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2012/10/31

SSD 5機種

最新のSSD5機種とRAIDカードのパフォーマンス検証


少し時間が経ってしまったのですが、今年の夏頃に書いた検証レポートを公開します。

最新の機種と書きつつ、昨年のモデルのSSDが1つ混じっていたりなど、突っ込みどころはあるのですが、何かの参考になれば幸いです。


はじめに

昨今、記憶媒体装置の1つであるSSD(Solid State Drive)は、コンシューマー/エンタープライズを問わず、かなり普及してきている。

価格対容量のコストパフォーマンスや容量そのものに関しては、ハードディスクにかなわないものの、SSDの高いI/O性能(特にランダムアクセス)は非常に魅力的であることと、特に、低容量のもの(120GB以下等)であれば1万円以下で購入できる時代となってきており、コスト面に関しても手を出しやすくなってきている。

ところで、弊社のサービスで利用されているディスクの多くは、SATA/SASのハードディスクを利用しているケースが多い。

中には、Fusion-io社のioDriveなど、PCIe型の超高速I/Oデバイスを使用しているケースもあるが、まだまだコスト面では高価な存在であり、ハードディスクとの中間を埋めるデバイスのデファクトスタンダードとなりうる存在がSSDであることは、既に明白である。

そこで、SSDの最新モデルの中で、いくつか話題となっている製品を実際のサーバ上でI/Oベンチマークを取得し、各製品がどのくらいの性能値を出せるのかを確認する。

もう1つ、別の話題としては、今夏より弊社サービスの多くで利用されているDELLのサーバ(R210/R310/R410/R510/R610/R710)の新しいモデル(R320/R420/R620/R720)が出荷されはじめたことである。これだけではディスクI/Oの話とは無縁そうに見えるが、中で利用されているRAIDカードのモデルも一新されている。

RAIDカードは、キャッシュがついているモデルもあり、ディスクI/O性能を引き上げる仕組みがある。また、最近はそのキャッシュにSSDが使える技術(LSI社の製品では"CacheCade"と呼ばれる)も台頭してきている。

今回、新しいDELLのサーバで使える新しいRAIDカードについても、I/Oベンチマークの対象とし、どのくらいの性能レベルで利用できるのかをあわせて確認する。

本レポートでは、上記の通り、最新のSSDの各モデルや、最新のDELLサーバ製品で使えるRAIDカードに関するI/Oベンチマークの取得結果を公開する。これによって利用するサーバ(DB、キャッシュサーバ、ストレージ等)の特性によって、どのパターン(SSD、ハードディスク、RAIDカード...等)の記憶媒体装置を利用するかの判断材料の1つとなれば幸いである。

(開発環境のPC等に使うモデル選定にも役立てられる内容かもしれない。)

尚、時間の都合上、ディスクI/Oのパターン(シーケンシャル/ランダムアクセス)や、SSD、RAIDおよびRAIDコントローラ等の仕組みの話は、インターネットや書籍で多くの情報が公開されているため割愛し、今回はあくまでベンチマークに特化したレポートとする。

また、最後の「おわりに」の項にて、本検証内容の注意事項を数点記載しているため、あわせて参照していただきたい。


ベンチマーク対象

本レポートで、実際にI/Oパフォーマンスを確認してみたい事項は以下の通りである。

  • SSDの各最新モデルでのIOPS値やBandWidth(帯域幅)の性能比較
  • SSDを利用する際に、新RAIDカード経由/非経由のパフォーマンス比較

次に、比較する最新のSSDモデル一覧は以下の通り。

評判の良いモデルを中心に、様々なコントローラやNANDフラッシュメモリを搭載した各社の製品である。

-容量コントローラNANDフラッシュメモリ
Intel SSD 520240GBLSI(旧SandForce)製 SF-2281シリーズIntel製 25nm MLC NAND
OCZ VERTEX 4256GBIndilinx製 Everest2 (Marvell製 88SS9187 改良版)Intel製 25nm MLC NAND
OCZ VERTEX 3240GBSandForce製 SF-2281シリーズMicron Technology製 25nm MLC NAND
PLEXTOR M3 Pro256GBMarvell製 88SS9174-BLD2東芝製 24nm MLC NAND
Samsung SSD 830 Series256GBSamsung製 MCX (3-core)Samsung製 20nm MLC NAND

