ダーティペアの大脱走

ダーティペアの大脱走 (ハヤカワ文庫JA―ダーティペア・シリーズ)ダーティペアの大脱走 (ハヤカワ文庫JA―ダーティペア・シリーズ)
高千穂 遙

早川書房 1995-07
売り上げランキング : 181711
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 ずいぶん久しぶりに、このシリーズを読みました。そもそも最初のノベルズ版なんかは1994年に出てるんでしたっけ。もう10年以上前だ(^^;
 今回はとあるネット関係の友人からまとめて借りて、そのままになっていた(Yさんごめん)のを発掘したのがきっかけで読みだしたんですが、さすが大御所、ほとんど古さを感じさせません。
 この話は主人公二人組、ラブリーエンゼルことダーティペアのひとり、ケイの一人称で語られます。で、まあこのケイの口調が少々独特なんで、受け付けない人もいるかもしれませんが、それさえクリアーすれば感情移入もしやすく、比較的わかりやすい古典的ライトノベルといえるでしょう。特に今回はケイの周りを中心に事件が起こるので、よりその傾向が強く出ています。シリーズによっては違ったりする場合もあるのですが。
 ただ本書を最後に一度中断した経緯があるため、ラストがちょっと変わった終わり方になっています。これは賛否両論あるでしょうけど、今読むならすぐに次も読みたくなってしまうでしょうね。話が続いている訳でもないでしょうが。
 ということで近いうちにまた同シリーズの感想を書くことになると思います(^^;