Hatena::ブログ(Diary)

Random Work To このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-12-31

もし才能が無い人間がおっさんになったら

| 17:26 | もし才能が無い人間がおっさんになったらを含むブックマーク

大晦日に少しネガティブで申すわけないが、自分の才能のなさについて書く。

僕は、自分に才能が無いことを忘れていた。この年になって思い出した。ありとあらゆる分野で才能がなく、外見も小さめで不格好で、……以下略、そんな学生だった。若い体力に頼って、勉強ばかりしていた。何も才能が無いから勉強だけはしておこうと知識をため込んだ。結果、社会性のない頭でっかちの芋書生が出来上がった。そして社会に適応できないままおっさんになった。当然、女っ気はない。

やる気と誠意で何でもできるとネットのあちこちに書かれているが、それってある程度の才能があって成り立つことであって、勘違い野郎がやる気を出しても世の中の邪魔になるか餌食にされるかである。*1

餌食にされても生き残れば、立つ瀬がある、と信じて進んでいるがどうも同じ所を行ったり来たりしているようである。そして同じように餌食にされているようである。他人の利益のために踊っているおっさん。なんと現代的な光景だろう。


才能とか頭の回転とかそういうの

元から持っている人にはわからないだろうが、バカに生まれた人間にはそういうものがほとんど無い。勉強して鍛えて鍛えて、ようやく人並みになるのだ。しかも、鍛え続けなければ、人並みを維持できない。

だけど、世の中のリア充って、それをしなくて能力が維持できる。信じられないくらい遊んでいるのに、信じられないくらい頭がよく、冴えている。大学に行くとこういうタイプが多かった。ガリ勉できた奴は天然記念物扱いだった。

そして、ニートから再び社会に出ようともがいている時期にふと気が付くのだ。「あ、こいつらとは脳の作りが違う。俺って、ダメじゃん。やっと思い出した」と。それはとても冷静に直感が働くので、間違いないと思う。でも同じバイトの身でも、全然才能が違う。正社員が違うのは仕方がないとして。

僕なんて前日に事前準備して、ようやく人並みに仕事できるのに、彼ら/彼女らは突然仕事を振られてお十分に仕事ができるのだ。そして僕らがせっせと事前準備をしているときに、彼ら/彼女らは遊んでいる。ばっちりと遊んでいる。

これはどう考えても、頭の作りが違うのだ。遺伝的に体のつくりが違うように、脳も違うのだろう。

偉い人はそんなの関係ない。重要なのは方法論だと言うけれど*2、僕のダメっぷりを見てから言って欲しい。

圧倒的に、物覚えから動きから何もかも劣っているのだ。発達障害も軽度という判断で、まあこれはレッテルだけのありがたい診断である。社会的なハンデを意識するという点では有効かもしれないが。

簡単に言えば、漫画によくいるドジッ子なのである。ただし、僕は見た目の悪いおっさんである。

世の中のアドバイスはほとんど才能前提

今年のノーベル賞の受賞者の大隅先生が、学生時代にへまをやらかしていた話がはてな界隈で盛り上がっていた。みんな、ダメな自分に対して少し安心を覚えたことだろう。僕もちょっとほっとした。ノーベル賞受章者でも若い頃は失敗しているものだ、と。

しかし待って欲しい。彼は腐っても東大である。僕たちとは住む世界が違う。残念ながら、大隅先生をはじめ、著名な先生方は、底辺のおバカぶりを知らない。田舎では、日本語が通じればひとまずほっとするぐらい、おバカである。敬語? 期待してはいけない。計算? かけ算の九九を言えれば拍手を送らねばならない。言っておくが、大人の話である。子どもは、学校に通っている間は優秀である。しかし、卒業して、親のコネで(←負け惜しみ)就職してからは、どんどんバカになる。競馬やら賭け事をやっている人は、確率だけは強くなるが。

