空気の読み方について2

◆「場の空気を読めない人」にいかに接するか

いわゆる「場の空気を読めない人」と呼ばれる人々の中にも
数種類のタイプの人がいる。
「場の空気」自体を読めない人と、
「場の空気」はおおよそ読めているが適切な振る舞いを思いつかない人や
思いついてもあえて場の空気を読んだ振る舞いを行わない人がいる。

「場の空気を読めない人」に対して
「場の空気を読め」とだけ叱って済ませてしまうことは
決して賢い方法ではない。
「場の空気」自体を読めない人は
場の空気に対する自覚が無いことが多いので
単に「場の空気を読め」と叱るよりも、
むしろ「さっきはGMの話に相槌を打つこともせず
キャラシーに絵ばかり書いていたね」
といったように具体的なことを伝える方が
状況改善、問題改善につながることが多い。
指摘のタイミングについても
その場の状況を忘れてしまわないよう
早い方が望ましいとしている。

「場の空気」は読めているものの
適切な振る舞いを思いつかない人に対しては
適切な振る舞いの例を言葉で語ったり
具体的に自分でおこなって見せるなどの方法もあるだろう。

また「場の空気」自体は読めて適切な振る舞いも知っているが、
あえてそれを実行しない人については
何故そのような態度をとるようになったのか
まずはその人の真情・事情を探った上で
適切な対処をとるほうがいいこともあろう。

ただし場の空気は一朝一夕に
読めるものでは無い事は覚えておくべきだろう。
特にコンベでは少ない時間を卓で共有していることを考えると
GM・スタッフには断固たる行動が求められることも多い。
楽しむための場で断固とした行動に出るのは
空気の読める人には厳しいことだろうが
そこは空気を読まないことが必要な時だと思われる。