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北京の路上から このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-08-30 ジャイアンと日本人 このエントリーを含むブックマーク

いじめっ子だったジャイアン、

昔のことを謝っても誰にも信じてもらえない。


さんざんにじめられたのびたは

大人になった今でも、

「ジャイアンの謝罪は本当なのか?」

「本当に誠実な態度なのか?」

と疑う。いつまでも、いつまでも。

多感な時期のことだから、ジャイアンの存在は人格までに影響を及ぼしている。


日本はジャイアン、

中国はのびたなんだろう。


中国の庶民はいつまでも

日本国民には反省の態度がない」

「心から謝罪していない」

「国全体が右翼化している」と疑い、

果ては憲法改正議論と聞けば、

「中国と戦争をするつもりなのか?」

「帝国主義の復活か」と怯える。


「いっそのこと中国は日本を焼け野原にしてやる、

そんなのは簡単だ」と吐き捨てる。知り合いの中国人に言われた。


尖閣の問題の本質は、中国の内政問題なのかもしれない。

もともとは領土に野心を持つ中国の人民解放軍が仕掛けてきたものだろう。


だが、何も知らない、知らされない中国の庶民たちは僕ら日本人に怒りを向けてくる。


これは小さい頃にいじめっ子だったジャイアンの運命として、

日本人は受け入れるしかないだろう。


70年近く過去に日本側に過ちがあったことは、否めないからだ。

南京大虐殺は、中国が言う犠牲者の数が多すぎるとか反論しても意味がない。

戦後処理は終わったはずだと反論してもまったく通じない。

数や程度は問題ではない。


いじめられたほうはいまでも痛みを感じているし、

いつまでも被害者意識を持つもの。

足を踏まれた、土足で自分土地を荒らされたという事実

中国人の心の中にいつまでもある。

中国の教育の問題だと指摘しても仕方がない。


しろ、昔日本人はいじめっ子だったんだから。

のびたをさんざ殴ったのは事実だ。


ひたすら、僕は昔の日本がしたことを中国人1人ひとりに謝罪していくしかないと考えている。

そんな恥べきことはするなと日本人は言うが。


だが、中国人はあまりに純粋で、馬鹿で、単純なのだ。

日本人の僕が譲歩した姿勢をみせると、中国人は驚くほど大人しくなる。

「日本は嫌いだが、人間が大きいおまえは好きだ」と認める。

これは個人同士の関係だけのことではない。

国同士の外交でも同じだろう。


永遠に日本人は謝っていかなければならない。

苦しく屈辱的だろうが、それが過去に過ちを犯した日本に生まれた日本人の宿命だ。

戦争の傷はそれだけ深い。

戦争の代償は大きいということだ。

戦争は昔のことではない。すぐそこにある危機だと、

中国にいると感じる。


私たちが謝る、譲歩することで

罪のない子孫まで怨念を仕向けられることが避けられるなら、それでいい。



ジャイアンは今、大人になる時だ。

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2013-01-20 燕京の雪 このエントリーを含むブックマーク

ギシギシ自分足音をかみしめるように白くなった北京の道を歩く。

雪は街の雑音を消し去ってくれるのだろう。


2000万人が暮らすとされる喧噪のこの街も、

雪が降り積もった早朝は古の都の静けさを取り戻す。

時空を超え、歴史に消えていった有象無象の人々の雑念、怨念さえも細雪結晶して地面に降り積もっているかのよう。


ただ1点、赤黒く染まった雪が純白の大地を切り裂いていた。

人の血か、怪我をした動物のものか、それともただの私の錯覚なのか。

人々の無数の足跡は、その鮮明な色を避けて通り過ぎていったのが分かる。



どこまでも貪欲狩人たちの痕跡もそっと指で振るい落とせる雪の日。

赤に染まった雪だけが、凍える北京の今を象徴しているかのようだった。



1年ぶりに日記を記してみる。

patinhapatinha 2013/01/22 04:10 おかえり、ruruchanさん!
赤い雪、私も経験があるよ。子どもの時、親に叱られて、ぶん殴られて、雪降る中、家の外に立たされたことが。。。鼻から血が出て、雪を赤く染めていたことが、今でもとても鮮明に思い出せるよ。って、どんな幼少時代だったんだか。笑

ruruchanruruchan 2013/01/22 10:50 patinhaさんのご両親、厳しかったんですね。というかだいぶやんちゃだったんですね〜(笑)。最近は1年に1本の日記を書くだけになってしまいました。今年はもうちょっと書こうかな。

