ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

哲学上での「神」とは

ロゴスの小径へようこそ。

二人の愛は永遠に変わらない・・・なんていう冗談を信じている人も少ないと思いますがw

この世に、絶対に変わらない、真実といえるようなものは
存在するのでしょうか?

全てのものは変化していて

真実と思われるものも
実は時代によって違ったりしますよね。

現代は 平等とか自由 が真実とされていますが
そんなのごくごく近年の思想です。


また
時代が同じであっても国によっても価値観が違ったりします。


ある国では高貴な色が
ある国では不吉な色とされたり


神様の教えさえ
宗教によって違います。


人はいつも

変わらないもの、普遍的なものを
自然と求めています。

だから

長い歴史に耐えた建物や
樹齢の長い樹を敬ったりするわけです。

そこに普遍的なものの匂いを感じ取るからです。


しかし実際は
古い建物もいつかは朽ち果てます

宇宙であっても始まりがあった以上終わりがあるということになります。

やはり 変わらないもの は存在しません。
(正確には、在るかもしれないけれど認識できない、ということかもしれません)


そこで人間は、普遍的な、変わらないものを思想、
つまりは想像の中で考えます。


この世で、絶対に変わらない真実であり真理。



これが「神」です。
あるいはその神は、この世界を、宇宙を創ったものかもしれません。

この場合の神は、宗教とは無縁とも言えます。


これを「哲学での神」という言い方をしたりします。

つまり、


「神」という名でなくてもいいのかもしれませんが、

この世にあるかもしれない、真理とか
宇宙を創ったものとか、

それは現代解明できていないので

それを 神 と呼んでいるわけです。



そう考えてみると宗教嫌いの人も
なんとなく許せるのではないでしょうかw



もちろん、西洋哲学の哲学者のほとんどがキリスト教徒ですし
その影響はとてもとても大きいのですが


しかし、特定の宗教の神 と

哲学上の神 とは別のものです。


そこを読み違えると

宗教嫌いから、「神」というキーワードに敏感に反応して
うまく本を読めなかったりします。

自分もそうでしたし、
大学で講義を聴く人の反応を見ると

神 と出てきただけで嫌悪してしまう人がとても多いので

要注意だなあ、と思ったりして。



けれど、もっともっともっと深く思考していくと

結局人間は何かを信じないと生きていけないという
絶望の事実を知ることになるのですが。



普遍的なものは 神 ですが

神の存在を信じなくなった昨今

神の代替え品が 人の心を捉えています。


とはいえそれは代替え品ですから
結局普遍的なものではないんですよね・・・


だから現代は、根幹の部分がごっそり抜けおちているような状態なんです。


このあたり話しだすと
とても1日のブログでは書ききれませんが

少しずつ勉強してまたご紹介できたら、と思っています。




いかがでしたでしょうか。

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