ともかく、田舎には信じられないくらいのバカがたくさんいる。僕はそのバカの中で暮らしている。ちょっと頭が良いかもしれないが、それでも東大生、しかもノーベル賞受賞クラスの人の前ではゴミクズである。かけ算の九九ができない人と同レベルである。

才能はいらない、と言われて元気を出すのもいいが、根拠のない自信は、すぐに崩れ去る。よほどの幸運に恵まれない限り。僕は1年足らずで崩れ去ろうとしている。残ったのが、本当の自分であり、本当の実力だろう。


才能がないという自分を自覚したあとで行動を決定しなくてはならない

だから、残った実力で僕たちは勝負しなくてはならない。学校や会社の中で作られた実力は、かなり脆い。もちろん、ないにこしたことはないが、砂糖菓子のように崩れ去ってしまう。特に、本来が僕のようなバカならば。*3

しかし、ここで腐らなくてもいい。その残ったわずかながらの実力でどうにかすれば良いのだ。ノーベル賞受賞はできなくてもいい。大会やコンテストで優勝しなくてもいい。東京で大企業に入って、故郷に錦を飾らなくてもいい。

自分ができることを、今の環境で、できればいいのだ。ダメだったら、引っ越せば良い。それでもダメだったら、また引っ越せば良い。引っ越しの金を稼ぐために生きてもいいではないか。本当に無一文になったら、橋の下でくらせばいい。

どうせ僕らは(このブログをここまで読むような人間は)、見栄を張りたい友人も恋人もいるわけないのだから、そこまで墜ちても問題ないだろう。


ハラキリの覚悟で生きよ

最後まで何もできなかったら、孤独なまま、迷惑にならない場所で切腹でもすればいい。僕は本当にどうしようもなくなったら、するつもりだ。場所も決めている。時代錯誤で結構。しかし、昔から日本人は何かを起こすとき、そのくらいの覚悟でやっていた、はずである。

その覚悟があれば、だいたい何でもできる。……普通の生活以外。結婚?あきらめろ。女はこんな悲壮な覚悟を決めた男にはついてこない。ドン引きする。男もドン引きするが。

僕は町工場の親父だろうと、八百屋の親父だろうと、自分の器に合っていれば、それを懸命にやればいいと思う。僕も輝かしい人生は無理だけれども、細々と自分の適所をみつけて生活していこうと思う。ダメだったら、腹を切る。それでいいじゃないか。

技術の進歩によって、もう、世の中に僕らができるような仕事が残ってないのだ。あぶれ者は淘汰される。自然の摂理である。

だから、懸命にやって、最後までもがいてもどうしようもないと悟ったら、潔く腹を切る。それでいい。最後、の判断が難しいが、ひとまず20代30代で最後ということはないだろう。政府が高齢者の定義を70代からにする、と言っているらしいから、まあそのくらいまでもがいて、全く日の目を見ない人生だったら、静かに腹を切ればいいと思う。

*1:もちろん、そうじゃないと信じて、それを証明したくて頑張っているのだが、報われないし一人ぼっちだし、いい加減諦めて他の人にまかせたい気分である。

*2:そして本のを買わせる

*3:元から才気のある人間は大丈夫だろうが、そういう人は海外に行ったり、大学に行かないで起業しているイメージ。実際、それでいいと思う。

massivemassive 2016/12/31 22:42 やっぱり頭の回転が良い人っていますよね
勘が良いとか当たりを付けるのがうまいっていうようなタイプ
勤勉とか努力家とかそういう頭の良さじゃないですよね
後それとは別にリア充的な人達ってコミュ力の高さでそれらをカバーしてますね
人の懐に入っていって情報を引き出すのが上手いんですよね
そしてその延長でコネができる
多分仕事する上でこの能力が結構重要ですよね
逆にキャラクター的に人に愛されない人間って能力どうこうの前に居場所がなくなってしまうんですよね
私も居場所の無い人間です
頑張って生きていきましょう…

