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2012-12-25

大切なことは何か:不景気が続いてるのに無駄遣いが減らない理由

| 16:43 | 大切なことは何か:不景気が続いてるのに無駄遣いが減らない理由を含むブックマーク

私は物心ついたときにバブルが崩壊して世の中がテンヤワンヤの時代に生きてきたのだが、そのときから今までずっと大量消費時代が続いているように思える。もちろん消費自体は控えてきているのだろうが、いまだに無駄遣いの目立つ世の中だと思う。


お金の魔力

大量消費の思考からいまだに抜け出せない理由は、私的には、大企業のせいだと思う。もっと言うなら広告代理店のせいだと思う。

たしかに経済という大局から見ると、お金を回す仕事も必要である。しかし、本来必要のない商品まで買わせて、経済を無理やり回している今の状況は本当に健全なのだろうか。

企業では、いらないものまで買わせたセールスマンが優秀だと言われていないだろうか。おそらくそうだろう。いらない製品でも商品化してしまった以上、買ってもらわないと企業は存続できないのだから。しかし今一度、企業とは何のためにあるのか考えなおしてもらいたい。

さて、先日NHKの『ようこそ先輩』という番組を見た。詳しくは覚えていないが、小学生に折鶴を折らせて、先輩が(たぶん作り物のお金で)買い取るのだ。出来上がりが上手であればあるほど高く買い取るという方式だった。子供たちは目を輝かせて作って、少しでも高く買い取ってもらおうと、装飾を付けたり、物語を付けたり、口八丁で高く買い取ってもらおうとしている子供もいた。

私はそれを見て、もちろん商売の基本を感じてもらう良い授業だとは思ったのだが、ふと疑問に思ったのだ。その付加価値(装飾や物語)はどこまで必要なのか。確かに付加価値を付けて消費者に納得してもらって購入してもらうことは大切なことだ。しかしそれが過剰になるとどうかな、と思う。

今流通している商品の付加価値は過剰だ。芸能人が絶賛とかクリスマス・バレンタイン・ハロウィンなどはわかりやすい例だろう。ハロウィンはそうでもないかな……。

節分の恵方巻きを食べる習慣もわかりやすい。私が小さい頃はそんな習慣はなかった。ここ最近急速に普及したのだ。一部の地域では古くからやっていたそうだが、他の地域にはあまり関係ないはずである。企業の販売促進活動の結果であり、過剰な付加価値の例である。*1

企業の商品開発グループはお金がほしいから、頭をひねって商品にあれこれ付加価値を付けるのだ。その社員をみて拝金主義の奴隷と笑えるところだが、子供たちもその立場になったら一瞬でその思考に至ったのを見て、恐るべきはお金の魔力だな、と少々戦慄した。


過剰な付加価値

子供たちは付加価値をつけて商品の価値を高めようとしたが、今の世の中は当然のようにそれが行われている。

最近よく思うのがスプレータイプの除菌剤だ。ファ○リーズとか。確かにきれいになったような気がするが、果たしてそこにはスプレーをする必要はあったのだろうか。おそらく必要ない。スプレーしなかったとしてもそのせいで病気になることはないだろう。私はスプレーなど一切使っていないが、アレルギーなどは一切ない。そんなことよりうがいと手洗い、定期的な掃除で十分な気がする。

このスプレーはCMなどの広告で、家の中には菌がたくさんいると不安を煽り、われわれに買わせているのだ。家の中は無菌室じゃないんだから菌がいるのは当たり前なのに。

他の例としては、自動車だ。マイカーがないと生きていけないという人が田舎にはよくいるが、そんなわけないだろう。それは都会の人間と同じような生活を送りたいと望んでいるからそう思うだけだろう。田舎に住んでいる人間は田舎でしかできない生活をすればいいのに、テレビの普及で都会の生活をきらびやかに放送することで、消費者の欲望を煽り、都会の真似事をさせるのだ。その結果、いろいろな品物が欲しくなり、買出しに出かけるために車が必要になるのだ。

逆も叱り。都会の人間に田舎の情緒とか言って、妙な郷愁を覚えさせ、田舎にドライブにいかせる。

さて、はたして車を使ってまで手に入れた商品でその人は豊かになっただろうか。車で遠くに行った人は近所の散歩しかしたことのない人より豊かだろうか。


ソーシャルコンテンツの危険性

ソーシャルコンテンツ(以下、ソーシャル)とは、ここではmixi, twitter, facebook やネットゲーム(パソコン、スマートフォンほかすべてを含む)などのこととする。私もかつてはやっていたが、今はほとんどやっていない。なぜなら危険だからだ。使い方にもよるから一概には言えないけど、少なくとも私には危険なものだった。

ソーシャルはちょっとした空き時間でやるものだが、空き時間だけだと満足いくプレイができない。そして結局、課金アイテムを買って満足するプレイを実現したり、ソーシャルのために時間を確保したりする。まさに本末転倒である。

