今日は久々に仕事と関係ない仕事をしてみた。特許相談会。日ごろ思いついたアイデアが特許とか発明になりそうか評価してもらう会。なんだか敷居が高そうだったが、具にもつかないアイデアをふむふむと聞いてくれた。もちろんアイデアと言っても会社の売り物に絡む部分(いわゆるITを使った・・・)に限定されるので、僕の自慢の「傘」とか「山手線」とかの発明は出せなかった。

まあ、結局「特許と言うにはオリジナリティーが・・」とか言われて見送られた。

同世代の企業人を見つめて悩んでしまうこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

今日まさに40台・大企業・主に社内の企画系に携わる優秀な学校を出た人々と会ってきた。というより僕の仕事の相手はほとんどそういう人だ。

大組織の大組織たるゆえんは、大きな枠組みの中で広義の「知の創出」に専念してさえいれば、そこから先の「泥仕事」(「勉強好き」で「勉強ができて」高学歴の人たちは「組織の外に開かれた対人能力」を必要とする「カネに絡む」ような仕事をよくこう表現する)は誰か別の人がやってくれる(効率のよい分業みたいなものかな)、という仕事がかなり多く存在していたし、今も存在しているからだ。けっこういい仕事なのですよ、これが。見ていて羨ましくなるほどに。元「勉強好き少年」たちにとっての温床であり続けてきたが、ここがこれからは危ない。

と言ってくれるのはありがたいが。これからは危ないって言われても、明日からその人たちが危機にさらされるわけじゃない。少なくとも彼らはあと5年は(もしかするともっと)今のやり方でも生きながらえるだろう。そして何を隠そう自分たちもその40台・大企業・内向きな人々を大得意のお客様として商売している。これって何だ。

これからは危ない、と言われているおじ様方が本当に危なくなったときは、彼らにパラってる自分も一緒に沈没するってことだな、これは。で、それは絶対いやなんです。どうしたらいいんでしょう。