duke77duke77 2016/12/31 23:16 自分も苦労してますが、勉強だけしかしてなかった人間が上手くいくのは大学までで、社会人で活躍する力は全く別でしたね。蓋を空けてみると。
ただ、30代の若者があまりにも悲観しているのは、やっぱ社会的にも好ましくないし、もったいないと思うので頑張ってほしいですね。

ruisouruisou 2017/01/01 17:22 > massive さん
コメントありがとうございます。
はい、頭の回転の良い人は、どこにいっても必ずいます。頭の使い方がうまいというか。
努力とかそういうものじゃとても追いつけない次元にいます。
リア中のコミュ力も、鍛えてどうこういうものじゃないですし、こういう現代社会適応能力が高い人とは、真っ向から勝負をしないことが重要みたいですね。
一緒に日陰でがんばりましょう。。

ruisouruisou 2017/01/01 17:28 > duke77 さん
コメントありがとうございます。
しかしそれならどうして学生の頃、あそこまでスパルタに受験戦争をさせるのか謎ですね。勉強そのものの社会的評価はともかく、その努力すら個々人が否定する社会には蹴りをくれてやりたいですね。
まあ、自分のことを棚上げして批評してくる人間は、古今東西、存在するようですから、気にしないのも修行だと思って、頑張っていきます。
30代で悲観しているのは、僕だけかもしれませんが、もうちょっと己に厳しく頑張りたいと思います。

duke77duke77 2017/01/02 01:45 改めて考えてみると、学問を追究するならば「大学」の意義が出るけど、企業とかには、それが必要ないですよね。
企業とかへの就職の道に行くんだったら、国は最初から企業用の職業訓練校とか設置するべきなんじゃないかなぁ、とか思ったりしますね。授業は「上司との付き合い方」とか。
実際、大多数が民間への就職でしょうしね。

ruisouruisou 2017/01/02 17:39 > duke77 さん
コメントありがとうございます。
確かに、そうですね。しかしここまで市場が拡大してしまった以上、大学(院)の上を作るべきかもしれませんね。大企業は自前の研究所を所有しているようですが、やはり利益を考えなければならないので自由な研究はできないでしょう。
やはり才能ある若者に研究環境を与えるのは必要だと思いますね。僕なんぞは含まれないから、結局、腐っていそうですが^^;

山 2017/01/09 22:58 初めまして
僕も所謂才能のない人間なので文章に書いてあることは共感できます
勉強はそこそこやってきたお陰でそこそこ身に付きましたが、それが何かに活かされたのかは自分でもよくわかりません。強いて言うなら初対面の人から○○大学に通ってるの〜賢いねーってお世辞で言われるくらいです。まあ勉学のメリットに関しては気が付いていない可能性もありますが。
今は大学を休学中の身ですが自分が凡人であること頭の回転が速くないことを自覚して謙虚な気持ちで生きていこうとこのブログを読んで改めて感じました

暇人暇人 2017/01/10 23:00 いつも読ませてもらってます。
コメントで話題になってる大学(院)までの教育と企業で求められる事が違うって話ですが、
本田由紀氏や濱口圭一郎氏の著作が参考になりますよ。
ruisouさんも時間があったら読んでみてください。

ruisouruisou 2017/01/12 23:01 > 山さん
初めまして。コメントありがとうございます。
謙虚さ、大事ですね。。僕も個人的に学び直したいと思います。ともかく、休学中とはいえ、学生というカテゴリに入っている内にできることはたくさんありますので、がんばってみてください。30過ぎてから何か行動しても、不審者としか見られません。

ruisouruisou 2017/01/12 23:14 > 暇人さん
コメントありがとうございます。
本のご紹介ありがとうございます。読む本リストに加えさせてもらいます。
日本の企業で使えないのなら、本来は海外に行くまでなんですけどね。チキンなんで無理でした。