プラハのプラネタリウム
近所なので何度か訪れているプラネタリウム。ストロモフカ公園のはずれにあって、行くまでのお散歩も楽しい。
プラネタリウムの前には、公園の中にトラムの線路があって、トラム撮影お気に入りスポットのひとつ。
すぐそばには、代表的なセセッション建築で有名なVýstaviště(プラハの展示会場)や、こんなネオ・ルネッサンスの建物も。
プラネタリウムの建物に入ると、中は充実した常設展示と特設コーナーもあるミニ・天文学博物館のようになっていて、上映時間より少し早めに行くべし。
アポロ関係の資料やら巨大な地球の模型なんかもあって、子供も大人も楽しめるようになっています。
特設コーナーで今回目が釘付けになったのが、この写真。
宇宙実験での一枚。無重力のなせる芸術にうっとり。
そして、のしのしと歩き出しそうな巨大なプラネタリウム。
いつ行っても10人以上お客がいたためしがなく、存続が心配ですが、プログラムも本格的でオススメ。オールチェコ語でワケがわからずとも、ギャラクシー、スーパーノヴァなど宇宙用語、そして今回は“夏の大三角形”のお話だったのですが、こと座のベガ、白鳥座のデネブ、わし座のアルタイルなど星の名前も万国共通。
銀河系にあるいろんな色や形の星雲の紹介や、黄道の話、星ひとつひとつが独自に動いているので遠い未来には今のような星座でなくなってしまうこと、今の北極星がこと座のベガになる時代が来ること…暗いなか、ふかふかの椅子に座って津嘉山正種さんばりのナレーションでこんな話を聞いてると、ついウトウト…の一瞬もありましたが、夏の空を堪能。
今回の話に出てきたケプラー(コペルニクスの地動説を研究してた)はドイツ人ですが、17世紀のはじめ、プラハのツェレトナー通りに住んでいました。時の統治者、ルドルフ2世は変わり者だったらしいけれど、錬金術とか天文学とかに興味があった人で、おかげでこの時代、プラハは各国から素晴らしい学者たちが集まって独特の雰囲気があったんじゃないかと想像。。。
“太陽の見かけの動きを測る”ための模型(→専門用語があるのでしょうがわからない…)がプラモデルのように売られていました。木版の作成キットから作れる自信もなく、使い方もよくわかんないから買わなかったけど、なんだかかっこいい。。。64コルナ。
旦那は嬉しそうに星空マップを購入♪ 今の空の星座の見え方がひとめでわかるスグレモノです。
開館時間:土〜木(金曜休み)8:30-12:00(週末のみ9:30〜), 13:00-20:00 行き方:トラム5,12,14,17番“Výstaviště”駅下車。Královská obora 233, Praha7 URL:http://www.planetarium.cz ※プログラムの詳細はサイトで確認できます。ちなみに私たちが見たのは、毎日曜日17:00〜の“Krásy letní oblohy”(『夏の空の美しさ』という番組(1時間程度)。60kč(約400円)
その後は、すぐそばのトラムのVýstaviště前にある、掘っ立て小屋みたいなホスポダで一杯。フラバルゆかりのニンブルクの地ビール。
いつも浮浪者っぽいひとたちで賑わっていますが、このビールをフラバル的に?飲める場所はプラハでおそらくここだけでしょう。。。(ビールのデパート、Pivovalský důmなどでは頼めるでしょうが)
暑いとき、人はどこでもビールを飲み、犬はといえば。。。