑っていいとも!』のCMのタイミングに合わせてアルタ前が映し出され、映り込みを狙った野次馬が自然発生的に集まり集会状態になっています。

■新宿区左門町
新宿区南部に位置する。怪談話『四谷怪談』の「お岩」の居住地とされる。施設としては、「お岩稲荷」「四谷警察署」が存在します。
また、左門町も含まれる、外苑東通−新宿通−信濃町駅四ッ谷駅間で囲まれる三角地帯は、寺院と坂が多いことで知られています。

■東京都公安条例
公安条例は、戦後に治安維持法が廃止された後、多数の地方自治体で制定されました。現在でも、公安――公共の秩序・安全を守るため集会・デモを取り締まるという名目のもと、人々の意思表示を規制するなど憲法21条(表現の自由)に反する運用が行われています。
なお、東京都公安条例は、葬祭・遠足を除く集団的表現の中でも、政治的な目的を持ったものを恣意的に取り締まっています。
特に、法文で集会・デモを厳密に定義していない点からしても、近代法の原則である罪刑法定主義を意図的に無視しているとしか思えません。

■弾圧
支配階級が権力を行使して、反対する勢力の活動を抑圧すること。
近年人々を驚かせた事件には、歩いていただけのオウム真理教信者を公安警察が取り囲んだ上に勝手に転び、目の前の相手を公務執行妨害罪で逮捕した「転び公妨」や、麻生太郎首相(当時)の私邸を見学しようと歩いていただけの人々に警視庁公安部が飛びかかり、東京都公安条例違反・公務執行妨害罪で逮捕した「当たり公妨」があります。

■弾圧されたら
もし政治的な理由であなたが逮捕されたならば、まさに弾圧、デッチあげです。検察による証拠捏造事件や多くの冤罪事件が明らかするように、長期勾留――代用監獄制度と密室下での自白強要が人権侵害の温床になっています。
不当弾圧に対抗するためには、取調べに対して警察・検事・裁判官と一切口をきかない、全ての調書への署名・指印を拒否する完全黙秘こそが、法律のしろうとである被逮捕者が、この身ひとつで、取調の専門家と対等に闘うための、唯一・最強の武器です。なにも悪いことしていないなら喋れ、と権力は迫りますが、ないのならなぜ逮捕されたのでしょうか?そこには弾圧する側の都合しかなく、「何もしていない」からこそ弾圧されるのです。自分たちを弾圧している権力に対しては一切の言い訳も、交渉もありえません。そして、自分だけが助かるために仲間を犠牲にすることは道義からも絶対に許されません。闘う思想が試されているのです。
また、包括的黙秘権として、取調べにでない、房から出ないこともできます。逮捕・勾留は取調べを目的としたものではないですから、供述だけでなく取り調べ自体も強要されるいわれはありません。
日本の刑事訴訟では「自白」の供述調書に大きな証拠価値が与えてられており、警察官や検察官にとって都合のよい筋書きどおりに供述させられて調書が作られているのが実態です。身体の自由が奪われ精神的にも大きな負担を抱えた状況で、供述した内容が自分の思うとおり述べたとおりのはずがありません。
「喋れば出れる」と思うのは刑事弁護の鉄則から言っても大間違いです。刑事訴訟法60条では、住所不定・罪証隠滅の可能性・逃亡の可能性がある場合に勾留できるとしていますが、検察の令状請求を裁判所はチェックすることなく発布しているといった実態があります。
さらにいえば、黙秘が不利益に取り扱われることがあれば、憲法38条違反です。
そもそも、運動をつぶす・運動内に分断を持ち込む・運動の情報を集める・転向させるための政治弾圧ですから、公安警察・公安検事・裁判所が結託して国家意志が貫徹されています。「早く出たい」のなら、安易な希望を持たず、不安な気持ちを闘う姿勢に切り替えることが大切です。そして、公安事件に精通した弁護士を選任し、黙秘で一通も調書を作らせないことで早期釈放・不起訴を勝ち取りましょう。外にはたくさんの仲間の支援が集まり救援会ができています。ともに闘いましょう。

■家に着くまでがリアリティーツアーです。
ツアー終了後に無事、家に着くまでがリアリティーツアーです。
終了後尾行してくる公安刑事に対しては、電車やバスを乗り換えたりして、しっかり「切って」帰りましょう。
寒い季節ですので、帽子やマスクで風邪予防しましょう。肖像権も防衛できます。

救援連絡センター
1969年に発足。完全黙秘・非転向を原則として、思想信条を問わず、被弾圧者を救援している。不当にも逮捕されたら「03−3591−1301(サーゴクイリ、イミオーイ)、救援連絡センターの指定する弁護士を選任する」とだけ述べること。

責任追及!

いただきものです。
月夜、集会するネコがイメージされたバナーです。
ネコはふてぶてしくてかわいいですが、人間も最近は
政府の「収束宣言」デマにだまされないくらいの
ふてぶてしさは持ちつつありますね。

責任追及は原発をなくすための具体的な方策です。
責任逃れは許さず追及! 
25日は新宿アルタ前へ!!