最新SSD 5機種


また、利用した新RAIDカードは以下のモデルとなる。

  • DELL PERC H710P Mini
    • コントローラ: LSI Logic MegaRAID SAS 2208 dual-core PowerPC ROC
    • キャッシュサイズ: 1GB

ベンチマークの前提/手順

利用サーバ

ディスクI/Oのベンチマークをする際に利用したサーバは以下の2種類を利用した。

新RAIDカードを搭載したサーバと、RAIDカードを搭載せずSATAポートにデバイスを直結できるサーバの2種類である。

また、ほぼ全てのケースにおいて、RAIDカードの利用有無の比較をするために、各モデルのSSDを2枚利用し、RAID0(ストライピング)を組んでいる

  • RAIDカード(DELL PERC H710P Mini)を搭載したサーバ
    • DELL R720 (Intel Xeon E5-2630, 8GB Mem)
    • RAIDカード有り(ハードウェアRAID / DELL PERC H710P Mini)
  • RAIDカード非搭載でSATAポートにデバイスを直結できるサーバ
    • ExPrime Server R-280-HW (Intel Xeon E3-1220L, 8GB Mem)
    • RAIDカード無し(ソフトウェアRAID)

尚、SSDは稼働部品を持たないため、通常のハードディスクと比較して、故障率と消費電力が低くなる傾向にある。

実際に、弊社ソーシャルゲームで利用している一部のMongoDBでは、ミドルウェアレベルでの冗長性(MongoDBのレプリカセット)が取れていることもあり、SSDを2枚使ってRAID0で稼働させ、ディスクI/Oの高速性を実現している。


利用OS/ファイルシステム

本レポートのベンチマーク環境で利用したOSやファイルシステムは、下記のもので統一した。

本来であれば、様々な種類での比較を行うべきだったが、時間の都合上、弊社サービスでよく利用されそうなものを選択した。

  • CentOS 6.2 (Linux version 2.6.32-220.17.1.el6.x86_64)
  • XFS

※XFSの作成・マウントは以下のパラメータで行った。

# mkfs.xfs -f -b size=4096 -i size=512 -l size=64m [デバイス名]
# mount -t xfs -o noatime,logbufs=8 [デバイス名] [マウントポイント]

利用ベンチマークツール

ベンチマークツールはfioのバージョン2.0.7を利用した。

今回、ベンチマークの取得に使ったfioコマンド/パラメータは以下の6つとなる。

まず、上から4つは、それぞれシーケンシャルリード/ライトとランダムリード/ライトのIOPSのチェックを主目的としていて、ブロックサイズは多くのシーンで使われそうな"4k"で設定している。

$ fio -filename=/data/test5g -direct=1 -rw=read -bs=4k -size=5G -numjobs=64 -runtime=10 -group_reporting -name=file1
$ fio -filename=/data/test5g -direct=1 -rw=write -bs=4k -size=5G -numjobs=64 -runtime=10 -group_reporting -name=file1
$ fio -filename=/data/test5g -direct=1 -rw=randread -bs=4k -size=5G -numjobs=64 -runtime=10 -group_reporting -name=file1
$ fio -filename=/data/test5g -direct=1 -rw=randwrite -bs=4k -size=5G -numjobs=64 -runtime=10 -group_reporting -name=file1

あとの2つは、ブロックサイズを大きくし、主にBandWidth(帯域幅)のチェック(シーケンシャルリード/ライト)を目的とする。

$ fio -filename=/data/test5g -direct=1 -rw=read -bs=32m -size=5G -numjobs=16 -runtime=10 -group_reporting -name=file1
$ fio -filename=/data/test5g -direct=1 -rw=write -bs=32m -size=5G -numjobs=16 -runtime=10 -group_reporting -name=file1