MelissaMelissa 2013/04/10 18:19 一年ぶりの日記って、日記じゃない、年記と言ったら良いじゃない。まだ、首都の北京、子供とお年寄りにとっては、凄く厳しいな生活環境と思っている。

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2012-04-07 日中の企業間で逆転する賃金〜〜もう中国人を安く雇えない このエントリーを含むブックマーク

日本人中国人賃金が逆転しつつあります。


これは統計的な見方ではなく、あくまで北京暮らして身近な人々から感じることです

中国の平均賃金とか1人当たりのGDPは確かに、まだまだ日本の5分の1程度にとどまっています。

それはひとえに13億という巨大な人口のせい。GDPを13億人で割れば、当然平均は小さくなります。


ただ、問題なのは中国で増えている高度技術者管理層など中間所得層の人々です。

日本人と同程度かそれ以上の高等教育を受け、欧米や日本への留学経験があり、ずれのない世界観を持ち、そして高度なIT技術を使いこなす彼らの賃金です。


私の老婆(中国語で妻の意味)の知り合いのAさん(男性)は、かつて華為という中国通信機器大手の日本法人で技術者兼営業をとして働いていました。

ですが、昨年3月に日本を襲った東日本大震災、福島第1原子力発電所の事故を受け、彼の妻(中国人)が先に北京に引き上げてきました。


Aさんも北京に戻り、日系大手メーカーで現地採用となったのですが、

月給は8,000人民元と、たったの10万円足らずでした。年収120万円しかなりません。


これでは北京で家も買えません。

市内(四環路以内)にある新築住宅の平均単価は約3万人民元(約39万円/1平米)以上です。

一般的な広さの150平米の住宅なら450万元と、約6,000万円もします。

ローン金利は7%ほどなので、頭金なしで30年ローンなら返済総額は1億4,000万円近くになります。

年収120万円の人間が120年分の賃金をすべて住宅に投じて、やっとまともな家が手に入るのです。

現実的ではありません。



ところが、最近Aさんの日本での営業経験、技術力などを見込んだ華為のライバル、ZTEが現れました。

彼をZTEの日本法人で雇いたいとスカウトし、提示してきた賃金は年収900万円でした。


優秀な中国人を120万円でしか雇えない日本企業と、

900万円でスカウトし、積極的に世界展開を狙う中国企業。

企業としてどちらに勝敗があるのでしょうか。

人材の使い方が問われています。


果たしてAさんは北京の日系大手企業で月収10万円で働くことを選ぶでしょうか。

patinhapatinha 2012/04/09 11:38 中国に限らず、ブラジルもそうだよ。日本企業は、未だに中国やブラジルを第三世界とみなして安い給料で働かせようとしている。まぁ、給料が安い代わりに日本企業は、ビジネスは日本人だけでやって現地スタッフは単なる小間使いとして雇う。それに引き換え、ブラジル企業や最近勢いが増している中国やインドの企業は高い給料で雇い、その給料に見合った責任も持たせる。どっちがいいかって、そりゃあ、後者の方がモチベーション上がっていい仕事できるよなぁ。って、半分は愚痴になっちゃったね。笑

小惠小惠 2012/04/09 15:08 昆明のYHに長期滞在してた時、同じく出張などで長期滞在している中国人が何人かいましたが、学生時代から必死に競争に耐えてきた人達の中には流暢に英語を話す人も珍しくなく、1対1だったら完全に負けてるって感じましたよ。

たの子たの子 2012/04/10 05:26 こんな日本の中小企業もあります。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34439

ruruchanruruchan 2012/04/10 07:40 >patinhaさん。日本の大手企業も、日本採用の外国人は日本人並みの給与にしています。だが海外での現地採用はその10分の1とか。どこで採用されるかが日本企業の身分制度にとって重要なんです。。。日本本社の空気を理解し、文化を身につけていることが大切で、世界を開拓できるかどうかは問題ではない。それがグローバル競争社会での日本企業の弱さにつながっている気がしますね。
>小惠さん。いや私の回りにいる中国人の若者も超優秀ですよ。英語では普通に外国人と議論できるし、日本語も少しできたりする。そしてボランティアなんかにも参加して社会貢献もする。日本の若者より意欲的で、私が会社の社長なら日本人はいらないので、優秀な中国人だけで固めたいぐらいです。
>たの子さん。南富士さんのように、逆に中小企業だからこそ優秀な中国人人材を生かそうとするんでしょうね。

