終わった

十日町シネマパラダイスでの上映および舞台挨拶が終わりました。


生まれて初めての自分の作品の映画館上映。
十日町の映画ではあるけれど、東京のそこらへんの単館映画館よりもずっと映画館として完成されていた。
去年タナカカツキさんがブルーレイが再生できる映画館が無くて、困ってた印象があったけど、シネパラはブルーレイも対応していた。音響に関してもも日本有数の環境らしい。

いい映画館を作る事は地方にあるかどうかが問題なのではないなと思った。
東京の(特に歴史のある単館は)映画館は結構中身を変えたり出来ないだろうしね。
毎日営業してるからね。


映画館デビューはやはり緊張しました。
日大の仲間達が見に来てくれて、本当に嬉しかった。
彼らが言うには僕はかなり緊張してて背筋がピンとしてたみたい。体が固まっちゃってたのね。
それに森塾の仲間の坂井さんとご友人達も遠い所から来てくれました。
ありがとうございます。


自分の映像を映画館で見れるっていうのは、単純にすごい感動的だった。
内容に関しては色々と自分なりの反省もあるし、まだ未熟だなと思う部分も
確かにある。
けれど、今は頑張ってきた1年半の制作期間、そしてそこに至るまでの努力を素直に誉めたい。
映像で誉められるなんて事、ずっと無かったし、絵を描いても彫刻をやっても
今まで殆ど無視されるような感じだったから。
いつか美術辞めるんじゃないかと思って不安になったり、誰も認めてくれないんじゃないかと思ってた時期もあった。
自信喪失を起こして、それでも踏ん張ってやってきた。
寝られなくなった夜は数え切れない。
だから、映画館上映は大きな意味がある。

今まで積み上げたもの。それは決して効率のいいものでもなかったし、スムーズに来たわけじゃない。けれど一つの結果が出たことを素直に喜びたい。


もちろんこれがスタート地点で、ゴールではないし、反省すべき点、向上すべき点は謙虚に受け止め次に繋げていきたい。
慢心することなく、日々を丁寧に、楽しく、そして周りの大切な人を大切にしていくのだ。


美術家を貫きたい。
美術家の映像ってこんなものだろうか?
もっと色々な可能性があるような気がする。