ベンチマーク結果

ここからは、ベンチマークの対象の項で挙げた、それぞれの確認事項ごとに記述する。


最新のSSD各モデルでのIOPS値やBandWidth(帯域幅)の性能比較

前項で記載した対象となる各SSDのI/Oベンチマークを取得する。

このケースでは純粋なSSDの性能の確認が目的のため、RAIDカードを経由せずにSATAポートに直結できるサーバを使用した。

各ケースでSSDを2枚使い、ソフトウェアRAID0(ストライピング)を組んで高速化している。またベンチマークツールは上記のfioコマンド6つである。

まず、以下の表・グラフはブロックサイズ4kのシーケンシャルリード/ライトとランダムリード/ライトのIOPS値である。(単位はIOPS)


-Intel
SSD 520
OCZ
VERTEX 4
OCZ
VERTEX 3
PLEXTOR
M3 Pro
Samsung SSD
830 Series
4k, sequential read152520111856150940110174108957
4k, sequential write5956760274611835849258570
4k, randam read110513113824147180113647111546
4k, randam write5748555994586885692456223

f:id:rx7:20121030001746p:image

シーケンシャルライト、ランダムライトに関しては全ての製品が、ほぼ均衡した値となっているが、シーケンシャルリードについては、SandForce製のコントローラを持つ、"Intel SSD 520"と"OCZ VERTEX 3"のIOPS性能値が高かった。

また、ランダムリードに関しては、"OCZ VERTEX 3"のみが高性能という結果となった。(Intel SSD 520とはコントローラの型番と、NANDフラッシュメモリが異なるが、ここまで大きな差がつくようには思えず、もう少し深い調査が必要。)


次に、ブロックサイズを大きくし、BandWidth(帯域幅)のチェックを行った表が以下である。(単位はMB/s)

-Intel
SSD 520
OCZ
VERTEX 4
OCZ
VERTEX 3
PLEXTOR
M3 Pro
Samsung SSD
830 Series
32m, sequential read971.3MB/s751.5MB/s865.9MB/s964.7MB/s1056.7MB/s
32m, sequential write623.4MB/s961.6MB/s655.8MB/s532.1MB/s866.0MB/s

f:id:rx7:20121030001747p:image

BandWidth(帯域幅)に関しては、シーケンシャルリードについては"Samsung SSD 830 Series"を筆頭に、上記の通り各SSDで個性が出ている結果となっている。

シーケンシャルライトも同様に値のバラつきはあるが、"OCZ VERTEX 4"および"Samsung SSD 830 Series"が優秀な結果といえる。


SSDを利用する際に、新RAIDカード経由/非経由のパフォーマンス比較

次に、SSDを使用する際に、RAIDカードを利用するとI/Oパフォーマンスにどう影響を与えるかを比較をしてみた。

利用したRAIDカードは、前項で記載した通り、"DELL PERC H710P Mini"といった優秀なRAIDカードを利用している。

尚、先ほど同様、各モデルの同一SSDを2枚使い、PERC H710P MiniによるハードウェアRAID0を組んでいる。

まずは、先ほどの各SSDのベンチマーク比較で、シーケンシャル/ランダムリードで良いIOPS値を出していた"OCZ VERTEX 3"について、以下の項目の比較を行った。

  • RAIDカード無
  • RAIDカード有 (Read Policy: Adaptive Read Ahead, Write Policy: Write Back)
  • RAIDカード有 (Read Policy: No Read Ahead, Write Policy: Write Through)

-RAIDカード有
(ARA, WB)
RAIDカード有
(NRA, WT)
RAIDカード無
4k, sequential read9486395328150940
4k, sequential write320783265361183
4k, randam read6149389614147180
4k, randam write313803181858688

f:id:rx7:20121030001748p:image

(※単位はIOPS)

まずは、IOPSの比較であるが、上記の結果通り、IOPS的な観点で見ると、RAIDカードを通さない方がパフォーマンスは良い結果となった。


-RAIDカード有
(ARA, WB)
RAIDカード有
(NRA, WT)
RAIDカード無
32m, sequential read1451.2MB/s902.2MB/s865.9MB/s
32m, sequential write3349.2MB/s645.3MB/s655.8MB/s

f:id:rx7:20121030001749p:image

(※単位はMB/s)

