水だし茶 田舎編
梅雨の晴れ間は、もう真夏のような暑さです。 食卓の上にいつもあった魔法瓶は片隅へ、代わりに大きなヤカンが蛇口の下で滝を打たれています。 そうです水だし茶の季節です。<水だし上ほうじ茶のいれかた>
一、おいしい水を用意します。 生水で水だし茶を作るとすぐに悪くなるので一度沸かします。 水道水の場合もカルキ臭があるので、沸かしたり炭を入れたりしておいしい水にしてください。 水がまずいと絶対おいしいお茶は飲めません。
大量のお湯を沸かすときは、羽釜が大活躍です。 五右衛門ぶろのミニチュア版です。 炎が当たる面積が大きいのでお湯があっという間に沸きます。 ちなみにこの写真では左が飯炊き中でその火加減調整でよけた薪を使って右隣の羽釜でお湯を沸かします。
三、冷えたところで、上ほうじ茶の茶葉を入れます。 ヤカンの上にざる(茶漉し)がハマっているタイプのヤカンです。
茶葉の量は写真では茶匙を使っていますが、本当は手で二掴み程いれます。 一時間ほどしたら茶漉しをヤカンから上げます。
冷やしてから茶葉を入れるのがポイントです。 熱湯を注いで入れる上ほうじ茶とは一味違った水だし茶の味になります。
高温の場合と低温の場合と抽出温度でお茶から出てくる成分が違うそうです。
夏は麦茶!という方も是非、水だし上ほうじ茶をお試しください。