空き時間は腹式呼吸の練習でもしていたほうがよほど時間を有効活用している。

インターネット上でつながっている他人と感動を共有するのも良いかもしれないが、行き過ぎるとやはり害である。ネット上の知り合いのために時間に追われるのはスマートな生き方とはいえない。

確かにtwitter などは使い方によっては非常に面白い。しかし家族や友人を目の前にして端末をいじっている姿はあまりに滑稽だ。また、1日10分ほどのツイートでも1ヶ月で300分である。5時間である。その時間をダイエットに使っていれば、1キロはやせていたのではないのだろうか。

これだけのことで危険というのは大げさかもしれないが、派生してまずいことが起こるような気がする。

この話題はまだ書きたいことがあるので、いずれ改めて書こうと思う。


便利になったけど貧しくなった

便利な世の中になって人は弱くなった。

車は人の足腰を弱くし、ソーシャルゲームは人の時間を奪い、テレビは人々の画一化を進めた。

もちろんそれぞれ必要な人はいる。しかし庶民にも必要だろうか。そして結果的に出費は増えていないだろうか。

車に乗る生活のせいで運動不足になり、わざわざスポーツジムに通っている人。

無料のソーシャルゲームのためにスマートフォンを買い、徐々に時間を掛けるようになって、課金してしまう人。

暇な時間をテレビでつぶそうとして、CMで購買意欲をかき立てられ必要のないものまで買ってしてしまう人。

もはや我々はマス・メディアの操り人形ではないのだろうか。

本当に必要なものを良く考えて欲しい。身近に大切なものがないだろうか。家族とか臭いことを言うつもりはない。近所の散歩をしてたくましく生きているタンポポをみたとき感じるそれである。顔を近づけてじっくり見てみると新しい発見があるかもしれない。大切なもの、というと大げさかもしれないが、それに気がついたとき人は貧しさから抜け出せる、かもしれない。


不安を煽ったり、欲望を煽ることで商品を買わせるビジネスモデル

不勉強で申し訳ないが、今までの私の主張はどうもマルクスさんが言っていたことのようだ。学生の頃の私は共産主義なんて勉強しなくていいみたいに思ってた節があるから適当に授業を聞き流していたのだろう。

ともかく、不安や欲望を煽るビジネスモデルは資本主義の負の側面のようだ。しかしこれに異論があるからといって、いきなり共産主義になるのはどうかと思うのだが。おそらく私が共産主義のことをよく知らないので、変なイメージがあるのだろう。経済の勉強をきちんとやり直します、はい。

しかし今の社会は人々が車の所有など財を持つのを前提に作られているから、なかなか持たない生き方というのは難しいかもしれない。そういう意味では経済の勉強というより社会の勉強と言ったほうがいいのかもしれない。


長くなったので結論

企業の売り文句に無知な消費者が煽られているから、この世から大量消費がなくならないのだ。しかしそれは資本主義の負の側面として古くから議論されていたようだ。その議論が積極的に行われないのは、やはり商人がお金の魔力にやられたから、あの手この手でその議論をさせないようにしているのだろう(妄想)。

*1:恵方巻きなどの販売促進について詳しくはwikiを参考にどうぞ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB

kazukazu 2012/12/30 10:41 「いらないものまで買わせたセールスマンが優秀だと言われる」のはある意味当然な気がしました。いるものだったら勧められるまでもなく消費者は買うわけで。
「便利になったけど貧しくなった」というのは激しく共感します。シンプルが一番ですね。

ruisouruisou 2012/12/30 22:44 > kazu さん
コメントありがとうございます。
我々はもっといるものといらないものを良く考えてから購入するべきですよね。
皆が持っているから買う、では子供の理屈ですからね。

ふなぽんふなぽん 2013/01/08 23:02 お久しぶりです
物はあるとやっぱり便利だなあとは思ったりはします

ruisouruisou 2013/01/12 18:28 > ふなぽんさん
コメントありがとうございます。そしておひさしぶりです。
便利っていうのは定義が難しいですよね。
結局、車移動中心の人がダイエットのためにマシンを買うとか、そういう馬鹿げた姿を批判したかったんですが、あまりできてないですね。個人の所有物にも(潜在的な)保管・維持費用が掛かると考えたら、車などは大変な額だと思います。
まあ、邪魔にならなければあってもいいのかもしれません。

ITTTOITTTO 2013/02/05 23:24 逆に物を捨てる時になると、いつか使うかも...と結局片付けられないという話がありますが、
実際のところいつか使うかもしれないと思うようなものは最後まで使わないことが多いですよね。
私は物欲が少ないのですが、母は違ってテレビショッピングで毎日のように何かしら買っています。
いったい何処から金が湧いてくるのだろうか...

ruisouruisou 2013/02/07 21:20 > ITTTO さん
コメントありがとうございます。
ひさしぶりです。
人間の欲っていうのは中々制御が難しいですね。自分も古いものは捨てられないことが多いです。高校の頃のノートとか……。
テレビショッピングはうまくできていますからね。お母さんが買いたくなる気持ちも分かります。まあ、額が大したことがないなら放置でいいと思いますよ。それでストレス解消できるなら安いものかも?