次にBandWidth(帯域幅)の比較だが、RAIDカードの有無は大きく影響していないように見える。

ただ、Read Policyを"Adaptive Read Ahead"(シーケンシャルのみ先読み)をすると、このオプションの効果は目に見えてわかるほどリードパフォーマンスが良くなり、Write Policyを"Write Back"にすると書き込みキャッシュへの保存で完結するように見えるため、ライトパフォーマンスは大きく向上している。


以下に、下記項目に関してのI/OベンチマークをSSD各モデルごとに記載しておく。

  • RAIDカード有 (Read Policy: Adaptive Read Ahead, Write Policy: Write Back)
  • RAIDカード有 (Read Policy: No Read Ahead, Write Policy: Write Through)

尚、今回は、比較対象にハードディスク(SAS 15krpm)も加えてベンチマーク比較を行った。


Read Policy: Adaptive Read Ahead, Write Policy: Write Back の表・グラフ
-Intel
SSD 520
OCZ
VERTEX 4
OCZ
VERTEX 3
PLEXTOR
M3 Pro
Samsung SSD
830 Series
SAS
15krpm
4k, sequential read971941029749486310569910458492446
4k, sequential write315333147732078321533133731801
4k, randam read647371023476149397008905743068
4k, randam write31170311023138031173310402541

f:id:rx7:20121030001750p:image

(※単位はIOPS)


-Intel
SSD 520
OCZ
VERTEX 4
OCZ
VERTEX 3
PLEXTOR
M3 Pro
Samsung SSD
830 Series
SAS
15krpm
32m, sequential read1605.6MB/s1345.8MB/s1451.2MB/s1610.7MB/s1508.8MB/s451MB/s
32m, sequential write3302.1MB/s3351.1MB/s3349.2MB/s3369.3MB/s3334.5MB/s3351.6MB/s

f:id:rx7:20121030001751p:image

(※単位はMB/s)


Read Policy: No Read Ahead, Write Policy: Write Through の表・グラフ
-Intel
SSD 520
OCZ
VERTEX 4
OCZ
VERTEX 3
PLEXTOR
M3 Pro
Samsung SSD
830 Series
SAS
15krpm
4k, sequential read9594898909953281073499200322057
4k, sequential write3184265723265330085322591040
4k, randam read511179657689614100538915382998
4k, randam write30900311863181831558311651216

f:id:rx7:20121030001752p:image

(※単位はIOPS)


-Intel
SSD 520
OCZ
VERTEX 4
OCZ
VERTEX 3
PLEXTOR
M3 Pro
Samsung SSD
830 Series
SAS
15krpm
32m, sequential read955.6MB/s702.5MB/s902.2MB/s943.2MB/s887.3MB/s281.5MB/s
32m, sequential write596MB/s891.1MB/s645.3MB/s798.8MB/s728.7MB/s101.8MB/s

f:id:rx7:20121030001753p:image

(※単位はMB/s)

結果は上のグラフの通りだが、今回の条件(ファイルシステム、書き込みパターン)においては、今回利用したRAIDカードを通すことで、シーケンシャル/ランダムリードは10万IOPS強、シーケンシャル/ランダムライトは3万IOPS強でスポイルされていることがわかる。

また、SandForce製のコントローラを使用している"Intel SSD 520"と"OCZ VERTEX 3"の両製品は、RAIDカードを通すことで、ランダムリードのIOPSの落ち込みが大きい結果となった。(他に"OCZ VERTEX 4"のシーケンシャルライトでのIOPS値については異常な落ち込みが見られるが、原因については深い調査が必要。)

尚、シーケンシャルアクセスについては、SASのディスクでも同様のパフォーマンスが得られていることから、シーケンシャルアクセスが多くを占めるケースでは、RAIDカードとSASディスクの組み合わせでも十分なパフォーマンスが得られる。