原子力発電所は張り子の虎である。

原子力発電所は張り子の虎である。二重の意味において。


一つ目。核物質を閉じ込めるのだと工学技術の到達点を自慢げに披露していた、電力会社や政府の言葉は地震という現実によってあっさり裏切られた。「五重の防御」も無力だった。今も放射能はまき散らされ、野田首相は事故の収束、「冷温停止」を宣言したが、誰も信じようとはしていない。原子力の「平和利用」とは、いつ破れるのか分からない薄紙の上に成り立った茶番だった。


二つ目。そして、原子力発電が我々の繁栄のために必要だった、経済を支える柱であったし、柱であり、これからもそうあり続けるだろうというふざけた考え。経団連原発がなければ電気料金が上がり、資本は海外に流出すると脅す。政府は東電を救うために1兆円を投入すると言うが、当の東電会長は1兆円では1年しか持たない、と嘆く。


原子力発電の導入が叫ばれ始めたころ、その輸入先だったアメリカ合衆国には原発は存在していなかった。「夢の電化生活」に原発が必要、などという喧伝は事実として間違っていた。その頃の日本での発電の主流は水力だったし、高度成長期を支えたのは主に火力だった。反原発運動の源流の一つは巨大な火力発電所建設に反対する運動にもある。当時は火力の煤塵公害も問題にされていた。


原子力発電が発電量の3から4割を占める。だから原発は必要だ。おかしい。原子力であれ、火力であれ、私たちにはそれを選ばない道もあったはずだ。いったん選んだのだから、もう後戻りはできない。原発で作られた電気によってお前は生かされてきたのだから、何をいっても無駄だ。そんな馬鹿な話があるか。原子力発電の発電量におけるシェアなど、結果に過ぎない。


「電気がなくなって原始時代の生活に帰るのか」という愚かな問い。そんなことをうそぶく輩は原発がなくなったら原始時代に帰るのだという覚悟を勝手に人に求めて、自分にはその覚悟などないのだ。事故が起こり、誰の目にも原発の危険は明らかになり、それでもまだ原発に反対したり原発を全廃するのは現実的ではない、という「現実的」意見。放射能は降り注ぎ、原子炉では過酷な被曝労働が続いているのに、その現実を延長することしか「現実」の選択肢を持とうともしない。それをいつまでも続けることなどできはしない。


原子力発電所は張り子の虎である。

リアリティツアー2011へのお誘い

リアリティツアービューロから、小旅行のお誘いです。参加費は無料。
12月25日日曜日、13:00新宿東口アルタ前広場集合
 

CALL ON KATSUMATA!!
クリスマスは東電会長の家へ


 原発事故は、わたしたちの生活と生存に対する犯罪です。


 3月、福島第一原発の爆発により空気中、土壌、海中に大量の放射性物質が拡散しました。


 わたしたちは、放射能のために居住地を離れざるを得ない多数の人々がいることを知っています。水や流通する食物に対し日々不安を抱かされています。また、汚染下での労働を強いられる人々や、事故以前より社会的立場が弱い人々、女性や子どもたちは言わずもがな、要するに、この文章をいま読まれている、かけがえのない存在であるあなたが現在犯罪の被害をこうむっているのです。


 原子力犯罪は二度と繰り返させてはなりません。責任者の追及が必要です。原発を推進してきた中で誰が利権をものにし、誰の何を犠牲にしてきたのか確認されなくてはなりません。また、「がんばろう日本」など、上から下から右から左から皆が被害者であるかのように「非常事態」を乗りきろう、とするのなどは、被害・加害の関係を曖昧にして犯罪の再発に手を貸す行為です。自分を安売りしないことが肝心です。


 この国の警察は原子力発電の味方のようです。原子力犯罪は追及されないのに、かたや原発に反対するデモや抗議行動の場では参加者がたびたび警察によって逮捕され、警察署に幽閉されています。「公務執行妨害」や「東京都公安条例違反」など、法律を破っているというのですが、ルールというのは、原子力発電に都合がよいようにできているようです。


 さて、具体的に原子力犯罪の責任者を名指ししましょう。これは多数存在しますが、まずは勝俣恒久氏の責任追及が必要です。歴史に残る犯罪の責任を持つ、東京電力の会長です。ところが彼は地位もそのままに、50%減額されたとはいえ未だ3500万円を超える年収を得ています。勝俣氏は東京電力の無責任体質を身をもって体現しています。


 25日のクリスマスは、勝俣会長宅に遠足に行きませんか。彼は、繁華街新宿から歩いて25分程度、四谷に地価7億円の邸宅を構えています。折角の機会ですから、原子力犯罪に責任を持つ人間がどんな暮らしをしているのか、その雰囲気だけでも感じてみませんか。彼に手紙を渡し、あなたの思いのたけを伝えてみませんか。そして、居直りをただし、東京電力を解散させてみませんか。


 わたしたちのクリスマスが楽しいものであることをリアリティツアービューロは願っています。
リアリティツアービューロ(RTB)