MBA経営戦略

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昨日に続いてGlobis本。こっちは今まで読んでなかった。クリステンセン、ジェフリームーアと読んだので、そろそろ保守本流を読んでみるかと思って手にした。

90年代の終わりに書かれた本だけあって、ちょっと例えが陳腐化している。(その頃の日本の環境をベースにした具体例を挙げているから仕方がない。内容としては、代表的な戦略の分析、立案のパターンの紹介が7割。残り3割がそれをどうすれば実現できるか、という部分について。全部で200ページ足らずの入門書的な本と言うこともあってパターンの紹介は表面的になってしまっているように思える。

思ったのは、戦略論も進化しているんだなということ。80年代とか90年代とかに大前研一さんとかの世代が打ち立てた基礎理論(PPMとか5つの力とか)ってのは、もう企業戦略の中である意味ずっと変わらず有効なフレームワークだと思い込んでいたんだけど、今月読んだいろいろな本の中身とこの本を読み比べると、随分突っ込み甲斐がありそうだった。クリステンセンとかムーアの個別分野の分析の方が、ずっと現実のビジネスの流れにマッチしているように思える。(本当に個別分野なので「経営戦略」という広いエリア全般には適用できないだろうけど)。戦略論にも賞味期限があるということなのだろう。

※瑣末なことだけど、この本ってトーンが暗い。90年代末の日本のマクロ環境が最低のラインにいたころに書かれた、という時代背景の関係だろうけど、日本企業に対する見方がとても悲観的で

  • アメリカンスタンダード=グローバルスタンダードという決め付けが強い
  • 日本企業=すべてダメ(悪さ加減の記述が結果論で一面的)的な書き方

なので、読んでいて悲しくなってしまう。(まあ、確かにそういう時代背景だったので仕方ないけど)

その後の日本経済の変化(金融市場の変化とかITがビジネスに与える影響とか)があまりに大きいということもあるので、そろそろ改訂版出した方がいいのでは、と思った。もう出してたりして、Globisさん。

角煮

とろけるように柔らかい「豚の角煮」を手抜きで作る - GIGAZINE

に触発されて、実際に作ってみた。

結果:

  • 手抜きなのに丸3時間もかかったよ
  • オプションとしてゆで卵も入れることにしたら、結局3時間ほぼ付きっ切りになったよ
  • 汗びっしょりになったよ
  • 「ヤマサの昆布つゆ」にすべきところを「ヤマキかつおつゆ」にしてしまったよ。最低


これから煮込むぞ!というときの図
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DSCF0748 posted from フォト蔵

かつお風味の豚の角煮。味見は明日のお楽しみ。トロトロではなく、ダメダメな予感。