参考: 他デバイス等のベンチマーク結果

最後におまけ程度ではあるが、上記以外のデバイスにいくつかで、同様のベンチマークを取得した。

ベンチマーク測定を行ったデバイスは以下の通りである。

  • SASディスク(15krpm) * 4 + DELL PERC H710P Mini + CacheCade有り (RAID10, Read Policy: Adaptive Read Ahead, Write Policy: Write Back)
  • SASディスク(15krpm) * 4 + DELL PERC H710P Mini + CacheCade有り (RAID10, Read Policy: No Read Ahead, Write Policy: Write Through)
  • Fusion-io ioDrive Duo (ソフトウェアRAID0)
  • Amazon EC2 / High I/O Quadruple Extra Large Instance (SSDデバイス * 2 / ソフトウェアRAID0)
  • Amazon EC2 / High I/O Quadruple Extra Large Instance (EBSボリューム * 2 / ソフトウェアRAID0)

-SAS 15krpm
CacheCade
(ARA, WB)
SAS 15krpm
CacheCade
(NRA, WT)
Fusion-io
ioDrive Duo
Amazon EC2
SSD Volume
Amazon EC2
EBS Volume
4k, sequential read57410456058121111061124993
4k, sequential write31819331420859213453113
4k, randam read62736626083781111784020803
4k, randam write2468123519128187193614

(※単位はIOPS)


-SAS 15krpm
CacheCade (ARA, WB)
SAS 15krpm
CacheCade (NRA, WT)
Fusion-io
ioDrive Duo
Amazon EC2
SSD Volume
Amazon EC2
EBS Volume
32m, sequential read542.6MB/s309.4MB/s1177.1MB/s1268.7MB/s198.9MB/s
32m, sequential write3336.8MB/s138.0MB/s921.4MB/s1129.5MB/s69.1MB/s

(※単位はMB/s)


CacheCadeを利用したパターンでは、ハードディスクに加えて、SSDをキャッシュとして利用するため、最初の1回目のアクセスでは、SSDキャッシュを使わない数値とほとんど変わらないが、何度もアクセスを重ねるとキャッシュが効いてくるため、リードについては上記のような良好な結果となった。ライトについてはCacheCadeの恩恵はほとんど得られない結果となっている。

Fusion-io ioDrive Duoについては、今回のベンチマーク環境では想像に反した結果となった。アクセスパターンやファイルシステムを変えてみることで、おそらく期待通りの結果が出せると考える。

(実際、XFSではなく、Raw Deviceに対して、ブロックサイズ512Bの設定で、fioコマンドによるベンチマークを取得したところ公称スペック値に近い結果が得られた。)

また、これからパブリッククラウドサービスを利用するケースも多く出てくると考えられるので、最大手のクラウドサービスであるAmazon Web Servicesの仮想サーバである、Amazon EC2で選択できるデバイス2つ(SSDボリューム、EBSボリューム)に対して行ったベンチマーク結果も参考として記載しておく。

Amazon EC2のSSDボリュームは、ライトで伸び悩むもリードについては、シーケンシャル/ランダムアクセス問わず良好な結果を示している。また、EBSボリュームでもランダムリードで2万IOPSを超える結果を出すなど、単なるハードディスクボリュームではなく、バックエンドに何らかのキャッシュが存在していると考えられる。


おわりに

今回は、最新のSSD各モデル5種類を使って、弊社のサービスで利用しているような環境下でのパフォーマンス比較を行った。

その結果は上記に記した通りであるが、SandForce製のコントローラを採用しているSSDがシーケンシャル/ランダムリードの面で優れたパフォーマンスを出すことが確認できた。また、SSDを利用する際はRAIDカードを経由させずに、SATAポートに直接接続できる構成が望ましいこともわかった。

ただし、SSDの選定を行う際は、正確には下記のいくつかの注意事項を考慮すべきである。


1つ目は、本レポートでの各SSDは今回購入したばかりの状態でベンチマークを取得したことである。

SSDは一般的に劣化が大きくなるとパフォーマンスが低下する傾向にあるため、本来であれば、数百TBや数PB書き込んだ状態でのパフォーマンスもチェックし、耐久性も考慮すべきだろう。

