Qt LGPL版を入れてみた。

Qtってのは、プラットフォームを選ばないGUIツールキットです。
2009年3月にLGPL版が出た事でさらにとっつきやすくなりました。
Qt LGPL版の利点は、

  • オリジナル部分のソースコードの開示は強制ではない事。
  • ただし、開示されているソースコードを改変して使用した場合は改変部分のコードを公開する必要がある

つまり、Qt LGPL版を使って作ったオリジナルなプログラムのソースコードは晒さなくてもいいけど、
Qt LGPL版自体のコードを改変したり、オリジナルのソースコードが開示されているものを改変して利用した時は、その改変した部分のコードを開示してね。
というもの。
またQt LGPL版を使ってライブラリを作った場合、それを使うプログラムのソースコードは開示しなければならない。
これによって、有用なプログラムやライブラリをQt LGPL版で開発しやすくなったわけです。


しかし、参考になるページが日本ではまだ少ないのが残念。
英語のリファレンスなら豊富にあるんだけどね・・・


今回は実用的な部分までは行きませんが、
導入と、QtCreatorでのビルドの仕方と、スタティックリンクする手順の3つを書きます。

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