オーガニックとベジタリアンは違う

僕の家族はできるだけオーガニックの食材を選んでいますが、僕の父はそれとベジタリアンとの違いが分からず、「肉も魚も食べないんだろう」と思い込んでいました。


違うから!!!(笑)



さて、このブログでは、しょっちゅう有機だのオーガニックだの出てきます。


なぜ僕がオーガニックの食材を選んでいるのかというと、


残留農薬抗生物質、添加物が含まれているのが(知ってしまったので)気持ちよくないのが1つ。


そして、幼い我が子に少しでも健康的なもの、食育になるものを食べさせたい、ということもあります。
(そもそもオーガニックに関心を持ち始めたのは、子どもができたから)


例えば、この人の本や話を聞くと、食品業界の第一線の人だけに、「マジで!?」と衝撃を受けます。

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

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余談ですが、著者の安部さんによると、日本の消費者の食材選びは「安さ、見た目の良さ、便利さ」などが基準で、「安全・安心」はなんと8番目の優先順位だそうです。

そういう基準で作られた食べ物がどういうものが、推して知るべし・・・とはいかないので、ちゃんと勉強しないと分からないのが現代の怖いところ。



それから、農家の人たちに農薬で苦しんで欲しくないことも理由の1つです。


映画「未来の食卓」のフランス人農家や、「奇跡のりんご」の木村さんの奥さまのように、農薬が原因で体を悪くする人が確実にいます。


そういうことを知っていくなかで、少しずつですが作り手のことを考えるようになってきています。


未来の食卓 [DVD]

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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)

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また、農薬を使わずに(もしくは減らして)作るというチャレンジに取り組む人たちも応援したい。

効率や儲けの視点では、まったく余計な手間でしかないんですよね、有機なんて。


でも、安心・安全なものを届けたい、という気持ちで作ってくださっている。

そういう農家がいるおかげで、僕の家族はオーガニック食材を手に入れることができます。感謝。


(ここから発展すると、例えばモンサント社は本当にヤバイ、とか、なぜTPPなんて急に政権の最重要事項になっちゃったのか、とか、日本食の源「大豆」の自給率がたった5%ってもはや安全保障の問題じゃないか、とか話が広がっていきます。が、それはまたいつか・・・)



まぁ、何を食べたって「絶対に」安全なものなんてないし、どれが原因で病気になるかなんてもことも分かるわけがありません。


要は、心から美味しい!って思いながら食べたいだけなんですよね。


僕がオーガニックを選ぶ理由っていうのは、結局はそれに尽きると思います。


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ところで日本では、オーガニックは普通の食品よりもずっと割高です。モノによっては倍の価格だったりしますよね。

でもスウェーデンのスーパーを見ている限り、そこまで価格差はありません。そして食品が全体的に日本より安いです。

それは、日本のように虫や病気が多くないから有機農業がやりやすいのかもしれないし、農家の規模がはるかに大きいことやパッケージが簡素でも受け入れられること、有機を選ぶグリーン・コンシューマーがずっと多いことなどがあると思います。