また、その場合においてTrimコマンド(パフォーマンス低下を招く残骸データを削除するアクション)を発行した場合のベンチマークや、パーティションのアライメントを調整した際のパフォーマンスの比較は、本レポートでは確認できていないため、これらについても確認すべきである。


2つ目は、SSDを使用するケースは様々であり、ケースによってはスレッド数の大小や、扱うファイルサイズ(ブロックサイズ)の大小、IOスケジューラやファイルシステム等についてもそのシステムの特性により使い分けることになるため、そのあたりのバリエーションを考慮したパフォーマンス比較が、本レポートではできていない点である。


3つ目は、SSDをRAIDカード経由/非経由でのパフォーマンス検証を行ったが、例えばLSI製のRAIDカードであれば、FastPathと呼ばれる、RAIDカードでSSDを利用する上で最適化されたデバイスアクセスを行えるソリューションがあり、IOPSを飛躍的に向上させることができる模様なので、これらも比較対象として検討すべきである。


今後は、本レポートの結果だけでなく、上記についても、きちんと比較した上で今後のディスクデバイス選定の材料としたいと考えている。

最後に、完全に余談ではあるが、今回対象とした5つのSSDのパッケージを、近くの精鋭エンジニア6名に見せて、「パッケージだけ見て、どのSSDを買いたいですか?」と質問したところ、6名中4名が「Intel SSD 520」を選択したことを記しておく。Intel社のブランディング戦略はなかなか素晴らしい(違)。



Intel SSD 520 Series(Cherryville) 240GB 2.5inch Reseller BOX SSDSC2CW240A3K5

Intel SSD 520 Series(Cherryville) 240GB 2.5inch Reseller BOX SSDSC2CW240A3K5

2012/10/30

Linuxで全ユーザのコマンド統計を取得


"3日続いたら褒めて"シリーズに便乗して、僕も頑張ってブログを更新したいと思う。まずはライトなネタから。

タイトル通りですが、皆がオペレーションするようなサーバで他のユーザが主にどんなコマンドを使っているかをチェックするワンライナー。

# cut -d ' ' -f1 /home/*/.bash_history | egrep -v "^#" | sort | uniq -c | sort -r | head -n 10
   1587 sudo
   1165 ssh
   1020 exit
    934 ls
    922 tomahawk
    855 cd
    724 ll
    231 vim
    180 scp
    174 tomahawk-rsync

上位10件を指定すると、こんな感じで出力されます。sudo打ち杉やw

逆に最後をheadじゃなくて"tail -n [出力件数]"とか指定すると、マイノリティなコマンドが並んで、なかなか見ていて面白いですが、その9割以上がtypoで"exxit"とか、中には":q"とかなかなか恥ずかしい感じのコマンドが並びますw

以上、小ネタでした。それでは! =͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


2012/10/11

iPhone5

iPhone5を購入


iPhone5を買いました。以下Q&A形式で。


Q. どのモデルを買ったの?

ソフトバンク、黒、64GB。

予約したタイミングでは、テザリングはない代わりに通信料の制限なし、の情報だったのでソフトバンクで。

今、使っているiPhone4Sも黒の64GBなので、そこは据え置きな感じで。

(と思ってたら、この前の発表で、またテザリングなしモデルは無制限になった?)


Q. いつ、どこで?

新宿西口のヨドバシカメラで。

予約開始日から4日遅れること、9/18に予約。(予約で並ぶのが嫌だったので。歳を取ったものだわ。でも、おかげで全く並ばずに予約できた。)

お店から入荷の連絡が来たのが10/2のお昼。で、10/4の夕方に受け取りに行ってきました。

ちなみに、予約開始日でも会社の近くの電気屋では並ばずに予約できたみたいですが、ヨドバシカメラのポイントがたまっていたので、ヨドバシカメラで買いたかったんです>< (全額ポイントで充当できました...w)


