聖護院へ

須賀神社から聖護院へ足を運んでみました。

門前には聖護院八ツ橋のお店と、東山には大文字が迫っています。

境内は五色の旗とお神酒が飾られていました。手前が本堂で奥が不動堂です。

本堂では献灯を受け付けていました。お金を払うと「ろうそく1ぽ〜ん」とオーダーが入って、マイク越しに御祈祷してもらえます。参拝された方は順々に献灯されるので、「ろうそく1ぽ〜ん」の声が次々響き、まるで餃子の王将に来ているようでした(笑)


不動堂では柱源護摩(はしらもとごま)が行われていました。不動尊を前に堂内で行われる護摩修行はとても重厚な雰囲気で、1年間の息災をお祈りしてきました。

本堂裏手の庭は芝生もまだ冬色でしたが、境内の梅の木に蕾を見つけました。
節分会が終わると春もすぐそこのようです♪

須賀神社へ行ってきました。

節分の前日2月2日に、聖護院にある須賀神社へ行ってきました。

節分の日には、この日にしか授与されない特別なお守りが登場するそうです。

まずは、こちらが本殿。交通安全の御利益が有名みたいです。

境内ではこの日しか販売されないという「須賀多餅」も売っていました。。限定商品には目がないので、さっそく購入。購入するとお茶の接待もあります。お茶には厄除けの豆が浮いていて、緑茶の渋味に塩味がほんのり効いて美味しかったです。

こちらが「須賀多餅」、2ケで260円。焼き印は御幣と懸想文売りで、中身は白あんとユズあんでした。



で、こちらが節分の日にしか登場しない懸想文売りさんです。烏帽子水干姿で、梅の枝を担いでいます。この方から授与された文を、人に隠して鏡台やタンスの引き出しに入れておくと、顔・形が良くなり、良縁が早くきたり着物が増えたりするそうです。
まぁ私には今更どちらも必要がないので、記念写真のみ撮らせていただきました。懸想文を買うのは若い女性が多いのかと思いきや、意外と妙齢のご婦人が多かったです。
平安時代から続く習わしだそうですが、昔から美に関する乙女心は変わらないものなのですね。

綿を被ったお地蔵さん

南区河原町東寺道をちょっと上がったところにあるお地蔵さん。

住宅街の路地にひっそりと建っていました。

祠の上段には何やら説明板があるのですが、文字が消えていてちょっと判読できません。

円融地蔵尊霊とあります。全国各地にある円融寺と何かつながりがあるのでしょうか。

こちらがご本尊。綿の頭巾を被っておられます。写真ではカラフルな綿頭巾を被ったお地蔵さんを見かけましたが、実物は初めて見ました。この綿には何の意味があるのでしょう。頭部が寒そうだから、町内からの暖かい心遣いなのでしょうか。

平田製菓のかりんとう

東本願寺の近くにある、かりんとう屋さん。

見つけにくいとは聞いていましたが、ここは本当に分かりにくい。
場所は七条新町を上がったところ。看板類は一切なし。表札のみが目印です。

かりんとうは、白と黒の二種類。どちらも100円です。知人にもお土産と思って4袋買ったら、1袋おまけしてくれました(感激)。
ここのかりんとうは、サクサクしていて、本当に美味しいです。知人たちにも好評で、店の場所を聞かれたのですが、なんとも説明のしようがない(笑)。
まぁ隠れた名店ということで、そっと大事にしておきましょう。

その帰りに見かけた仏具屋さんの看板。「位牌すぐに彫ります」っていうことなんでしょうが、ハンコと違ってお位牌がそんなに急に必要になるシチュエーションって、人生にそんなにないんじゃないでしょうか(笑)

電話大日尊

先の下数珠屋町通りを、少し西に行った所で見かけました。

ここも金の装飾が目を引く見事な祠です。台座には何やら説明書きが…。

読んでみると「電話大日尊由来記」が記されていました。
つまりは電話の普及に尽力された如来さん…。ではなくて、電話線の埋設工事の際に発見された大日さんだそうです。
その後これを祀った家の商売(銭湯)が繁盛したため、その成功にあやかろうと町内みんなの守護本尊とすることとなったそうです。



それにしても、ここの装飾も立派ですねぇ。所どころ目につく五葉の三角形の花のマークは、一体何の花何でしょう?少し調べてみましたが、分かりませんでした。

こちらが、電話大日尊さま。お地蔵さんと違って、髪の毛(螺髪)があるから如来さまなのですね。
きっと。

豪華な装飾の大日さん

東本願寺の近く、下数珠屋町通りで見かけた大日さん。

この辺りは、文字通り数珠屋さんや仏具屋さんが多いので、大日さんの祠の装飾も立派です。

大日如来と書かれた銅版の文字もどなたかの筆によるもののようです。最後に落款が押されていますが、残念ながら私には読めません…。

欄間の法輪の透し彫りも見事。懸魚の中央にある飾りを「六葉」、突き出た丸棒は「樽の口」と呼ぶのだそうです。

梁に施された金具は、「八双金物」というもので、両脇にある金具が「入八双」中央部の金具が「出八双」と呼ぶのだそうです。
う〜ん勉強になるなぁ(笑)

屋根の垂木にも1つ1つ飾りが施されており、なんとも見事な祠です。

こんな見事な祠に祀られている大日さんはふくよかで、やっぱり堂々とされているように感じます。
子どもにお化粧をされた大日さんから、こんなに豪華に祀られた大日さんまで。
京都の「ののさま」は町内によって、いろいろなお姿があるようです。

朝顔地蔵??

下京社会保険事務所の近くで、不思議な不思議なお地蔵さんに遭遇。

一見するとシンプルな普通のお地蔵さん。

装飾も特に目をひくものはなさそうですが。

台座には卍や法輪ではなく、なぜか朝顔マーク。

祠の梁の手裏剣みたいな印も初めて見ます。

よくみるとご本尊も、前掛けをされていますが、お地蔵さんではありません。

写真では分かりづらいですが、よく見ると宝塔を祀っているようです。
宝塔もありがたいものではあるようですが、祠に入れて前掛けをしてお祀りしているのは、なんとも不思議な姿です。
後ろに回ってみると、「地蔵盆朝顔会」と書かれていたので、やっぱりこれもお地蔵さんのお仲間なのでしょうか?
なんとも、不思議な不思議なお地蔵さんです。