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月村了衛の月録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-03

猛暑お見舞い申し上げます

・とんでもない猛暑が続いております。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
昨日眼科に行ってきたのですが、連日の疲労のせいか、
よりによって視野検査の真っ最中に意識が飛んでしまいました。
結果にはあまり影響はなかったようですが、いろんな意味で危険を感じる今日この頃です。

・おかげさまで「週刊ポスト」に一年以上にわたって連載して参りました『東京輪舞』最終回
無事脱稿致しました。
これから単行本作業に入りますので、連載中よりも厳しいスケジュールとなります。
また「週刊新潮」連載中の『欺す衆生』もいよいよクライマックスに突入です。
最後まで全力を尽くすべく日夜執筆に励んでおります。
どうか御期待下さい。
また併行して新連載の構想を早急に数本まとめねばなりませんので、
いろんな意味で危険を感じる今日この頃です(二回目)。

・今月七日に『機龍警察 火宅』の文庫が刊行されます。
なぜ『火宅』かと申しますと、各短篇の掲載時、アンソロジーへの収録時、単行本化の際に
そのつどゲラをチェックしておりますので、比較的時間をかけずに文庫化が可能であった、
というのが理由です。
逆に申しますと、書き下ろしである『暗黒市場』『未亡旅団文庫化のためには
一作につき最低でも三週間は必要で、現在の私の状況からすると
それだけのまとまった時間を取ることは到底不可能です。
この状況は来年以降も変わりませんので、
ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

2018-07-13

『東京輪舞』

週刊ポストに連載中の『東京輪舞』。一年以上にわたって書き続けてきましたが、
いよいよ最終回に着手します。

昨夜は並行して執筆している週刊新潮連載の『欺す衆生』第43回を脱稿したところなので
もう全身ガタガタですが、
気力を振り絞って最終回に臨みたいと思います。

2018-06-24

日本推理作家協会 書評・評論募集 最終締切迫る

日本推理作家協会創立七十周年記念事業の一環として開始された書評・評論募集も、
いよいよ最後の締切が近づいて参りました。
最後の締切は六月末です。

今回は常連の方から思わぬ方まで、いろんな方から力作が寄せられております。
まだ間に合いますので、ミステリに関し一家言お持ちの方は是非ご参加ください。

2018-06-10

現在と未来のすべての読者へ

私、月村了衛小説家です。
過去に脚本家を生業としていたこともありますが、すでに廃業しております。
(しかし私は、過去に手掛けたすべての作品に対し、全力で取り組んだという誇りを抱いております)

私が今後脚本を手掛けることは一切ありません。
小説家として、ひたすら小説を書き続ける所存です。

また、誤解なさっておられる方もいらっしゃるかもしれませんので
ここに改めて申し上げますが、
「白井千秋」なる名義は過去に脚本を手掛けた特定の作品において一度限り使用したもので、
小説家としての筆名でもペンネームでもありません。

現在の、そして未来の読者の皆様へ、
以上、謹んで申し上げます。

発売中

徳間時代小説文庫『水戸黄門 天下の副編集長』が発売されました。

ことに時代小説通の皆様に全力でお薦め申し上げます。

新進気鋭の時代小説家・谷津矢車さんが解説を執筆して下さいました。
この解説だけでも読んでみて下さい。
どうぞよろしくお願いします。

2018-05-31

男達のバラード

去る五月二十八日、日本推理作家協会賞贈賞式が行われ、私も出席致しました。
受賞者の皆様、改めましておめでとうございます。

さて、二次会会場に赴いた私は案内された席に座ったのですが、
背後のスペースはかなり高くなっており、濛々と紫煙が漂っております。
どうやら喫煙スペースのようで、ダークスーツを着た男達が三、四人くらいで
立ったまま無言で煙草を吸っておられます。
薄暗い照明だったのですが、よく見るとKADOKAWAの遠藤さん(文芸・ノンフィクション局の偉い人)の顔が見えたので、同社の編集者の皆様であったのでしょう。
私の位置から見ると、アオりの逆光、しかもスモークが焚かれたような効果があって、
大変にキマっております。
よせばいいのに、私は振り返って申しました。
「そっちのスペースだけ空気が『孤狼の血』みたいですねー」
すると中の誰かがすかさず
「それは遠藤さんだけです!」
遠藤さんは一瞬ニヒルな笑みを浮かべ、ただ黙々と煙草をふかしておられました。

それにしても――
人は何故、原稿の締切が切迫してくると
かくも無用なる文章を草してしまうものであろうか。