クレネリ ZERO FACTORY「乙女の国」

クレネリ ZERO FACTORY「乙女の国」@下北沢駅前劇場に行ってきました。
客席が、正方形のステージ(といっても高さはなく地面と同じ)を挟んで向かい合っている状態というスタイルでの、おもしろい観覧でした。私は始めてのおザブ(座布団)席で椅子席より前のため、おかげで役者さんのまん前で演技を見ることができ、おもしろい経験ができた。客席が前後にあるわけで、演者の位置はまさに3D。だけど、位置がよかったのか、ほとんど役者さん同士が視界でかぶることがなく、これも計算にはいっているのかなぁと思って感心した。
ちょっとメルヘン入った女性の元に同居人募集で集った個性や生い立ちのまったく違った3人の女性+女性の腹違いの姉妹の、(基本的に)合計5人のみで展開されるお話。床に散らばるお菓子の甘さと、それぞれが人生で求めている甘さ(=欲や価値観)がシンクロし、愉快な部分もあるのだけど、終始笑いの中にもどこか物悲しさを含んでいた。
ストーリーの中盤までは、ちょっと後ろ暗い過去を持った女性達が己の素性を明かすことで徐々に心が打ち解けていくヒューマンドラマみたいなお話かと思っていたら、最後の最後で大きい話の転換があり、一転サスペンス風味でうってかわってドキドキした。
主役の佐藤真弓さん(猫のホテル)は、摩訶不思議なちょっとイッちゃってる感じの女性の役だったので、あとでチラシみたら、オトナっぽくてかわいらしい方で、かなりびっくりした^^;役者の人ってすごいなぁと改めておもった。
TEAM発砲・B・ZINの工藤順矢さんが日替わりゲストで出るということで行って、いつでるかいつでるかと思っていたら、ココで来たか〜!!(笑)