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2007年12月14日
■[Diary]代表的なヨーロッパの詩人
ヨーロッパの文学史において代表的な詩人を100人くらい選んでみたいと思う。
コメント、ブックマーク、トラックバックなどで、「この詩人が足りない」「この詩人は含めなくともよい」といったアドヴァイスがいただけると嬉しいです。
現在100人
以下の基準で選んだ。
- ヨーロッパ文学の歴史の中で、後続に大きな影響を与えたないし今後大きな影響を与えると思われる詩人を選んだ。知名度や海外における評価、ノーベル文学賞も考慮した。日本における評価も考慮した。
- 詩とは、叙事詩(epic)・叙情詩(lyric)・劇詩(drama)のことである。
- ホメロスから現在までを期間とした。
- 自分の好き嫌いはできる限り抑えた。
- 哲学者・批評家・散文作家として影響力が大きくとも、詩人として影響力が大きくない文学者は除いた。例えばショーペンハウアー、ニーチェ、ジョイスなど。
- 南北アメリカの詩人は除いた。また、ダリオ、タゴール、パブロ・ネルーダ、デレク・ウォルコットといったポスト・コロニアルの詩人も除いた。ただし、イギリスの詩人に含まれることもあるT・S・エリオットだけは例外的に採用してある(外そうかどうか迷った)。
- これは決して詩人の文学的・芸術的な価値を決めるものではない。単に海外文学を学ぶときの「手引き」とするためのリストに過ぎない。
id:finalvent:20071215:1197676175
トラックバックをいただいたので。
>というかなんとなくこれ日本臭い印象もある。
>キリスト教の背景がないと読めない
それは言うまでもない。ただ、「キリスト教の背景」と十羽一絡げに言うのはあまり良くないと感じる。キリスト教というとあまりにも漠然とし過ぎていて、例えばダンテを学ぶときの「カトリックの背景」とヒーニーを学ぶときの「カトリックの背景」を同じように考えてはならない(端的に言えば、土着化の問題は無視できない)。韻文文学に限定すると、ギリシア・ローマ神話も同等に必要性が高いと思う。
はい。もし欧米というくくりにすれば、ラテン・アメリカの詩、オーストラリアの詩、インドの英語詩なども範囲の中に入れなければならないだろう。ホイットマンの日本語訳に関しては、新しく出た光文社の訳が興味深いと思う。
ヘシオドス
サッフォー
ルクレティウス
オヴィディウス
ボッカチオ
キアブレーラ
アリオスト
トルクァート・タッソ
マンゾーニ
レオパルディ
カルドゥッチ(1835〜1907)
パスコリ(1855〜1912)
ダンヌンツィオ
ウンガレッティ
モンターレ
クァジモド
チョーサー
マロリー
ジョン・ダン
ドライデン
コールリッジ
T・S・エリオット
ヒーニー
クレティアン・ド・トロア
ヴィヨン
ロンサール
マレルブ
ラ・マルティーヌ
ネルヴァル
プレヴェール
ハルトマン
クロプシュトック
バラトゥインスキー
レールモントフ
ブロツキー
ケベード
ゴンゴラ
ヒメネス
ガルシア・ロルカ
ミツケヴィチ
シンボルスカ
ミオシュ
シュピッテラー
カール・ギェレルプ
ハイデンスタム
カールフェルト
セフェリス
エリティス
ヴィクトル・ダイク
ヤン・ネルダ
僕はイギリスしかよく知らないんですが、『指輪と書物』のロバート・ブラウニングは学ぶべき代表詩人かと思います。あと同じくイギリスでクリスティーナ・ロセッティも知名度の高い女性詩人ですが、リスト入りさせるべきかは迷いどころ。
他の国はぜんぜんわかりません><ご参考まで
「カルドュッチ」ではなく「カルドゥッチ」が表記法としては一般的であるように思います。
キアブレーラはたとえばイタリア詩の韻律学の観点からみると非常に重要な詩人だと思いますが、国際的な知名度は、他と比べて(たとえばタッソーと比べて)、どうなんでしょうか。タッソーやアリオストに比べれば、落ちるような……
また、リストにないものでは、メタスタージオの名を挙げておきます。劇詩のジャンルで非常に活躍した作家で、たとえばモーツァルトのオペラなどにも採用されています。
>イタリア
カルドゥッチ直しておきます。メスタージオは『皇帝ティートの慈悲』で知りました。いろいろと、イタリア詩人に関する助言ありがとうございます。リストに反映させておきます。
>イギリス
イギリス文学専攻なので、その辺りは本当は入れたいところです。シェリー、キーツ、テニソン、アーノルド、ロセッティ兄妹、ラーキン、ヒューズ、トニー・ハリソン、サイモン・アーミテージ……。イギリス・アイルランドの詩人100を選ぶ機会があれば、ブラウニングもクリスティーナも入れたいと思います。