ReneeRenee 2012/04/16 15:36 香港にも超優秀な中国若者がたくさんがあります。ルルチャンの老婆は中国人でしょうね。

ruruchanruruchan 2012/04/17 07:25 >Reneeさん。コメントありがとうございます。香港もたくさんの優秀な若者がいますね。そうです。Reneeさんも香港の方ですか?私の老婆は中国人です。

ReneeRenee 2012/04/17 09:20 お早うございます! 私は大陸出身ですが、香港で働きて、やく三年間になります。ルルチャンは北京の住宅を買いましたか?

ruruchanruruchan 2012/04/17 10:44 大陸の方ですか。これからもよろしくお願いします。北京の住宅はまだまだバブル状態。郊外の田舎では値段が下落していますが、市中心部はまったく値が下がっていません。残念ながらとても買えるものではありません。

ZhenZhen 2012/05/08 21:14 銀行主催の海外投資(海外工場設立)説明会の資料の中の地域ごとの平均賃金が、作業員、エンジニア・・・と分けて提示されるようになったのは、ごくごく最近のことです。それまでは、地域の平均賃金1本だけ。それを見て海外に現地法人を設立するのですから、ローカルのホワイトカラーの給与など乱暴な決め方をされる訳です。平均賃金が日本の1/5なら、マネージャークラスも日本の1/5と考えちゃうんでしょうね。
製品の価格は原価を積み上げ、それに適正な利益を上乗せして決まったものでしたが、ある時期から、顧客が買ってくれる(価値を認めてくれる)価格が製品価格になり、それに原価を合せざるを得なくなりました。次の変化はは人件費でしょうね。つまり、今までは雇用する地域で生活していくために必要な金額をベースに給料が決まっていましたが、これからはアウトプットによって給料が決まる。物価の安い新興国であっても、物価の高い先進国でも、仕事に応じて同じ給料が支払われるようになるんじゃないかな。

ruruchanruruchan 2012/05/10 14:42 >Zhenさん。日本からみたら作業員は安い。乱暴な認識しかないと、ホワイトカラーはいまや日本人より高くなりつつある状況が理解できないでしょうね。
2段落目のところ、よく理解できませんでした。さらに解説するとどういうことでしょうか?

ZhenZhen 2012/05/10 18:58 すいません、筆たらずで。もう一度ご説明させてください。
「ものの価格」の決まりかたは、原価を積み上げ+利益で供給者が決める場合と、この価格なら買っても良いと消費者が価格を決める場合の2種類があります。従来は圧倒的に前者が多かったと思います。それがある時期を境に、後者が中心になりました。
「ものの価格」の決定方式の変化の次には、賃金の決定方式が変わると僕は予想しているし、現にそうなり出しています。
従来、賃金は労働者が生活するのに必要な金額から決まっていました。だから物価の安い中国の賃金は、日本の賃金より安い。そのため日本に生活の基盤があり、日本で採用された人と北京に生活基盤があり、北京で採用された人とでは、同じ仕事でも賃金に差がありました。それって、労働力の原価積み上げ(生活費などのインプット)によって、賃金が決められていたってことですよね。
それに対して、仕事の成果(アウトプット)に対してお金を払うのが賃金だとすると、その人の生活基盤がどこであるかなどということは関係なくなる。そうなると北京だろうと、東京だろうと、その人の仕事の成果が5万元/月の価値であれば、おなじ5万元の賃金を支払われるようになる。つまりグローバルな人材は、北京と東京との地域格差はなくなる。
僕の意見、伝わったかな、文章力なくてすいません。

ruruchanruruchan 2012/05/10 22:31 なるほど!そう言われると、中国では昔からモノの価格は相対で決まっているようなところがありますね。路上に並べられた商品をにらめっこしながら、「いくらで売るんだ!?」(顧客)と聞けば、「いったいお前はいくらなら買うんだ?」(店主)とやりあっているのは、完全に原価積み上げ式じゃないですね。中国は昔から先進的だったのかも(笑)。
また人材も経済もグローバル化する中で、成果に対して対して給与を決めるようになればいいですね。「給与、いくらなら雇ってくれる!?」(人材)ではなく、「いくらなら働いてくれる?」(企業)となるのかもしれません。ただ、イノベーションで成果を上げられない日本人の給与がどんどん下がっていく可能性は高いですね。

