そったく日記

三重県消防学校

30km完歩

17日、初任科は、忍耐力、体力及び気力の向上や達成感及び団結力の重要性を体感させることを目的に耐久訓練を実施しました。
大規模災害で道路が寸断されたため、徒歩で現地に向かい活動を行うという想定で、6班に分かれて、鈴鹿川河川敷、鈴鹿市消防本部中央消防署西分署、鈴鹿スポーツガーデン(昼食)を経て、鈴鹿青少年の森で搬送訓練を行い、西分署、鈴鹿川河川敷(搬送訓練)を経て消防学校へ戻るという30kmの行程で実施しました。




この日は、心配された雨も出発前には止み、最高気温も20度までしか上がらず、涼しい風が吹きわたるという絶好の訓練日和でした。
こうした好条件もありましたが、約10kgの荷物を持っての30km歩行と2回の搬送訓練を行うという厳しい内容を、ほとんどの学生が、余裕をもってやり遂げました。
今までの郊外コースではなく、初めて市街地を通るコースで実施したため、多くの方からも励ましをいただきました。

また、帰路、休憩で立ち寄った鈴鹿市消防本部中央署西分署では、7月に実施される東海地区救助技術指導会への出場を目指して、職員の方が訓練をされており、短い休憩時間でしたが、見学をさせていただきました。





この訓練をしていた中に、先週の先輩と語るに来てくれていた52期生の姿も有り、見学した53期生にとっては、刺激になったと思います。
訓練をしていた職員の皆さんには、頑張って、鈴鹿市消防本部の代表になって頂き、7月に三重県消防学校で行われる東海地区救助技術指導会に参加して欲しいと思います。

また、出発時と河川敷での搬送訓練を実施している時に、新聞社の取材があり、搬送訓練では一番小柄な女性の学生がインタビューを受け、「男子と比べ体力がないので、負けず嫌いの性格で乗り切った」と答えていました。





初任科生は、この耐久訓練をやり遂げたことを自信にして、これからも訓練に励んでください。
搬送訓練は、初めて体験した学生が多く、戸惑いもあったと思いますが、この経験を契機として搬送技術の向上を図って欲しいと思います。
また、長距離歩行の訓練は今回だけですが、休暇等を利用して、長距離歩行にもチャレンジして欲しいと思います。(K.A)

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