シャクナゲ色とは

福岡県豊前市犬ヶ岳(1130.8m)の稜線はシャクナゲが満開であった。

中学校で習った尾瀬の歌にシャクナゲが出てきていた。
あの有名な「夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬・・・」という歌だ。


それ以来、シャクナゲ尾瀬まで行かなければ見ることのできない
とても貴重な花なのだと思い込んでいた。それはおそらく、
「石楠花(しゃくなげ)色にたそがれる。はるかな尾瀬 遠い空」という部分が原因だと思う。

「はるかな尾瀬」、「遠い空」とかいう言葉が続くとずいぶんと貴重なものに思えるのも無理はない。


しかし、ある程度高い山であれば、近場の山にも咲いているのだ。
今回はじめて、満開のシャクナゲを見ることができた。


稜線上にはこのような情景があちらこちらに。
新緑に映えてとても美しかった。


来年のこの時期も機会があればまた行きたい。
いい山であった。