Q. 一緒に購入した物は?

保護するために、アンチグレアなフィルム(安定のパワーサポート製)と、バンパー(下に写真有り)。

Lightningコネクタなケーブルは無かった。30ピンとの変換アダプタでもよかったけど、これも無かったな。

ちなみに、フィルムはヨドバシカメラで300円で、プロが超綺麗に貼ってくれます。このサービスは、ヨドバシでは秋葉原だけだと思っていたのですが、新宿西口店でもやっていました。

しかも、300円はヨドバシカードのアフターサービスポイントが使えたので、なかなか良い感じです。(修理代金等で使えるポイントなのですが使ったことなかった)

パワーサポート アンチグレアフィルム for iPhone5S/5C/5 PJK-02

パワーサポート アンチグレアフィルム for iPhone5S/5C/5 PJK-02

EdgeBand バンパー EdgeBand for iPhone5 BlackRimGreen EdgeBand5-007

EdgeBand バンパー EdgeBand for iPhone5 BlackRimGreen EdgeBand5-007


Q. iPhone4Sと比べてどう?

買ってから1週間使ってみましたが、一言で表現すると、「もう元に戻れません」

まず、一番最初に手に取って驚くのは、その軽さ。iPhone5を触ってからiPhone4Sを持つとずっしり重く感じます。わずか28グラムの差なはずですが、予想外にはっきり体感できます。

あと、本当に画面が広くなりました。縦に伸びたわけで、文章を読むのはもちろん、書くときも通常ソフトキーボードで下半分が取られるので、その状態での表示領域が広くなるのは嬉しいです。


LTEの快適さは、色々な人が言っているとおりですが、相当速くて画像が多いページなんかもサクサク見れて快適です。明らかに体感できるレベル。通勤電車でLTEが安定して入るエリア(川崎市内の一部〜都内の一部)だと、速度計測で速い場合で20〜25Mbps程度出ています。

LTEが捕まらない場合は3G接続となるわけですが、それでも4Sと比べて速い気がします。ネットワークがよくなったのか、端末のネットワークI/Oの処理がよくなったのかは分かりませんが。


あと、我が家の無線LANアクセスポイントは、802.11n対応なのですが、少し古いため5.0GHz帯しか対応していない状況。そこに、iPhone5でようやく、11nの2.4GHzだけではなく、5.0GHzにも対応してくれたこともあって、家の中でのWi-Fi接続もかなり快適になりました。うちの光回線でもUP/DOWN両方向ともに速度計測しましたが、50Mbps超出ていて本当に快適。


ただ、巷で言われているとおり、ソフトバンクのせいなのか、LTEが入らないエリアでは探しにいくせいなのか、バッテリーの消耗が激しい感じがします。(なので、よく使う移動中以外はLTEをOFFるようにしています...)

この辺は改善してほしいところだなぁ。


あとは、Lightningコネクタ・・・。今までの資産をそのまま使えなくなる(変換アダプタは発売されますが、ビデオ出力等には対応していない...)のは残念ですが、明らかにコンパクトになって進化していると思われるので、受け入れるべき形だと思っています。


Q. iPhone5の写真見せてよ


iPhone5 iPhone5

いつも箱を開ける瞬間は興奮します・・・!


iPhone5 iPhone5

表面と裏面。裏面のアルミの質感はなかなか良いですね。どうせならオールアルミでも良かったと思うのは僕だけだろうか。

いつもは裏面も保護フィルムを貼るのですが、今回は触り心地も気にいったのでむきだしのまま使ってみようと思います。(後述のバンパーはつけますが)


iPhone5 & iPhone4S iPhone5 & iPhone4S

iPhone5 と iPhone4Sの比較。


iPhone5 & iPhone4S iPhone5

サイズ的に縦に長くなっています(画面の解像度も広くなっています)が、薄さはこの左の写真のように薄くなっているのが良いですね。

右は、ちょっと思うように綺麗な色に写らなかったのですが、バンパーを購入して保護目的で取り付けています。サードパーティのものですが、仕上がりはなかなか良くて気にいっています。(ポルシェGT3の色合いのイメージで取り付けたのですが、よく見たらジャイアンツカラーっぽいw)

それでは! =͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́


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オススメ (一部は、最近読んでいる本とも言う)
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