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2010-06-04

真摯さってなんだろう

07:30 | 真摯さってなんだろうを含むブックマーク

『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』(書籍のほう。ブログのほうも読みましたが。)

を読んだ。

※この記事にはネタばれが含まれます。


みなみちゃんが読みすすめていく『マネジメント』には、

「マネージャーの資質」ついて書かれていた。

才能ではない。真摯さである。


自分は当初、真摯さとは真剣さと同じ意味合いで捉えていた。

しかし、真剣であっても真摯さにかける場合は存在する。

例えば、テレビゲームをする場合である。真剣にすることはあっても、

真摯にすることはないように思える。

それにマネジメントにはこうある。

(真摯さは)学ぶことの出来ない資質、後天的に獲得できない資質である。

真剣さというのは、経験を通して身につくものであるので、

やはり真摯さとは異なる。


ではみなみちゃんは真摯だったのだろうか

物語を通して、みなみちゃんは野球部をマネジメントしていく。

そこには真摯さが見受けられる。

しかしみなみちゃんは野球部のためにマネージャーに

なったのではなく、友人の夕紀がマネージャーを続けられなくなったから

その代わりにマネージャーになったのである。

友人のために、友人が好きな野球部をマネージャーとして守ろうとするのである。


野球部の為ではない。友人のためにマネージャーを始めたのである。

これは真摯といえるだろうか。

この部分だけピックアップすると真摯でないように思える。

しかし、物語の中でみなみちゃんは確かに真摯だった。

なにか矛盾が存在する。


みなみちゃん自身、物語の終盤で自分の真摯さを否定する。

それは大事なものを失って、真摯たる対象を失ったことによるものだった。

そのこともあって、

大事な試合を目前にしてみなみちゃんは逃げ出すのだが、

後輩に捕まって試合に戻ってくる。

しかしどういう心で望めばいいのかわからなかった。

しかし選手たちのプレーで心が動いていく。

最後には声をあげて泣いてしまう。

これは真摯さがあった証拠ではないだろうか。


みなみちゃんはこの物語の中で、自身の意思とは関係の無い涙を二度流している。

一度目はマネージャーの資質が真摯さであると知ったとき。

二度目は決勝戦で勝ったときである。

この二度の涙には共通点がある。

どちらの場合も、みなみちゃん自身の真摯さに触れていることである。


真摯さってなんだろう

頭の中でまとまっていないので、本当はまとめたくないのだが

一つの記事としてまとめないと真摯さに欠けると思うので書いてみる。


あくまでこの本を通じて考えた真摯さについてだが、自分の考えは

以下である。

真摯さとは、心の底から対象のことを想い、

最後まで付き合おうと心に決めた態度のことである。

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