YUEYUE 2012/05/31 16:34 久しぶりです。何年ぶりですかね。
わたし、最近、ルル超みたい超可愛いなpuppyを見たんだ。
記憶がたんたん脳裏に浮かんできた。
好奇心がわたしにインタネットでルルちゃんのことをチェックさせた。
元気そうで、良かった。

ruruchanruruchan 2012/06/01 12:01 あれれ、だいぶお久しぶりですね。ルルはかわいい犬でした。

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j_anzan2j_anzan2 2012/07/24 17:50
面白い記事ありがとうございます。

ちょっと考えたら、これはいいニュースかもしれないと思いました。
日本は一流企業でも平均年収500万ほど。900万も支払える中国はうらやましい反面、中国の人件費の高騰を嫌って日中の企業は日本に人材を求めるかもしれません。

そうすると日本に大きな雇用機会がうまれますから、うまくやれば日本経済を上昇させる起爆剤になってくれるかもしれません。

ruruchanruruchan 2012/07/24 18:26 >j_anzan2さん。コメントありがとうございます。ただ問題は、彼のような中国人に日本人より高い給与が払われるのは、彼が中国語と日本語を上手に操り、高度な技術知識を持つからなんです。安いからといって、中国語もできず、単に日本企業の社内の“空気”が読むことが上手いだけの日本人を雇うかというと、別問題になってきてしまいます。残念ながら。

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2011-03-27 被災地から3000キロ離れた場所から このエントリーを含むブックマーク

はいま、日本東北地方被災地から、3000キロ以上離れた場所にいます。

広東省広州市。

こちらでは日本人も1万人余りが暮らしています。


11日、午後3時ごろだったか、中国のテレビでも日本で大きな地震があったと流れていました。私はいつもの地震だろうと、その時はあまり気にせずに日常に戻っていました。

ところが、夕方になってから彼女が「日本が大変なことになっている」と、テレビのニュースを見て言いました。東北の町に津波が襲う映像が流れてきました。

ことの重大さに初めて気づきました。

すぐに長野にいる家族電話をして安否を確認しました。幸い家族や親戚などに直接の被災者はいませんでした。


それから1週間以上、中国のテレビでは大震災福島原発の事故が連日大きく報道されました。日を追うごとに次々に被害の甚大さがこちらにも伝わってきました。

まるで映画のような映像。自分の母国で起こったこととは思えないほどの衝撃を受けました。

私はメディアを通じての情報しか知りません。

被災者がどんな苦しみの中にいrのか、絶望の中にいるのか。本当のところは分かりません。


震災前と、その後の世界観が変わり、日本を眺める風景が一変してしまったように感じます。

ただ世界では、そんな絶望の中でも、どんな災害に遭おうとも、日本人はとても秩序を守り、礼儀正しい民族という高い評価が浸透しているように思います。同じ日本人としてとても誇りに思います。



泣き喚いたところで起こってしまったことは何も変わらない。取り戻せない。

たぶんそれは、古代から永遠と繰り返し日本列島を襲った自然災害が、自分たちではどうしようもなく大きな自然の力に対する畏れを私たち民族の遺伝子の中に組み込んでいき、何事にも常に謙虚にならざるを得なかったからだろうと思います。崇高な理念理屈など打ち砕いてしまう自然の力をまざまざと感じてきたからだと思います。


壮絶な映像が中国でも流れたためでしょうか。

いま、中国の人々の心を動かしています。

中国の友人や知り合いからも「日本の家族は大丈夫か」という電話をいくつも受けました。

たくさんの人々が被災地の人々のことを心配し、応援してくれています。

広州の日本領事館に寄せられる義援金の半分以上は、中国の普通の人々、しかも日本とはまったく関係のなかった人からだそうです。利己的だと思われていた人々からの多く寄せられる気持ちに、現地にいる日本人の考え方も変わりつつあります。


遠くにいるから私は直接に何の手助けをすることはできません。

だからこそ、いま日本のためにここ中国で自分の仕事をやることが私の役目だと思っています。




日本の経済、政治に問題点があったことは否めません。

遠くからみていると、日本の遅々とした歩みに歯がゆさを感じています。

この大震災が、過去の日本のあり方を問い直し、新たな成長に向けての分岐点となるのでしょうか。

少し時間はかかるかもしれませんが、日本は必ず立ち直るだろうと思います。


ガンバレ日本!

patinhapatinha 2011/03/28 12:33 阪神大震災があったのが1995年だったんだよね。あの時もとても衝撃的だった。あの直後に私は奄美に就職したんだなぁ。
東北の大地震と大津波は海外在住だからこそ、日本の現状が分からなくてすごく不安になった。今でも不安。なんだかんだいって、生まれ故郷の日本があんな状態になっちゃうなんて本当に悲しい。

ZhenZhen 2011/03/29 21:07 今日、被災地の福島県相馬市から戻りました。
被災した方と直接お話しました。相馬から福島への道は、カーキ色の自衛隊のクルマが列をなしていました。おびただしい台数のパトカーと機動隊のバスが東北自動車道を北上して行きました。
そこには、明らかに平時ではない世界がありました。
でも、僕たちは負けないし、振り返らない。
1ヶ月前よりもっと素晴らしい日本を作るんだ。
だって、「明日は今日より素晴らしい」から。

ruruchanruruchan 2011/04/01 11:26 >patinhaさん。日本の空気が分からないからこそ、どれぐらい原発事故が危険なのか、どんな被災状況なのか分からず不安でしたね。実家に電話かけまくり、日本のニュースをチャックしまくりました。こんなに日本のことが心配だったことはないですね。
東日本大震災は、日本の転機になることでしょう。
>Zhenさん。実際に被災地に行かれた人の話は貴重です。僕も行きたいぐらいです。日本は必ず復活すると信じたいですね。

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2010-09-30 遠い雷鳴 このエントリーを含むブックマーク

青い光が、切れ掛かった蛍光灯のように点滅して室内を照らす。

光と同時に、カーテンの隙間からみえる遠くの暗闇に、名も無きビル群が浮かび上がる。

誰かがあの窓の光の中で暮らしている。

暗闇が怖くなくなってから、どれぐらいたつのだろう。


この7月、雲南省シャングリラにあるチベット仏教の寺を訪れた。

昼間でも寺院内は真っ暗で、いくつもの蝋燭が並んでいた。

高齢な僧侶から、まだ10歳前後ぐらいの若い修行僧もいる。

地面を這い、地面から寺院の外に広がる青空に響いていくような彼らのお経の重低音に、僕はしばし心を傾けた。


彼らは何を信じているのか。

寺院の中を巡り、ぎょっと目をむいた仏像に睨めつけられた。

「何も信じていないおまえが何しに来たのか?」と問われているようだった。

位置を変えてもその目はずっと僕をにらめつけている、ように見えた。

阿修羅の顔とはこんな顔なのだろうか。

たぶんこれは仏の顔ではなく、きっと私たち人間の顔だろう。


人は、実体のないものほど信じるのかもしれない。

それは神や仏や心、希望だったり、たまにお金だったり。


でも、人はそれでいいと思う。

形あるものはいつかは変化し、醜く廃れ、土に消えていく運命の中にある。

形のない変化しない永遠を信じて何が悪いのか。信じていい。

人は古代からずっと、そうやって生きてきた。


彼はもうこの世にいない。

突然、光輝く真夏の山の中に自ら溶け込んでいってしまった。

7月の山になってしまった。まだ30歳代だった。


心に響くもの。信じられるもの。そして誰かを救う力になるもの。

それを長い旅の途上で拾っていくのが、僕ができる小さな仕事なのかもしれない。

彼や人々が生きた証を、誰かに伝えていくことが僕にはできるかもしれない。


ゴロゴロという遠い雷鳴に、近くの優しい雨音が重なりはじめた。

もう彼が去った夏はとうに過ぎ、もう10月に入ろうとしている。


もう暗闇の中であっても迷わないでほしい。

いつかは晴れると信じられる、生きる強さを身に着けてほしい。

信じられる強さを、あなたの胸の中にも。


手のひらではつかめなくても、心でつかめるものはずだから。

本当に大切なものは目に見えないはずだから。

ZhenZhen 2010/09/30 07:38 久々にのruruchanの文章、読み応えありです。

>人は、実体のないものほど信じるのかもしれない。
真実がも知れない、いや、きっと真実だ。
形あるものは、みな諸行無常ですからね。

>手のひらではつかめなくても、心でつかめるものはずだから。
最後にグッと締めたね。

ruruchanruruchan 2010/10/01 10:04 >Zhenさん。諸行無常が真実であったとしても、それを実感するのは寂しいことです。でもそこから出発するというのが、未来を憂うことのできる人間の役目なのかもしれません。

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